北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2016.12.11 『553mP』~『609mP』(夕張)
いやあ、この週末はやられたぁ、雪に~
札幌市白石区の勤め先では、昨日の朝出勤した時点で33cmの積雪。
それから日中も降り続き、更に30cmが積もり、計60cmを超えてしまった。
12月にこんなことは初めての経験だ。
そして私が住む江別市も24時間で40cmの降雪があり、
やはり12月としては経験がないほどの大雪となった。
昨夕仕事を終えて帰宅し、山に向かう予定を変更して、
大雪の処理をし、Hiromiと「サイゼリヤ」へ。
一週間に一日しかない12月の貴重な休日の前夜を、ゆったりと過ごした。
今朝また時間をかけて除雪をし、9時前にHiromiを迎えに行った。
するとHiromiもまた除雪に追われていた。
天候は相変わらずすぐれず、「さてどうしたものか・・・」と思いつつ、夕張に向かって車を走らせた。
雪が降り積もって間もない車道の走行は心地よく、アスファルト路面より静かだ。
夕張に入ると、やはり12月にしては雪が多い。
そこで今春登った無名の『609m』ピークに登ることにした。
この山は国土地理院の地形図から拾ったもの。
夕張にはそんな無名ピークがゴロゴロしている。
入山は北清水沢の国道452号線沿い、「ワサビ沢」砂防ダムからだ。
まず車の駐車スペースをスコップで掘り出して確保。
「ワサビ沢」は水量の少ない小沢で、
入山後すぐ小尾根に取り付き、急登を経て広い針葉樹林帯に入る。
緩やかな勾配の樹林帯を登って行くと突然前が開け、北海道電力管理の送電線直下に出る。
送電線の下は広く草が刈られているので見通しが効く。
そこから笹の急斜面を登ろうとしたが、
案じていた通りまだ半端な雪の下の深い笹に、スノーシューごと飲み込まれた。
しかし幸いなことに、送電線の保守管理用の刈り分け道が続いており、しばらくそれを利用して高度を上げた。
ただ、それも長くは続かなかったので、刈り分け道から外れて笹の斜面を登ることとなった。
それでもその下部でスノーシューを飲み込まれたほど深くはなく、
ゆっくりゆっくりズボズボ埋まりながらも一歩一歩登る。
ラッセルは小刻みに交代だ。
やがて明瞭な「553m」ピークに達する。
この頃になると吹雪出し、体感温度がグンと下がる。
「553m」ピークからは一旦平坦な地形となり、
は細尾根の急登を経て『609m』ピークに立つ。
名も無きピークではあるが、「ここがピークなんだ」とはっきりわかるのがいい。
Hiromiも「楽しかったなあ」とひとこと。
それから少し戻って昼食とした。
下山は苦労して刻んだトレースをたどってラクラク下降。
帰途で再々復活した「ユーパロの湯」に浸かったが、体が芯まで冷えてしまい、
長湯をしてもさっぱり温まらなかった。
後で車に戻ってきたHiromiにそれを話すと、「そうなのさねえ~」。
やはり温まらなかったと言う。
まあ、それにしても悪天候の狭間で良い一日を過ごせたことに感謝!