北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2024.6.16 『安平道』(266m) 地震崩壊地のその後を訪ねる
先日の日曜日は、
また胆振東部地震で崩壊した山中の、
その後の状況を検証するべく、
安平町へと向かった。
そして瑞穂地区から狭い農道に入り、
「ハビウ林道」入口を駐車地とした。
ここを起点に「ハビウ林道」から、
「ハビウ支線林道」に入り、
地震で崩壊した谷間を抜けて上部林道に上がる。
その後「安平道」まで林道を利用して歩き、
下山は「ハビウ林道」を歩いて戻るという、
ほぼ周遊ルートだ。
駐車地をスタートして、
田園の中の「ハビウ林道」を進む。
すぐにエゾシカの防護柵ゲートが現れるので、
扉を開けて歩を進めた。
ゲートから300mほど歩くと分岐となり、
ここから「ハビウ支線林道」に入った。
しばらく樹林の中の林道を歩くが、
そこにチェーンゲートが設置されていた。
最後にここを訪れたのが2年ほど前か?
そのときは重機がたくさん入っており、
地震で発生した流倒木の処理作業を行っていた。
重機でグチャグチャになった林道を、
Hiromiとともに泥にまみれて歩いた。
そしてどろんこで進行不能となり、
左手の尾根上に逃げて、
その先へと進んだ。
そんな谷間が今はきれいにされ、
広々とした風景が広がっていた。
ただ、回収しても再利用できないためか、
あちこちに集められた木々が目立つ。
それでもこの谷間に初めて足を踏み入れた3年前は、
斜面の崩壊で発生した流倒木が、
幾重にも折り重なって、
この谷全体を埋め尽くしていた。
それはもう迫力ある光景だった。
小沢に沿って作業道が続いて行く。
それにのって歩き、
突き当りまで進んだ。
そして沢形から斜面に取り付いて、
上部を走る林道に上がった。
この崩壊した斜面は、
草がしっかり根付いていないと、
グサグサ崩れて足もとが全く安定せず、
登るのがひじょうにきつい。
そこで体力を消耗した。
上部を走る林道は、
やはり6年前の「胆振東部地震」発生時に、
大部分が崩壊した。
しかしその後復旧作業が続き、
かなり復活している。
従って真新しい部分が多い林道歩きだ。
「安平道」に向かって林道を歩いて行くと、
林業用の重機が停まっていた。
この日は日曜日だったので、
作業を休んでいたのだ。
重機は地震による流倒木の処理作業のためか、
あるいは新たな伐採か?
土場に積み上げられた木材の切り口を見ると、
新たに切られたものだということがわかる。
どうやら近くで伐採が始まったようだ。
重機を眺めて間もなく、
「安平道」の基部に達したので、
少々の藪漕ぎを経て、
三等三角点「安平道」。
そして林道に戻るが、
そこにはおびただしいタイヤ痕が残されていた。
どうやら「安平道」の先で工事がされているようだ。
おそらくズタズタに寸断された、
林道の修復が行われているのだろう。
以前はそのような気配がなかった。
次回はそちらに足を向けてみよう。
重機のところまで戻り、
その後は「ハビウ林道」を忠実に下った。
歩いていると路面上で、
シマヘビがじっとしていた。
先週の万字林道でもヘビを見た。
ヘビを見るといいことがある、
と誰か言っていたが、
いいことなんか何もない。
「ハビウ林道」のチェーンゲートを越えると、
間もなく「ハビウ支線林道」との分岐に出合い、
ここでちょうど辺りを一周したことになる。
安平の山もいつも楽しませてくれる、
と思いながら駐車地へ。
そして愛車フィットに乗って帰途に着いた。
途中でHiromiの家に寄り、
この週末行われた工事の仕上がりを確認してねえ。
Hiromiは出かけていなかったが、
きれいになった部分を確認した。
金をかければ家もどんどん良くなるねえ!