北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2024.1.3 『織乙』(オリオツ・330m) 突然スーパー林道が!
2日の夕方厚真町「こぶしの湯」駐車場で、
車の混み具合を目にし、
入る気がなくなって、
仕方なくまた平取町へと走った。
そしてもう真っ暗になってから、
「平取温泉」で一日の汗を流した。
その後温泉の近くで車中泊。
車中泊をしながら山行を重ねる際は、
この入浴施設の存在が重要で、
言い方を変えると振り回される。
この日は厚真町まで戻ったのだから、
翌3日は厚真町の山で活動することに変更した。
ところがまた平取町まで戻ることになったため、
3日は平取町の山へと変更せざるを得なかった。
まあ、どこに行っても、
周辺の地形図は数多く用意してあるので、
登る山の選定に困ることはないのだが・・・
3日の朝は寝不足感いっぱいで目覚めた。
歳をとると車中泊がおっくうになり、
極力日帰り山行とし、
帰宅して自分のベッドで休むようになった。
従って、久しぶりの車中泊と言うことも、
よく眠れない要因となる。
2日の朝家を出たときは、
二泊の予定だったが、
一泊しただけで疲れ果て、
この日の朝山行後一旦帰宅することに決めた。
「織乙」は平取温泉の南奥に位置する、
二等三角点を有する山。
以前から気になっており、
地形図はファイルしてあった。
またルート取りをどうするか?
と言う点で迷った末、
「二風谷林道」から尾根に取り付くことにした。
平取温泉の奥に入って行くと、
「二風谷林道」の入口がある。
この林道にはゲートがないため、
そのまま車で入って行く。
「看看川」に沿って伸びる「二風谷林道」を、
約3kmほど走ると、
「看看2号橋」が現れるので、
その手前を駐車地とした。
そして橋を渡ってすぐ、
目の前の斜面に取り付いた。
間伐作業を終えたカラマツの斜面は、
斜度がある上足もとに払い落とされた枝が散乱しているので、
ひじょうに歩きにくい。
斜度に耐えながら、
息を切らせて登って行く。
いきなり標高差150mの急登はきつかったが、
登りきると平たんになり、
尾根上に古い作業道が続いていた。
尾根筋に伸びる作業道を歩いて行く。
しかし作業道はやがて、
我々の意思とは違う方へと伸びて行くこととなり、
それから外れて薄い藪の尾根筋を進んだ。
しかしいくらも進まないうちに、
突然林道に飛び出した。
これは地形図に記されている林道で、
西側から伸びてきている。
はじめこの林道を利用しようか、
とも考えたが、
どうせ廃道になっているだろう、
と予測して「二風谷」林道ルートとしたものだ。
突然現れた林道は、
改修工事を終えたばかりの様で、
広くて立派なスーパー林道だ。
この林道も他所同様、
胆振東部地震で多くの部分が崩壊したのだろう。
林道に飛び出すと、
「給餌場所」の黄色い貼り紙だ。
いったい何に給餌するものか?
広くて新しいスーパー林道は気持ちがいい。
まさかそんな林道が存在するとは、
全く予想していなかったので、
ヘルメット着用のまま歩いて行く。
そして目指すピークの直前で、
大きな箱ワナが現れた。
はじめはヒグマ用かと思ったが、
やけに大きい上に天井が開いている。
それで結論を得た。
エゾシカ用の箱ワナで、
一度に複数頭を捕獲する目的なのだと。
すぐそばにまた「給餌場所」の貼り紙があり、
それもエゾシカを集めるためのものだった。
大きな箱ワナのすぐ先で、
林道を離れて尾根に取り付いた。
薄い藪をわずかな距離で、
二等三角点「織乙」。
気になっていた三角点ピークをまた一つ!
下山も同ルートを引き返した。
スーパー林道自体の風景もいいが、
そこから見渡せる平取の山々の風景もいい。
この林道はまた歩きたいものだ。
駐車地に戻るとまだ午前中。
もう一座に登って帰りましょう!