新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

「MISIAカテゴリー」を分割しました

2010-11-07 12:10:39 | MISIA

いまさらながらではございますが、改めてアナウンス
(10月30日の記事「MISIAの公式ツアーサイト」でかなり地味に書いただけでしたので


MISIAカテゴリー」の記事がずいぶん増えましたので、カテゴリーを分割しました。


従来からのMISIAカテゴリーは、記念すべき1本目の「MISIAと大天使ガブリエル」(2009/01/27)から200本目の「MISIAネタがたまってしまいました(その1)」(2010/09/09)までとして、
201本目の「MISIAネタがたまってしまいました(その2)」(2010/09/10)以降は、MISIA 2カテゴリーに分類しています。


どうか、「徒然煙草は10月に入ってからMISIAネタの記事を一本も書いていない」と誤解されませんよう


【追記】「MISIA2」カテゴリーの記事も随分と貯まり、この記事の主旨からいえばMISIAカテゴリーを追加しなければならないところですが、MISIAネタがいくつにも分割されるのもまた鬱陶しい…
そこで、思い切って「MISIAカテゴリー」をひとつにまとめることにしました。
あしからず。(2013/12/14 12:56)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

科博は楽しい♪ でも、やかましい(その7)

2010-11-07 09:51:15 | 美術館・博物館・アート

科博は楽しい♪ でも、やかましい(その6)」のつづきです。


国立科学博物館(科博)地球館の常設展を見学し終わった私は、地球館の中2階にあるレストランで遅めの昼食を摂りました。


選んだメニューは、「ティラノサウルスの巣ごもり


101107_1_1


どこの洋食屋さんにもありそうなメニューが並ぶ中、こいつがががぁ~んと私の目に飛び込んできたものでして…。
で、このT・レックスの卵とおぼしきものは何だろうか?
と割ってみますと、揚げたメンチの「皮」に包まれたゆで卵、いわゆるスコッチエッグでした。


改めてメニューを見ると、


101107_1_2


Scotch Egg on Spaghetti with Rice」と書かれていました。


これ以外で、「さすがは科博のレストランだ」と思わせるものは、こちらくらいだったでしょうか。


101107_1_3


隕石風カツ」は、揚げミンチボールのようです。
落ちてきたから揚げてやろう」ということか?


わたし的には、すべてのメニューを科博の展示にちなんだ名前にしてしまえば楽しいと思うのですが、こうなるとお客さんの方が?????になって、お店の人は説明で大変になるかもしれませんな…


   


東京国立博物館(東博)なんかですと、和服でおめかしして鑑賞するご婦人方が結構いたりして、博物館というよりは美術館に近い、かなり落ち着いた雰囲気です。


一方の科博は、観客の年齢層がかなり低い、っつうか、低年齢層が多くて、入場者の平均年齢を思いっきり下げている感じ。そして、おかげで館内はかなり賑やか
恐竜コーナーで見かけた「萌え萌えの男の子」なんて、思わず微笑んでしまうのですが、やっかいなのは、修学旅行か遠足でやってきたと思われる中学生の集団です。

足音高く歩き回るし、デカイ声でしゃべりまくるしで、ホント、やかましい


でも、子どもたちが科博の展示を観て科学に対する関心と理解を高めてくれれば、それは大変に結構なこと(科博の役割の一つ)。

未来の日本の科学技術振興と発展のため、ちょっとしたやかましさなら、おじさんは我慢するのでありますよ。


   


私が幼少のみぎり、招待旅行で温泉に出かける母親にくっついて行ったことがありました。
宴会のさなか、トイレに行こうと、宴会場から廊下に出た私は、この世のものとは思えない群れに遭遇し、慌てて宴会場に戻りました。そして、「もう部屋に帰ろう」と母親に懇願。そう簡単に聞き入れてもらえるわけもなく、すったもんだしているうちに、廊下にいた「群れ」が宴会場に乱入してきました。

もう私は怖くて怖くてパニック状態 結局、母親と一緒に宴会場を退散した記憶があります。


101107_1_4 その「この世のものとは思えない群れ」が科博の日本館に展示されていました。


鹿(しし)踊り」です。展示の説明を転載しましょう。


鹿踊りは「ししおどり」と読む。地域によって、「しし」はイノシシやクマなどを指し害獣を総称した呼び方といえる。東北地方を中心に多く見られる伝統芸能で、供養の意味が込められている
害獣をも供養しようとする精神は、水や食料といった恵みをもたらしてくれる山への畏敬の精神(=山の神信仰)とも結びついており、日本人の自然に対する意識を表現している。


なるほどぉ~、「鹿踊り」の意味を初めて知りました。

「害獣」は駆除しなければならないけれど、駆除された動物には成仏して欲しいという気持ちなんですな。


日本住血吸虫病住血吸虫症)という恐ろしい寄生虫病を撲滅するため、長い間、日本住血吸虫の中間宿主となるミヤイリガイの駆除が行われてきました。田んぼの整備や河川改修といった手段で着々と成果を挙げ、西日本では最大の感染地帯だった福岡の筑後川流域では、1990年に「安全宣言」、2000年に「終息宣言」が出されたそうな。


ここで終われば、「良かった、良かった」だけですが、驚くのは、久留米市に「宮入貝供養塔」が建てられたことです。


碑文には、


人間社会を守るため、人為的に絶滅に至らされた宮入貝をここに供養する


と書かれているそうな。

確かに、ミヤイリガイにしてみれば、人間を苦しめるために日本住血吸虫を飼っているわけではありませんから、絶滅させられたことは災難以外の何者でもありません。
そんなミヤイリガイを供養する気持ち、、、、いかにも日本人です…。


   


日本館では、ところどころに「害獣供養 鹿踊り」のようなコラム風の展示があって、そのそれぞれがかなり面白い。


例えば、こちら。


101107_1_5マングース VS.ハブ VS.アマミノクロウサギ」と題されたこの展示では、マングースに食べられたアマミノクロウサギの骨が巣穴の入口で発見された様子を再現しています。


マングースハブアマミノクロウサギの関係については、4月17日の記事「季節外れの雪よりも、生物多様性ネタで行きます」で詳しく書きましたので、そちらをご参照ください。


で、そこは科博、3者の剥製が展示されていました。ハブの写真は撮りませんでしたが、こちらアマミノクロウサギで、


101107_1_6



101107_1_7


こちらマングース(ジャワマングース)

図らずも、両者の写真の「縮尺」はほぼ同じです。


   


もうひとつ、「コラム風展示」をご紹介しましょう。


顕微鏡が生んだデザイン」です。


101107_1_8の結晶がデザインされた「鍔(つば)」。

展示の仕方も見事


あまりにもステキなので、アップの写真も載せてしまいましょう。

101107_1_9


展示品といい、展示方法といい、東博風デス


   


さて、ながながと続けてきた科博探訪記も次回で完結します(後ろがつかえています)。
私が科博で一番好きな展示をご紹介する予定ですので、お楽しみに


つづき:2010/11/08 科博は楽しい♪ でも、やかましい(その8:完結編)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする