「科博は楽しい♪ でも、やかましい(その5)」のつづきです。
国立科学博物館(科博)の上野本館は二つの展示館で構成されています。一つは地上3階地下3階建てで、「飛べ! 100年の夢 空と宇宙展」が開催されている特別展示室のある地球館(下の写真は昨夜、上野駅のホームから携帯で撮った地球館です。ブレブレで申しわけない
)、
もう一つは、このブログのごく初期、去年の2月17日の記事「東京都心を真上から見てみると」で紹介した、飛行機の形をした日本館です。
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この両館の常設展を隅々まで「堪能」しようとすると、ほぼ1日かかることは請け合いです。
今回は、台風が接近していることもあって(長居はできない
)、日本館は全部廻ったものの、地球館の方はだいぶ端折って、1F~B2Fの3フロアだけを観てきました。
地球館の展示では、マッコウクジラの全身骨格標本(右の写真)とか、オルタカントゥスの化石(下の写真)とか、
ど迫力の、おなじみT・レックス(ティラノサウルス・レックス)の化石(下の写真)とか、
かなり楽しい
恐竜の展示コーナーで遭遇した親子、小学校に上がるか上がらないかくらいの男の子が、「あ☆△□○▽だ
」と、付き添いのお母さんが復唱できないような呪文系の名前をすらすら…。
きっと、恐竜が大好きで、恐竜の図鑑
をボロボロになるまで読み込んでいるのでしょうねぇ。
いかにも博物館だなぁと思ったのがこちらの展示でした。
日本各地・世界各地で採集されたクロアゲハ。
一口で「クロアゲハ」と言っても、生息地や個体によって、形や色が「微妙~かなり」違います。
もう1セット、行きましょう
なんてきれいな色なんでしょうか
写真では伝えきれないのが悲しい… 鱗粉の燦めきは、生(LIVE)でしか楽しめないのでしょう、きっと。
そして、科博ならではの展示だと思ったのが、マレーシアに生えている一本のマメの木から採集された昆虫とクモを並べたもの。
全部で1,705種 12,382頭の昆虫とクモが見つかったのだそうな。
この数だけでも圧倒されますが、1,705種に分類できること自体が、もう、私の理解の範疇を飛び出しています。
ちなみに「1,705種」の内訳はこちら。
科博でも「生物多様性」の一端に触れた私は、日本館に向かう前に、遅めの昼食を摂り、一服
したのでありました。
つづき:2010/11/07 科博は楽しい♪ でも、やかましい(その7)