北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2016.12.25 『長官山』(254m)
困った時の『長官山』・・・
昨日の朝、樺戸山地『浦臼山』の麓で目覚めた。
そして雪が降っていた。
しかも時間の経過とともに降り方が激しくなり、みるみる積もって行く。
天気予報ではそれほど積もるとは言ってなかった。
また裏切られた。
ひどい降りように嫌気がさし、その場を離れて月形に戻った、
前日の『分監山』に再び登ろうと決めて。
前日につけたトレースを利用して楽をすることにした。
ところが『分監山』麓に着くと、それまでほんのさらっとしか積もっていなかった雪が、
ワッサワッサと降り出して、辺りがはっきり見えない。
モチベーションなんか上がるわけがなく、後部座席でずうっと寝ているHiromiにつられて私も眠った。
眠っている間に雪が上がってくれと願いつつ。
しかし30分ほどして目覚めると、雪の勢いは変わらず、既に10cm以上積もってしまった。
そうなるといつ除雪車が来るかわからず、そこにじっとしてはいられない。
そこで最終結論、「長官山にでも行くべやあ」、
「はいよっ!」
ってなわけで、月形から北村、岩見沢を抜けて、長沼の『長官山』に移動した。
今回は長沼スキー場から除雪されていない車道を、スノーシューで登ることにし、
スキー場奥の除雪終点に駐車して車外でストレッチを始めた。
するとそこに車二台がやってきた。
そしてその一台を目にしてピンときた。
黒いTanto、まぎれもなくコズの車だ。
更に運転席から外を覗いている小型犬を見てコズと確信した。
「コズだ、にげろーっ!!」
私は犬が大の苦手で、犬がいると思うともう登れない。
最近コズがこの『長官山』に通っていることは察知していたので、想定内ではあった。
それから長沼墓地の登山口に移動し始めたが、途中で「まてよ・・・」。
この地も積雪は結構なものなので、わざわざ登山道を歩く必要もないわけで・・・
よいところに申し分のない駐車スペースを見つけた。
そばに大きな建物が建っており、「南空知公衆衛生組合」の看板がかかっていた。
9時50分、駐車地をスタート。
スタートして『長官山』に向かって直進すると、ゴルフ場を縦断することになる。
このゴルフ場が広々としていい。
ゴルフ場を越えると林道入口が有り、入ってみるとこちらが求める方へ伸びている。
これはラッキーだった。
笹やブッシュを漕ぐことなく、『長官山』からその北の展望台に伸びる稜線のすぐ下まで登ることができた。
あとはスノーシューを雪に飲み込まれる急登ではあったが、わずかなノルマで稜線に上がり、
その先に見える赤い展望やぐらが建つ頂上に登り詰めた。
11時ちょうど、『長官山』頂上。
ラッキーなことにコズはまだ到着していなかった。
すぐ長沼墓地に向かって下山を開始。
途中風を避けて昼食を摂り、
12時15分、駐車地。
山の高さが低いゆえ、短い行程ではあったが、変化に富む楽しい山歩きができた。
雪から逃げきって、青空の下を歩けたことに感謝。
帰途の車窓から見る樺戸山地方面は、午後になっても分厚い雪雲の中にあった。
山は晴れりゃあ100倍楽しいさあ!