発達トラウマ障害(DTD)の診断基準もオーダーメイドと言ったら、ビックリした人が多かったみたいですね。オーバーメイドだからこそ、アメリカの診断マニュアルが、臨床と研究をする中で、話し合いの中で、よりよいものへと変更されるんですね。民主主義の鉄則です。
今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の85日目。
役に立ち研究は、発達トラウマ障害(DTD)という病気が、1人の人の人生で展開するのか? を示すものですね。発達トラウマ障害(DTD)の診断基準は、主に子ども達に当てはめるために考えられたものでしたね。発達トラウマ障害(DTD)の診断基準を、思春期の人たちや大人たちに当てはめるのには、どうすればいいのか、ということは、今後議論するのが良いでしょう。さらには、発達トラウマ障害(DTD)という病気が、どのように生物学的にどのように表れるのか? 遺伝的な要因とどのように関係するのか?
いずれも大事な今後の課題でしょう。
でも、最近も気になるのは、6月末にあった釧路のイオン・モールでの無差別殺傷事件や7月に入っても、心中や殺人事件が次々(上の写真)にありますでしょ。その少なくないケースに発達トラウマ障害(DTD)が絡んでいるのではないのか? ということなんですね。発達トラウマ障害(DTD)の子どもがホッタラカシにされると、その一部は、無差別殺傷事件や自殺、心中をやることになりますからね。