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2024.10.20 『クオベツ山』(506m)  紅葉と初雪が同時にやってきた!

 

 先週の日曜日は、

夕張の藪山で紅葉を楽しむことにして、

早朝Hiromiを迎えに行った。

そして夕張に向かって車を走らせていると、

突然Hiromiが叫ぶように言った。

「あっ、カッパ忘れた!」。

この時期の藪山では雨具が必需品だ。

ハイ、これで予定はドボン!

「このヤロウ!」、

とは言わなかったボク。

すぐに予定を変更。

同じく夕張市から、

「クオベツ山」に登ることにした。

今年は8月の盆休みの時にも登っている。

夕張市全体が紅葉の名所のようなところだが、

この「クオベツ山」もまた、

長い林道を歩きながら、

美しい紅葉を楽しむことができる。

 夕張市滝の上地区で、

道々「夕張~厚真線」に入った。

これを1km弱走ると、

夕張川に架かる「滝の上橋」を渡る。

そしてこの橋から4.5km先で道々が終点を迎え、

そこから自動的に「厚真川林道」となって続いて行く。

 「厚真川林道」入口には、

広い土場があるので、

それを駐車地とした。

車外に出て準備を始めると、

それまで降っていた小雨が、

みぞれに変わった。

まだ10月20日、

あまりにも早すぎる!

 7時35分、周囲に美しい紅葉が見られる中、

厚真川林道に入った。

林道の入口にはチェーンゲートがあり、

常に施錠されているのだが、

この日はチェーンが外されていた。

おそらく狩猟期に入ったため、

ハンターを優遇しての措置だろう。

しかし我々は徒歩で林道に入った。

 林道は紅葉ロードで、

次々と美しいものが見られる。

そしてそこに前方から車が1台やってきた。

すれ違いざまに運転席を見ると、

オレンジのアウターを着た、

あきらかにハンターだった。

すれ違って少々間を置き、

振り返ると車の後部に、

エゾシカと思われる獲物が積まれていた。

 スタートして長い直線だった林道が、

弧を描いて蛇行を始めると、

斜度を増して高度を稼ぐようになる。

と、同時にみぞれが雪に変わった。

 8時20分、400で林道分岐を迎え、

由仁町と厚真町の境界線上に続く林道に入ると、

はっきりとした積雪が見られるようになった。

10月20日に初雪だ!

その後は紅葉より雪が目立ち、

周囲はガスでよく見えない。

雪で足が冷たくなる中、

淡々と歩き9時ちょうど、

『クオベツ山』(二等三角点:久尾別山=クオベツヤマ)。

 湿った雪が降り続き、

落ち着かないのですぐ下山を開始。

片道6.8kmある林道の復路に入った。

すると雪は止み、

ガスも次第に晴れて、

周囲の風景が見えるようになってきた。

林道から目にする山々の紅葉が美しい。

そんな紅葉を楽しみながら淡々と下っていると、

Hiromiがふと口にした。

「カッパ忘れてよかった!

こんな紅葉見れたもの!」。

それはオラの機転が利いたからだべ!

まあ、別にいいんだけど・・・

 10時40分、駐車地。

ゆっくり片付けをして帰途に着いた。

そして夕方三週間ぶりの「反省会」とした。

 

 

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