北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2017.7.2 『冷水山』(702m) 美しきシャスターデージーの海!
昨日(日曜)の朝、『北日高岳』麓で寝ていると、
5時ころ屋根をポツポツとたたく雨音で目覚めた。
天候がすぐれない予報だったので、早起きするつもりはなかった。
しかし雨が降り出すと、モチベーションはガタ落ちだ。
結局7時半まで寝ていた。
Hiromiは相変わらず、私が起きるまで目覚めることはない。
多忙な日々で慢性的睡眠不足は明らかだ。
そこに小さいとは言え、スネにまた草かぶれ発生で、
この日は草に触れることのない『北日高岳』の作業道を歩いて頂上に立つ予定にした。
ところが7時半に起きて準備をしていると、何やら霧雨状の雨が降り出した。
そうなるともうダメ。
「Hiromi、やめるぞ! 夕張に行くべや」。
「あいよーっ!」。
即決だ。
9時半頃、夕張市の『冷水山』麓に着いて車から降りた。
なんともホッとする瞬間だ。
我々は『冷水山』麓に立つと心が安らぐ。
空はどんよりとして重苦しいが、広い『冷水山』ならそれも良しと言える。
そして歩き始めてハッとした。
作業道の両側に白いマーガレットがびっしり咲いているではないか!
「こりゃきれいだ!」と思いながら登って行き、スキー場に出て更にビックリ!
スキー場の滑走斜面を、びっしりとシャスターデージー(フランス菊)が覆っている!
この山にこの時期シャスターデージーが咲いていることは知っていた。
しかし咲き誇る面積が各段に広くなった。
かつてここにはルピナスの種が蒔かれ、「ルピナスの丘」と称される箇所もあった。
そのルピナスはスキー場全体に広がり、12年ほど前が全盛で、
ルピナスの花がそれはそれは美しく、スキー場全体を見事に覆ったものだ。
ルピナスというのは人の手でいろいろな色を作り出したのだが、
その後それを自然交配に任せていると、やがて青紫一色に戻っていくことを、
昔花き園芸農家の方に伺ったことがある。
なるほどこの山に咲くルピナスたちも、かつては様々な色をつけていたが、
今はほとんどが青紫にかえっている。
そんなルピナスも咲きほころび、花街道を楽しく登る。
ただ、Hiromiは感動しているんだかいないんだか、
シャスターデージーの海を淡々と登って行く。
そして頂上部はどうしても草にに触れることになるのでカット。
「エバ夫婦」のポーズを真似て記念撮影をし、
また花々を楽しみながら楽しく下山。
思いがけなく素晴らしいものを楽しむことができた。
こんな素晴らしい風景も、財政破綻して再建途上の夕張市にとっては、
頼もしい観光資源になりそうなんだがなあ・・・
この週末をもって私の土曜休日が終了した。
昨年とは勤め先のカレンダーが変わり、7月以降年内の土曜日は全て出勤となる。
さてさて、いったいどうなることか・・・