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2016.2.20 『坊主山』(791m)

 

 この週末はまた天候が良くない予報。

とりあえず昨日(金曜)の夜Hiromiを拾い、日勝峠方面に向けて出発した。

しかし、天気の状態が気になるので、穂別キャンプ場で車中泊。

穂別キャンプ場と言っても冬は誰もおらず、除雪もおおざっぱ。

ただ、辺りは異常に積雪が少ない。

20時過ぎに到着した段階では気温がまだプラスで、雪は融けた状態だった。

 

 久しぶりの車中泊に、「かんぱーいっ!!」。

しかし、この日3月15日退職予定の私は、有給休暇消化の初日であり、前夜の深酒が災いして調子悪し。

それでも飲兵衛は決まった量を飲まなくては満足せず・・・

 

 今朝7時近くに目が覚めた。

いや、今朝はどういうわけか、Hiromiが先に起きた。

二日酔い・・・

頭がクラクラしている。

そんなに飲んだつもりはなかったのだが・・・

外は青空だ。

「Hiromi、坊主山に登るかあ!?」

「いいですねえ!」

Hiromiは私の提案に、ほとんどの場合肯定してくれる。

更に、天気予報をチェックすると、今晩の予報がひどく悪いので、「坊主山に登ったら帰るかぁ?」

「うん、帰ってサイゼリヤに行く?」

と、どこまでも私が望む路線を走ってくれる。

 

 8時15分、道々から登山口への林道に入り、1.3km進んだ地点に駐車スペースを見つけてスタート。

林道はさらに奥まで除雪されていたが、登る楽しみがなくなるので、適当なところをスタート起点としたわけだ。

そして今回は駐車地からすぐ東の沢に降り立ち、小さな渡渉を経てしばらく沢沿いを東に進んだ。

雪が異常に少なく、笹がむき出しだ。

進路はしばらく東に取り、やがて北から派生する尾根に乗る。

どこまでも笹が露出しており、時には積雪0で、スノーシューを装着しながら、土の上を歩く場面も・・・

 

 9時50分、林道合流。

私は地形図もGPSも持っていない。

しかし、複雑な尾根をめぐり、目指す地点に到達できる。

これはこの山域をよく知っているだけではなく、生まれつき方向感覚が人一倍優れていることによるものと思われる。

私が常日頃から口にしている「脳内GPS」。

 

 一旦林道にで出ると、そこは完璧にブルドーザで除雪されていた。

それは夏道の登山口を過ぎてもまだ奥まで続いており、どうやら造材用のトラックが往来するためらしい。

 

 10時50分、夏道登山口。

ここからが面白くて素晴らしい。

美しいカラ松林の中を東に進路を取ると、急斜面の登りを経て一気に視界を遮るもののない世界に飛び出す。

夏は緑の美しい笹が生い茂る一帯だ。

その後はメルヘンチックな世界を夢見心地て歩を進め。わずかな急登を経て頂上に至る。

 

 12時10分、頂上着。

天候がもってくれたことに感謝。

下山はまたルートを変えて、夏道を利用したあと樹林帯の急下降を経て林道へ。

低山だが、チャレンジのしようによっては色々楽しめる、素晴らしい山である。

 

 

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