神の施しと優しさは、いまここで私どもも、ルターの様に、一度でいいから「天にも昇る悦び」を味わって生きたいですね。 できることなら、毎日毎日、来る日も来る日も、「天にも昇る悦び」を味わっ...
神谷美恵子さんの後も、女性です。今日は私が一番好きな女性の天才哲学者、シモーヌ・ヴェイユの言葉です(『神を待ちのぞむ』から)。
救いを実現する態度は、どんな働きにも似ていない。それをあらわすギリシア語は《hupomene》で、patientia(忍耐)というその訳語はかなりまずい。これは待つことであり、いつまでもつづいて、どんな衝撃にも動揺しない注意深く、忠実で、泰然自若とした態度です。
ヴァン・デ・コーク教授やブルース・ペリー教授が、発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもたちのセラピーに必要なセラピストの態度にも似ていますよね(ゆっくりと徐々に、発達トラウマ障害の子どもは、心理的なセラピーを受けなくっちゃ。でも、ゆっくりとね)。それは同時に、内省する態度でもあるようですね(インターメッツォ : みにくい自己にすぎなくても)。