北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2024.8.4 『竹の子山』(156m) 食うわ食うわ~
先日の週一休みである日曜日、
栗沢町で霧雨の林道歩き約10kmを終え、
山中から田園地帯に戻ると、
それまでの霧雨が突然強い雨に変わった。
大粒の雨がフロントガラスにビシビシたたきつけてくる。
「こりゃあダメかなあ?」、
と思いつつも、
近くの「レインボウ林道」に入った。
こちらの林道も舗装されているが、
狭いので要注意だ。
そしてこの林道を車で走行していると、
何と雨が上がった。
どうやら小さな雨雲が通り過ぎたようだ。
こちらも足もとがきれいな路側帯に駐車。
ここもまたほとんど車が通ることのない林道歩きだ。
そして標高の低い丘陵地帯だが、
私はこの辺りの風景が好きで、
時折訪れる。
舗装された林道を、
最高標高辺りで左手の作業道に入った。
伐採の際に利用された作業道だが、
もう荒れて雑草にまみれている。
しかしそこにこの季節の花が咲くと、
美しい風景が引き立つ。
そんな気に入った風景を眺めながら歩いていると、
前を行くHiromiが突然、
「イチゴだ!」と叫んだ。
見ると真っ赤なキイチゴがびっしり実っていた。
このキイチゴを後で調べてみると、
「エビガライチゴ」と言うらしい。
果物大好きなHiromiが、
「これ食べれるんだべか?
食べたら腹痛くなるかなあ?」、
と心配しつつも、
一つ採って口に入れた。
「うん!? 甘い!!」。
それからのHiromiがすごかった!
次々にもぎ取って、
どんどん口に運ぶ。
両手で採って右手を口に運んだかと思ったら、
続いて左手を口に運ぶ。
先日「イチゴが食べたい」、
と言っていたHiromiだが、
「高くて買えない」と言って買わなかった。
そんなHiromi、
いくらタダだからと言って、
そうむきになって食うことねえべ!
Hiromiがイチゴ頬張る様子はしばらく続いた。
そして言った、
「こんなに食べたら、
昼のコンビニ弁当食べれないんでないべか?」。
いったいどんだけ食ったのよ!?
私はHiromiがイチゴをむさぼる光景に飽き、
辺りの風景に見入っていた。
Hiromiが適当なところでイチゴに決別。
しかし名残惜しそうに先へと進む。
そしてまた現れれば、
即つまんで口に入れていた。
そしてしばらく歩いて、
「竹の子山」のピーク直下へ。
しかしわずかな距離の、
雨に濡れた笹を漕ぐ気になれず、
体を翻して復路に入った。
Hiromiは復路でも数度、
イチゴをもぎ取って食していた。
この日この辺りではセミの鳴き声が激しく、
それがジージーと耳奥に刺さりこんでくるようで、
不快な場面も。
そんなセミが低い笹なんかにもとまっていた。
そして駐車地へ。
林道を抜けて栗沢町に下り、
コンビニで昼食とした。
その後帰途に着くと、
南幌町の田んぼでタンチョウのつがいが羽を休めていた。
こうしてそのことを冷静に伝えているが、
私は先月で70歳になった今、
初めてタンチョウをこの目で見た。
いやあ、それはそれで感激~
その後一旦帰宅し、
夕方あらためて反省会とした。