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2023.12.28 『魔狐阜』(マコブ・298m)  晴天が続くね~

 

 「魔狐阜」は穂別の至る所から、

その姿を望むことができる。

 もう年を越してしまったが、

年末の28日午前中、

むかわ町穂別で、

「下穂別」に登った後、

道々を厚真町方向に少し走り、

「穂別体育館」を過ぎて間もなく、

「千熊林道」に入った。

この林道は道幅が広くしっかりしていた。

積もった雪の上を、

大型クロカン四駆のものと思われる、

タイヤ痕が残っていた。

ハンターが出入りしているようだが、、

できることなら会いたくない。

 林道を1kmほど入った地点に、

十分な駐車スペースがあった。

以前登った時もここに駐車した。

あれは暑い時だったと振り返る。

もう暑くて暑くて、

やっと登ったような気がする。

 駐車地から林道を歩き出した。

そして300mほど歩いたところで、

右手に作業道が現れるので、

これに入って登って行く。

タイヤ痕はこの作業道にも続いていた。

いつも思うのだが、

ハンターが獲物を探して車を使用するのはわかるが、

エゾシカはそのエンジン音を耳にしただけで、

すぐに走り去ってしまう。

従って車を乗り入れて、

いくら探し回っても、

決して仕留められないと思うのだが。

 この辺りはカラマツの林が美しい。

その中に続く笹付きの作業道を登って行くと、

やがて車がUターンして戻って行った跡を目にする。

その先は荒れた路面となり、

車は走行できない。

ここからは斜度も出てきて、

こちらのスピードも落ちる。

まあ、「落ちる」とは言っても、

私なんかはじめから遅いんだけどねえ・・・

また、地面を覆う薄い雪の下に、

霜柱が立っており、

歩を出すとそれが崩れて歩きにくい。

 280で稜線状の尾根に上がった。

すると目指すピークはすぐそばで、

丈の低い笹原を登って行く。

周囲は葉が落ちてしまった木々の隙間から、

遠くの風景が透けて見える。

大変良い雰囲気の中を歩く。

そして二等三角点「魔狐阜」

三度目のピークだが、

賞味期限をずいぶん過ぎたバウムクーヘンが残っていたので、

臨時儀式!

また、ちょうど穂別の市街地が、

そっくり見える部分の枝がなく、

街全体をすっきりと見渡せた。

わざと枝を払ったのだろうか?

 下山は同ルートを下った。

のんびり下りながら感じるが、

今年の秋以降はずいぶん天候に恵まれてきた。

雨に当たらないどころか、

毎回陽の光を浴びて活動してきた気がする。

ありがたいねえ。

そんなことを考えながら駐車地に戻り、

片付けを済ませて帰途に着いた。

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