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2020.1.2 『512m峰』(点名:一本椴)~『屏風山』(334m)  今年は藪こぎから始まった

   皆さん、明けましておめでとうございます

   遅くなりましたが、

    今年もよろしくお願いいたします。

 

 令和2年の山登りは、2日から始めました。

今年は2~5日の予定で山旅を続けて本日帰宅したため、

これからブログの更新を開始致します。

ただ、一日一本しか更新できないので、気長にお付き合い頂ければ幸いです。

 

  今回は年末年始が異常と言える小雪だったので、

それならばそれを利用しようと、

穂別から平取辺りで登り歩く予定を立て、

2日の朝Hiromi を迎えに行き、

穂別を目指して車を走らせた。

穂別市街に入る手前で『512m峰』に続く林道に入り、

間もなく駐車地を見つけてしばし昼寝。

前日の元旦に実の娘と飲み過ぎて二日酔い。

この林道には昨年末二度訪れて、

今回と同じく『512m峰』を狙った。

しかしいずれもエゾシカ猟のハンターが、

複数台の車で入り込んでいたため、

誤射の危険を避けて別の山に変更した。

そして今回は正月なので、

ハンターもまだ活動はしないであろうと推測しての行動だった。

結果、我々の前に車が入った形跡はなく、

山中で一度だけ車のエンジン音を耳にしただけだった。

  10時35分、駐車地をスタートして林道を歩き出した。

サラッとしか雪が積もっていない路面は、

凍りついて怖いほどよく滑る。

スリップして足を取られるのが怖い。

なるべく滑らない部分を選んで歩く。

エゾシカ猟のハンター達は、

よく氷状態の路面を走って、

山中の奥深く入るものだと感心する。

凍りついた林道は歩を進める毎にゆっくり高度が上がっていく。

駐車地から5kmほど歩いたところで、

『512m峰』が右前方にその姿を現した。

早速林道を離れてアタックしようとするも、

笹の密度が濃くて進めない。

しかたがないので、

林道を更に進んで笹が薄い部分を探した。

すると突然「展望台→」と書かれた案内板が現れた。

これには驚いた。

まさかこんな山に登山道があるとは・・・

しかしそれは既に廃道となっており、

びっしりと密度の濃い笹に覆われていた。

意を決して笹の海に身を投じる。

笹はとにかく濃くて手強い。

あまりにも抵抗が強いので、

だんだん腹が立ってくる。

そしてHiromi は「もうやめよう」と言い出す。

「こんなところまで来てやめれんべやあ!」

そんな笹の海を200mも進むと、

立派な展望台のやぐらに着いた。

しかし今は誰も訪れはしない。

ピークは更に200m先になる。

ただ展望台からは若干笹が薄くなった。

12時40分、『512m峰』、二等三角点「一本椴」

行動食を口にして、即下山を開始した。

また笹と格闘し、

針葉樹林に入って濃い笹を避けて林道に降り立った。

その後このルート中一ヶ所だけある分岐まで戻ってその枝に入った。

目の前には『屏風山』が見えている。

こちらは林道を離れても、

極端に笹が濃くなることはなく、

ホッとしながら歩を進める。

屏風の西から東に向かって、

いくつか現れるピークで三角点を探しながら進む。

そして最も東よりの少し高度を下げた地点にそれはあった。

14時ちょうど、『屏風山』。

細尾根の感じはいいのだが、

辺りはエゾシカのフンだらけだ。

下山はショートカットするつもりが、

また笹の海に捕まり、

時間の短縮にはならなかった。

林道に戻って滑る路面を下る。

15時15分、駐車地。

笹との格闘に疲れる山だった。

ホッとして平取温泉へ車を走らせた。

 

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