「科博は楽しい♪ でも、やかましい(その4)」のつづきです。
「飛べ! 100年の夢 空と宇宙展」の宇宙編なんですが、この展覧会で一番の目玉、「はやぶさ」のことは(その1)で書きましたので、ここでは触れません。あしからず。
で、この展覧会、もう一つの目玉と言えば、やはりこれでしょう
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の、4枚のセイルのうちの1枚。
IKAROS(イカロス)の全体模型もありました(上の写真では右下に映っています)。
上の写真の台形状の膜が4枚つながって、こんな正方形の探査機になるわけです。
IKAROSの現物は現在も宇宙空間を飛んでいるわけですから、会場に展示されていたのは当然ながらレプリカ(模型なのかエンジニアリング・モデルなのかは不明)です。
「IKAROS=Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation Of the Sun」というのは、JAXAの説明では「ソーラーセイル(太陽帆)」ですが、フルネームを和訳すれば「太陽の放射によって加速する惑星間凧飛行体」ですな。
もっとも、太陽と縁の深いギリシア神話の登場人物「IKAROS」に合わせるために「Kite(凧)」という単語を使ったのかもしれません。
名前のことはさておいて、この「IKAROS」は、
ソーラーセイル(太陽帆)は、超薄膜の帆を広げ太陽光圧を受けて進む宇宙船です。ソーラー電力セイルは、帆の一部に薄膜の太陽電池を貼り付けて大電力発電を同時に行います。この電力を用いて高性能イオンエンジンを駆動することで、ハイブリッド推進を実現し、効率的で柔軟なミッションが可能となります。 (JAXAのサイトより)
というものだそうです。
オーロラを発生させるという「太陽風」なら名前は聞いたことがありますが、「太陽光圧」とは何でしょうか?
にわか勉強した結論では、「太陽光圧」は太陽が放射する光(電磁波)による圧力で、「太陽風」は同じく太陽から出てくるのだけれど、ヘリウムや水素の粒子(プラズマ)による圧力のことのようです。
と書いたものの、文系の私にはよく判りません。プラズマの圧力なら「あるのかもしれないなぁ」と感じますが、電磁波の圧力というのはまったくイメージできません
光がいわゆる電波の一種だというのは、かろうじて力ずくで理解するにしても、電波が圧力を持っているというのは、私の理解を超えています。
理解できないことを書いてもしょうがありませんので、JAXA製作のこちらの映像をご覧ください(なんとなく工場見学みたい…)。
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ロケットや飛行機の開発に限った話ではありませんけれど、理論⇒実験⇒実践の過程にどれだけの多くの叡智と汗が費やされたものなのでしょうか…
感激&感謝であります。
この写真は、1970年2月に打ち上げられた日本初の人工衛星「おおすみ」の実物大模型です。
「はやぶさ」や「IKAROS」、JAXA筑波宇宙センターで見た「HTV」や「かぐや」(記事はこちら)に比べると、なんとシンプル なんと小さい
考えてみれば、「おおすみ」がL-4S-5ロケット(右の写真は当時使われた発射台の現物とL-4S-5のレプリカです。国立科学博物館(科博)で常設展示されていまして、昨年11月末に撮影しました。記事はこちら)で打ち上げられてから40年以上も経っています。
そりゃ、進歩しなけりゃまずいだろ…、ではありますな。
でも、放っておいて進歩するはずもないわけで、そこはやはり、多くの技術者さんたちががんばってこられたから、日本の宇宙開発がここまで進歩したのですよ。
う~ん、楽しかった…。
でも、これだけで入場料1300円(私の場合は前売で1100円)は、ちょいと高い気がします
もともと科博の特別展会場は狭いし、例によって「出品目録」は無いし、図録は展覧会とは別路線で編集されているし…
ですから、せっかく科博に行くならば、常設展も観てこなければもったいない
ということで、まだつづきます。
つづき:2010/11/06 科博は楽しい♪ でも、やかましい(その6)