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2024.9.21 『辺富内村』(ペトムナイムラ・224m) 田園地帯で奇妙な点名へ
9月の三連休初日、
平取町で「幌消末峰」に登った後、
未踏の三角点ピークを目指すべく、
道々131号線をむかわ町穂別安住まで戻り、
「鵡川」の上流方向に沿って伸びる農道に入った。
そしてこれを1kmほど走った地点で、
右に現れた「オソスケナイ川」に沿って伸びる農道に入った。
狭いが舗装された農道を入って行くと、
1kmほどで舗装が切れて、
砂利道となった。
そこにはこの道路の最終人家が建っていたが、
人が住む気配はなく、
すでに廃屋となっていた。
舗装が切れる地点に空き地があったので、
これを駐車地とした。
林道を歩き出すと、
すぐに両側の草が林道にかぶりこんできた。
その中に古いエゾシカ防護柵が見える。
最終人家に住んでいた人が、
ここで農業を営んでいたのだろう。
林道を100mも歩くと、
生い茂る雑草で見えないが、
「オソスケナイ川」に架かる橋を渡った。
地形図を見てここから藪に入って、
尾根に取り付くことにしていた。
しかし草ボ~ボ~で躊躇してしまう。
なるべく草の薄いところを狙いたかったが、
まあどこも同じようなので、
意を決して突入!
ところが「意を決する」までもなく、
草の藪を抜けたて樹林に入った。
すると藪はひじょうに薄く、
「ホッ」と安堵した。
ところがそれもつかの間!
斜度がきつく、
両手をついて登る場面も!
それでも長くは続かず、
尾根の頭に上がると傾斜が落ちて落ち着いた。
藪がほとんどない尾根筋を楽々登って行く。
そして垂直に交わる尾根に合流すると、
笹の高さが腰程度になった。
しかしこれも長くは続かず、
やがて膝程度になり、
尾根の幅が広くなった。
それを進んで行くと作業道に出た。
いったいどこから上がってくるのだろう?
作業道をまたぐ形で先に進む。
すると前方にこんもりと、
盛り上がったようなピークが見えてきた。
そしてそれに上がると、
三等三角点「辺富内村」。
誠に奇妙な点名だが、
点名の由来はいったい何なのだろう?
「右股」だの「左股」、
あるいは「二股」だのと言う点名よりは、
ずうっとましだけどねえ!
下山は同ルートを辿った。
登るときには両手をつく場面もあった急斜面も、
下山となると楽なもので、
難なく下って林道へ。
駐車地に戻ると昼を少し過ぎたところ。
もう一座、
とも考えたが、
まだ三連休の初日、
早く帰って休みましょ!
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