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2016.12.27 馬追丘陵・『静台』(273m)

困った時の『長官山』、の隣りの『静台』

 

 今朝も除雪から始まった。

朝から除雪だと、どうもその後の行動が鈍ってしまう。

しかしまあ、よく降る雪だぁ。

こんなに雪の多い12月は記憶にない。

おまけに天候がパッとせず、空は鉛色の雲に覆われている。

全くモチベーションが上がらないまま、10時半になってしまった。

そしてようやく重い腰を上げ、夕張に向かった。

ところが江別を出ると、道路はガタガタ、ツルツルの氷路面だ。

車がまっすぐに走れず、スピードを上げても50km/hまで。

そんな走行状態ではとても夕張まで運転する気になれず、

ちようど中間点の馬追丘陵でトレーニングとした。

 

 馬追丘陵・『静台』のFコース駐車場は広く、ここだけ除雪されているようだ。

但し、今日はそこに至る町道に除雪が入っておらず、

車の腹を積もった雪にこすりながらの進軍であった。

山には当然スノーシューで入るつもりだったが、その前に中を覗き込むと必要なさそう。

ツボ足で入山した形跡しか見られない。

これには驚いた。

人の多い札幌市内の山ならわかるが、こんなところでツボ足とは・・・

ただ、山はちょっと高度が上がると積雪量がグンと増える。

念のため小型のスノーシューを背負ってスタートした。

しかし結果的にそれは必要なく、『静台』の頂上までラクラクツボ足で登れた。

そんなに登る人が多いということか?

冬の間中ツボ足で歩ける山道が確保されるのだろうか?

今冬の興味あるネタとなった。

 

 Fコースには一箇所妙なところがある。

自衛隊管理の車道と登山道が交差する地点が有り、その部分に人が通れる太い管が埋め込まれ、

人間はその管の中を歩いて車道を横断するように指示されている。

そして車道には立ち入り禁止の看板が設置されている。

たとえわずかな車道の横断でも、自衛隊の敷地に入るな、ということだろうか?

なんだか了見が狭い感じで嫌だねえ・・・

 

 何度見ても違和感のある、有刺鉄線付きの金網で自衛隊敷地と隔てられた『静台』頂上には長居することなく即下山。

登山口に戻って初めて「馬追の名水」なるものを覗いてみた。

ここの駐車場で登る準備や下山後の後片付けをしていると、

けっこう車がやってきて、「馬追の名水」を汲んでいく。

浅い山から染み出た水を口にして大丈夫なんだろうか?

加熱処理して使う人ばかりではないだろうに。

私はとても口にできない。

エキノコックスの感染が心配な風景をしばし眺めて帰途に着いた。

 

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