goo

2016.12.29 『鳩ノ巣山』(622m)

 

 今日は天気予報がよくない。

どこもここも雪模様なら、短時間で登れる山がいい。

それで夕張の『鳩ノ巣山』に向かった。

普段ウィークデーに週二日休みがあるMocchanだが、

この年末に来てようやく休みが合い、初めて冬山の同行となった。

そしてToshiもなんだか久しぶりだ。

Toshiとは一緒に山に行かなくても、「サイゼリヤ」で飲んでいるので、

久しぶりという気がしないのも事実だ。

 

 予報によると当然雪が降っている時間帯ではあるが、不思議と降らない中を、

7時40分、スタート。

『鳩ノ巣山』には3箇所から登っているが、

今回は旧夕張北高校の裏手にある古いスキー場跡からのスタートだ。

このルートは西からほぼ東に向かう尾根歩きを楽しめる。

低山とは言え、厳冬期の山は今シーズンが初めてのMocchan。

道具は何から何まで、全てが新品だ。

私より1歳年上のMocchanが、

冬山道具(山スキーを含む)一式を揃えるのは大変だったはずだ。

当初20万円でなんとか、と思っていた予算が、揃えてしまえば30万円かかったそうだ。

何を始めるにも、0から始めるには金がかかるが、山は道具にかかる。

しかし、買い揃えてしまったからには使い込むしかない。

道具を使い込むには登るしかない。

登れ! 登れ~っ!!

そんなMocchanだが、スノーシューで登る分には何の問題もない。

時折振り返って様子を伺うと辛そうに見えるが、後で聞くとそれがマイペースなのだそうだ。

 

 アップダウンの尾根の最終段階は、樹木のない急斜面の直登だ。

そんな直登も雪質によって負荷がまるでちがう。

数年前にToshiとここでリタイアし、引き返したことがある。

雪が少なくスノーシューが深く飲み込まれ、

腰まで笹の中に埋まって足を前に出せなくなってしまったのだ。

また、昨年の暮れにもHiromiと登り、この斜面の突破に苦労した。

ところが今年は表面の薄い新雪の層の下に、

既に固い層が出来上がっており、スノーシューを深く取られない。

ラクラク登りきって、

8時50分頂上。

そしてこの山行が、私にとって通算3,000回目の山登りとなった。

「3,000回登山達成」の詳細については別に項を設けたい。

頂上に立つ少し前より雪が降り出した。

仲間たちと記念撮影をし、即下山を開始。

スノーシューに慣れていないMocchanの下りが大変だ。

慣れるとテレマークスタイルで滑って下りられるのだが、

最初は両足が揃ってしまい、すぐ尻餅をつく。

『ミニ山の会』技術指導員のToshiが熱心に指導する。

まあ、何でも経験と回数が解決してくれるので、とにかく

登ることが上達への近道だ。

下山に苦労するMocchanではあるが、「転んでも雪が柔くて気持ちいい~」。

 

 楽しく下って9時45分、駐車地。

まだまだ時間は早いが、10時開店の「ユーパロの湯」に浸かるにはちょうど良い時刻だ。

汗を流し、温まって帰途に着いた。

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )