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2024.11.16 『茂平沢』(モヘイザワ・215m)  晩秋の樺戸山地片隅で・・・

 

 11月第三週の週末は、

Hiromiと別行動だったので、

土曜の朝一人で浜益方面へと向かうつもりで家を出た。

ところが家を出たところから濃霧で、

前がよく見えない。

ただでも運転がおっくうになっていると言うのに、

前方の視界が不良では、

どうにもモチベーションが上がらない。

それで当別町までは行ったものの、

道々をその先へと進む気にはなれず、

当別町弁華別の茂平沢地区で再検討。

地形図を見て「茂平沢第二貯水池」へと入ってみた。

この貯水池から林道が伸びており、

北東側に位置する「茂平沢」(三等三角点)まで続いていたので、

初めてこの林道を歩いてみることにした。

 貯水池に着くと外気温が-2℃!

今期の最低気温だった。

貯水池は渇水期を迎えて水が少ない。

そんな風景を眺めて林道を歩きだした。

林道とは言っても、

もう走る車がないようで、

ひじょうに心細い。

更に先では地形図上で、

実線から破線の林道に代わるので、

その状況に不安があった。

まあ、出たとこ勝負だ。

 林道は小さな貯水池を南側から東、

そして北側に回り込むように続いていた。

その後貯水池を過ぎて奥へと進んで行くと、

地形図上で破線に代わる地点で、

赤いセーフティーコーンが置かれていた。

「この先は車で入れないぞ!」、

という意味だろうが、

そこまでだって入れそうもなかったし・・・

 コーンから先は更に荒れだした。

倒木があり、

それを乗り越えると林道全体が笹に覆われた。

ベチャベチャに濡れた笹が、

下半身にくっついて濡らす。

「ここまでかな?」、

と思った瞬間藪を抜けた!

見ると林道全体が草刈りをされていた。

これには驚いた!

どうやら林業にとって重要な林道らしい。

 草刈りが行き届いた林道は、

適度な斜度があり、

気持ちよく登って行く。

そして170mまで高度を上げると、

上部を走る新しい「曽根の沢林道」に合流した。

あとは立派な林道を歩いて行く。

この時点で前方に「茂平沢」のピークが見えていた。

また、西側の谷筋には雲海が広がっていた。

この低いガスがこの朝の濃霧だった。

標高こそ低いが、

美しい風景が広がる。

そんな風景を眺めながら、

「茂平沢」の直下まで進んだ。

しかし濃い笹が多量の水分を含んでいたので、

ピークに登ることはパス。

この三等三角点ピークには、

これまで数度立っている。

 辺りの風景を楽しんで、

復路に入った。

濃霧に覆われていた朝だったが、

もうすっかり晴れ渡り、

上空に雲一つ見られない。

そんな時歩きたい山が近くにある。

次はそこへ行くことに決め、

淡々と歩いて駐車地へ。

初めて歩いた林道は、

なかなか趣があって楽しかった。

 

 

 

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