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2016.12.18   『鳥越山』(669m)

 

 週にたった一日しかない休日を迎えるにあたり、

天気の心配をしないで済むのは心地よい。

しかし実際の天候は、天気予報が「全道的に晴れて穏やか」と言うほど晴れはせず・・・

 

 今朝6時過ぎに家を出て、Hiromiを拾って樺戸山地に向かった。

全道的にどこでも晴れと言うのなら雪模様の日が多く、

なかなか晴れない樺戸山地の山に登ろうと決めた。

樺戸山地は我々が住む江別市から近くていい。

 

 7時50分、札的内川に沿って西に向かう農道の、除雪終点をスノーシューでスタートした。

私のブログにはある程度のポイントに時刻を入れている。

しかし、人それぞれ筋力、心肺機能に基づく体力が様々であり、

かつ冬季は積雪状態や雪質によって、登行スピードが大きく異なる。

従って、このブログ上に記載するポイントでの時刻は参考にならないものと考えていただきたい。

時刻はあくまでも我々の記録用であることを申し添えておく。

 

 この農道の除雪終点位置はここ数年同じだ。

以前はこの先300mほどのところに建つ最終人家まで除雪されていたのだが、

そこの住人が転居して何年になろうか?

主がいなくなった家屋は、雪が降り積もってもまだ頑強に持ち堪えてはいたが、

隣りの納屋は雪の重みでつぶれていた。

昔から目にしてきた家屋が朽ちていくのを目にするのは忍びないものだ。

 

 この地域も今年は時期的に積雪が多く、このところの冷え込みで雪がふかふかのままだ。

従って、スノーシューを一歩一歩ズブズブと飲み込んでしまい、

さっぱり歩行スピードが上がらない。

こんなときはスキーの方が遥かに有利なのだが、

Hiromiがスキーを不得意とするため、上部の樹林帯を滑り降りるのは不可能だ。

Hiromiは今仕事で重要なポストに就いており、怪我をして休むことは許されない。

 

ゆっくり一歩ずつ歩を進める林道で、ふと林道から急斜面に取り付くことが不安になる。

柔らかく深い雪にスノーシューのアイゼンが効かないのではないだろうか・・・

そしてその地点に到達すると、やはりちょっと手こずってしまった。

ほぼ垂直な1.5mほどの段差を、サラサラの雪がスノーシューを滑らせてしまう。

しかし、年々多くなるように感ずるうるさいブッシュが、このときばかりは役に立ち、

それらにつかまりながら上がって次のステップへ。

その後も続く急登は心配したほど雪が崩れず、立ち往生する場面はなかった。

それもそのはず、気温が上昇し、雪が融け出した。

風が強く体感温度は低いものの、どうやら気温がプラスに転じたようだ。

そんな難関の急斜面を登りきると、あとは淡々と深雪をラッセルしてゆっくり高度を上げて行く。

そして頂上直下で樹林が切れ、東から南への展望が開ける。

そうすると前方に頂上が見え、最後は細尾根の急登を経て頂上に立つ。

11時05分、『鳥越山』頂上。

頂上は強風が吹き荒れていたので、写真を撮って即下山開始。

林道まで下って、風のないところで昼食とした。

昼食後は林道のトレースに従って下るだけなのでラクラク。

13時ちょうど、除雪終点。

 

 毎年のように登っている『鳥越山』。

週一の休みしかない今は、日帰りで楽しめるちょうど良い山だ。

毎回そうだがHiromiも大満足で、月形温泉で汗を流して帰途に着いた。

私の仕事も今週末あたりで決着がつくかなあ・・・

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