goo

2024.6.1 『ボタ山』(三笠・230m)  ボタ山だって美しい!

 先週末の土曜日、

三笠市でムーミンを「幌内」(三等三角点)に案内した後、

直近の「ボタ山」に登った。

「幌内」を往復する林道から、

この「ボタ山」が見える。

するとその姿に登行意欲をそそられる。

登行意欲などと言うと大げさだが、

とにかくそこに登って風景を楽しみたくなる。

 車で少し幌内地区方向に戻って、

「立入禁止」の作業道に、

自己責任で足を踏み入れた。

「危険につき」と言葉を添えてあるが、

危険なところはない。

フツーの山に登る方が、

はるかに危険いっぱいだ。

 作業道を歩き出すと、

すぐ右下に「鉄道村」の敷地が見える。

この日はあまり客が訪れていないようだった。

そこに集められた列車が、

だんだん古くなって塗装が頼りなくなっている。

 作業道は傾斜があり、

どんどん登って行く。

そして前方の視界が開けると、

眼前にボタ山の塊が姿を現す。

このボタ山もまた緑が美しい。

そこに白いマーガレットが咲き始めた。

 ボタ山の急斜面をシカ道を頼りに登る。

しかし斜面はトゲをもつ小木に覆われており、

それを回避しながら登るのが大変だ。

また急斜面は両手をつくような場面もある。

ただ長くは続かず、

間もなく一旦登り切り、

遮るもののない風景が広がる。

これにはムーミンも感動の声をあげた!

そして言った、

「私こういう稜線歩きが好きなんです」と。

まあ、ボタ山を歩いて「稜線」と表現するのもなんだが、

確かに高山の稜線を歩く雰囲気は感じられる。

 ほぼ東の端のピークに取り付き、

そこから西端の最高標高点まで歩く。

正に稜線歩きだ。

涼しい風が吹き抜けて気持ちがいい。

心地よい風を受けながら歩き、

西端のピークに立つと、

北側に三笠市と幌内地区の市街地が見下ろせる。

そして南には直前に登った「幌内」だ。

そこでムーミンが言った。

「登った山に逆側から見たのは初めての経験です」と。

また、「幌内」と「ボタ山」の間にある沼の風景がいい。

そんな風景を眺めながら昼食とした。

爽やかな風はとにかく心地よく、

目の前に広がる風景も申し分ない。

ゆったりとした時を過ごした。

 下山はトゲ植物と接触したくないので、

ルートを変えて下った。

すると今まで知らなかった作業道があり、

楽に下ることができた。

ここもまた緑が美しかったことを心に留め駐車地へ。

まだ時間があるので、

もう一座へと移動した。

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )