goo

2017.11.12 『坊主山(穂別)』(791m)  素晴らしい低山!

 この週末は今日日曜日だけの休日だ。

天気予報でこの週末は悪天を伝えていたので、

近場の『坊主山』に登ることを決めていた。

毎年四季を通じて楽しませてもらっている山だ。

 

 今朝早く稲里から登山口に向かう林道を登っていくと、

登山口の約1km手前でカラマツが一本林道をまたぐように倒れかけてきていた。

斜めになったカラマツの下を、

背の低い乗用車ならくぐって進めるが、

ハイエースではとても無理なので、

少々戻って駐車スペースを確保。

そこから徒歩でスタートした。

この林道に入って間もなく広くもない土場に、

森林伐採用の重機やキャタピラー運搬車が10台ほど止められていた。

今日は日曜日なので仕事が休みなのだろう。

このところそれらの重機や運搬車が伐採作業で林道を行き来したせいで、

林道の路面がグチャグチャ、ドロドロだ。

その上に雪がサラっと降り積もったからまだいいようなものの、

それがなかったらうんざりするほど汚い。

そんな林道を歩いて行くと、

間もなくカラマツ材の集積箇所が有り、

その先に道路の荒れた状態は見られなかった。

するとそこへヒグマの足跡だ。

かなり大きい。

山の中の作業道から下りてきて、

林道にのったものだ。

登山口までHiromiがその足跡横を歩くが、

Hiromiの足跡よりはるかに大きく、重量感がある。

更に奥へ続く林道上の足跡と別れ、登山口から入山した。

この辺りはまっすぐに伸びたカラマツの林が美しく、

今回はHiromiもこの風景を楽しみにしていた。

カラマツ林に雪が積もり、それに陽光が差し込むさまは、

何とも言えない美しさがある。

そんな風景を楽しみながら歩を進めていくと、

積雪は次第に多くなるが、まだツボ足で不自由は感じない。

登山道は樹林帯を抜けると同時に、

進行方向を北向きから東向きに大きく変える。

そして右前方に『坊主山』が美しい姿を現す。

ここから頂上までが核心で、

遮るもののない風景を楽しみながらの登行だ。

山小屋「坊主山」を過ぎると急登となるが、

長くは続かず尾根筋に刻まれた変化のある登山道を詰めて頂上に至る。

791mの頂上はすっきりとしており、

360度遮るものが何もない。

何もなくて見晴らしが良い分風が強い。

長居はせずに下山開始だ。

雪が積もった登山道はクッションがよく、足取りも軽い。

駐車地に戻り、車でまた林道をゆっくり慎重に下り、道々に出た。

そして夕張の『冷水山』へ移動。

二座目は『冷水山』に登って帰る予定だった。

ところが、『冷水山』の麓に着いてみると、

Hiromiが「私寝てるから一人で行ってきて」と言い出した。

しかしこんなことはもう3度目だったので、

驚きもせず一人で登ってきた。

どうやら『坊主山』で冷え切った体が温まりきらず、

車外に出るのが面倒になってしまったようだ。

『冷水山』は『坊主山』に比べると、多少積雪が多かった。

下山して運転席の窓から助手席を覗き込むと、

口をあんぐりと開けて眠りこけているHiromiがいた。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )