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2017.7.1『佐幌岳』(1,060m)  4年ぶりに狩勝峠から

 先週に続き、この週末もぱっとしない予報だ。

そんな天気予報に従って、昨日の朝Hiromiを拾い、狩勝峠に向かった。

雲りが中心の予報であれば、高い山はガスに包まれて展望がきかない。

それで目標高度を下げる。

 

 『佐幌岳』の狩勝峠コースを登るのは、実に4年ぶりだ。

もう回を重ねて登ってきたルートだが、今日歩きながら考えると、

最後に登ったのは、Hiromiと知り合って間もない4年前だった。

 8時30分、狩勝峠頂上の登山口をスタート。

登山届けを見る限り、先行者はいない。

スタートと同時に、登山道を覆う笹と他の植物が目立ち出す。

そして短パンの私の脚を否応なく擦り、傷つけてくれる。

わずらわしい限りだが、長ズボンを着用し、暑さに耐えるよりはましだ。

昨日はとにかく暑かった。

風が当たらない樹林帯では汗が吹き出す。

 

小さなアップダウンを繰り返しながら、徐々に高度を上げて、

9時25分、ほぼ中間地点の『桜山』(949m)。

ここで休憩のため下ろした私のザックに、Hiromiがダニを発見!

一匹が見つかると次々に見つかる。

そしてそれは衣服にも!

お互いにお互いの全身をチェックし、数匹のダニを払い落とした。

そこに至るまでの笹漕ぎで付着したものだ。

 『桜山』から一旦大きく下り、

また小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げ、最後の登りとなる。

この登りで振り返ると、そこまで歩いてきた長い尾根の全貌が一望の下となる。

それは実に雄大で素晴らしい光景だ。

そんな光景を目にし、豊かな気持ちで歩を進め、

10時10分、『佐幌岳』頂上。

頂上からすっきりと空気の澄んだ十勝平野を眺めたかったのだが霞が濃く、

それはかなわなかった。

運動量が少ないので二人とも腹も減らず、早めの昼食を摂ることもなく、

頂上には20分ほど留まって下山を開始。

下山で眺め行く風景もまた素晴らしく、

時折足を止めてそれらに見いる私だが、

Hiromiは全くそういうことにはお構いなしで、ただ淡々と下っていく。

その辺が本当に山が好きな私と違うところ。

 その後笹を漕ぎ、ダニを気にしながらも淡々と下り、

11時45分、登山口。

最後にお互いがお互いの身体のダニをチェック!

するとちゃんと着いているんだわ、私にもHiromiにも。

ふぅ~っ、間一髪だった。

 

暑さに加え、どうも体のどこかがおかしいと思われる私は、

もう辛くて辛くてたまらないこの日の山行だった。

また、Hiromiがこの日の山歩きで、

また草にかぶれた。

幸いウルシではなかったが、ウルシの他にも何か悪さをする植物があるようだ。

しかも今回もそんなことに備えて、

長ズボンを着用しての山行だったというのに、

どうしてむかぶれてしまうのだろう?

不思議でならない。

アレルギー体質というのは面倒なものだ。

そんなこんなで疲労のためか、眠くて眠くてたまらず、移動途中の日高峠付近で昼寝をした。

そして日高町の日高高原荘で汗を流して、誰も来ない車中泊地で「カンパーイッ!!」

 

 

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