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2024.6.23 『冷水山』(703m)  白く染まった斜面を楽しむ!

 

 先日の日曜朝、

夕張で「砂金沢」に登った後、

同じく夕張の『冷水山』に向かった。

『冷水山』は「マウントレースイスキー場」として有名な山だ。

そして私が小学生のころ、

当時暮らしていた夕張の隣町である栗山町から、

この『冷水山』を眺めて、

その姿を『夕張岳』と勝手に信じ、

「いつかはあの頂に登ってやろう」、

と思い続けていた。

しかし中学に進学すると同時に、

父の転勤で滝川市へと引っ越したため、

『夕張岳』と信じていた山が、

実は『冷水山』だと知ったのは、

もう大人になってからだった。

そんな『冷水山』に初めて登ったのが、

31年前になるか・・・

当時も既にスキー場として切り開かれていたが、

谷間に登山道は残っていた。

今ではそのような形跡も、

全く残ってはいないが。

 記憶を掘り起こすと、

20年ほど前のこの山は、

スキー場一面が青紫のルピナスに覆われていた。

それを「マウントレースイスキー場」の、

運営会社が始めたのかどうかはわからないが、

「ルピナスの丘」と呼ばれる場所があった。

しかしその後純白のフランス菊の種が飛来してきて、

瞬く間にスキー場全体に広がった。

それはそれで素晴らしく、

一度目にすると毎年通いたくなる。

そして今年もそれを楽しみに出かけた。

 今は営業していないホテル脇の広い駐車場に車を停め、

徒歩でスタート。

駐車場から伺うホテル周辺は、

営業再開の雰囲気が、

まるで感じられなかった。

新聞紙上では運営会社が営業を再開する、

と報じられていたのだが・・・

 スキー場の下部では花が盛期を過ぎて、

純白から少し黒ずんで見えた。

しかし全体的には、

やはり美しい!

花たちは美しいのだが、

問題は私!

なんか辛いのよねえ。

この日は気温が上昇し、

暑かったせいだろうか?

辛くて辛くて足が出ず、

Hiromiがどんどん先に行ってしまう。

もう少し周囲の花を楽しみながら歩いてくれればいいのによ~

 スキー場の中間あたりから、

フランス菊の海は更に美しくなる。

スキー場の下部で盛期を過ぎたころなら、

標高差のある上部が盛期を迎える。

元気いっぱいのHiromiが、

作業道を黙々と歩いて登って行くが、

元気と余裕のない私は、

滑走斜面をショートカットして登る。

それもきついけどねえ・・・

しかし、元気なころはスキー場の麓から、

34分前後でピークに立ってきたのに、

ピークを目の前にして、

既に1時間を過ぎている。

やっぱり単に老化?

 ようやく『冷水山』(二等三角点:鹿ノ谷)の頂上へ。

そこにある木製ベンチにへたり込んだ。

そして簡単な昼食だが、

食欲もなく手製サンドイッチを、

ドリンクとともに無理やり流し込み、

お湯を入れたものの、

とても食べる気になれないカップ麺を、

Hiromiに食べてもらった。

自分のカップ麺も食べたHiromiが、

二つも食べた後で気持ち悪くなった、と・・・

 下山でもまた素晴らしい花の斜面を楽しみ、

あとは作業道を淡々と下って駐車場へ。

ひどく疲れたけれど、

この時期のこの山はやはり外せない。

来年もまた楽しみましよう!

帰宅後あらためて「反省会」。

「反省会」となると元気が出るのよねえ・・・

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