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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

正気は清々しい  狂気はゴロゴロ

2016-07-07 08:08:55 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
立場の弱い人の味方になれるかどうかは、自分のことで精いっぱいを卒業したかどうかで決まります
  いまは、次世代を育てる力が、幅広く増えている、と言うのはうれしいニュースでしたね。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、......
 

   今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-にハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の82日目。

  今朝は、未来の方向性 のはじめ。

 

 

 

 

 

 未来の方向性

 

 いくつもの問いを、発達トラウマ障害(DTD)の診断基準に関して、問うていかなくてはなりませんよね。まず第一に、発達トラウマ障害(DTD)の診断基準Aの概念が正確か、ということです。発達トラウマに晒された期間として提案したことが、短ぎないか?、長すぎないか?ということも言えるかもしれませんよ。あるいは、発達トラウマに晒されている時期が発達段階によって異なるかもしれません。

 

 

 

 

 

 限界だけではなくて、今後の課題を示すのも、知的誠実さの表れですね。正気の人って、実に爽やか清々しいすね

 ビョーキで不誠実ですと、過去のことも「分かりません」、「××が~と言っています」、「それ以上は問いません」(「過去は水に流して」)と言い、また、未来については「分かりません」『□□に任せます」(「明日は明日の風が吹く」)とばかりに、自分では1つの責任を取ることもありません。狂気つて、日常にゴロゴロしてんですね。

 

 

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乳幼児突然死症候群

2016-07-07 07:21:15 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 

 
子どもは本音を見抜きまっせ
  私どもは、自分のことを知っているようで知らない。ましてや、本当に自分が願っていることは何なのか? は、知ってるようで、知らない場合が圧倒的に多い。不思議な生き物ですね。......
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)の子ども。そのセラピーも、セラピーが効果的になるのは、主観的な心か深く響き合うからですしあの深くて真実な態度と本当のことを言う態度が全身に漲っているからなんですね

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.347のブランクから。

 

 

 

 

 エドワードは思い出したことを語ってくれました:

 「ティナに、このことを話した時、ティナは生まれてすぐの数週間について質問しだしたんですね。僕は保育器の中のことは覚えていません、と答えましたけれども、私は息ができなくなった後のことと、病院で酸素テントの中にいたことは覚えていました。また、伯父さんの車の中にいたことと、その車を、信号無視して、救急救命室に僕を運んでくれたのも覚えています。それは、三歳の時、乳幼児突然死症候群みたいなものでした。」

 

 

 

 

 

 どのように、主観的な心か深く響き合いあの深くて真実な態度と本当のことを言う態度が全身に漲ることが展開するのでしょうかね?

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#潜伏期と、#無知で無責任な大人たち #強制的に矯正しようとしても傷に塩を塗るばかり

2016-07-07 03:40:35 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
立場の弱い人の味方になれるかどうかは、自分のことで精いっぱいを卒業したかどうかで決まります
  いまは、次世代を育てる力が、幅広く増えている、と言うのはうれしいニュースでしたね。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども、コナー君の乳母がどんな人か気になりますね。

 学校や児童施設や病院などで、税金でやってる「サービス」が、現実には、子どもの傷に塩を塗る虐待になっている、ということなんですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.137の第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 ジェーンが私に話してくれたのは、仕事に早々に復帰しなければよかった、という罪責感でした。ジェーンが語ったのは、コナーが生まれて二週間後には仕事に復帰していましたから、コナーの泣き声が、母親のジェーンがコナーを置いて出かける時、どれほど苦痛に満ちたものであったか、ということです。でもね、コナーはその後、泣かなくなりました。それで、ジェーンは何もかもうまくいってる、と思ったのでした。

 

 

 

 

 

 心の発達を知らない者は、表向き「問題」がないように見えると、全く問題がない、と誤解しがちです。そう思いこんだ方が、楽ですし、不安や心配から自由になれた気になるからでしょう。風邪でも、しばらく潜伏期を経た後で、咳が出たり、鼻水が出たり、熱発しますでしょ。心の病、ガンなどは、もっと潜伏期が長い。発達トラウマ障害(DTD)も、課題が大きくなるのは、小学校に入った時か、クリティカルナイン、あるいは、高校生になる頃でしょうね。年齢が上がるにつれて、階段状に課題が大きくなります。

 ですから、小学生の課題よりも、高校生の課題の方が遥かに重たい。

 小学生の時に心理的ケアが必要なことも分からず、行動だけを矯正しようとする、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達にしてはならない禁忌を、税金を使ってやっている小学校の教員、児童支援施設の職員、病院の医者や看護師…。無知と無責任。中には、「それは本当はやってはいけないことですよ」と知らせても、黙殺するのが関の山学校も施設も病院も、おしなべてお役所仕事です。日本軍並みの、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間達並みの無責任組織です。

 無知で無責任な大人たちのつけを、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達と、未来の社会が負うことになります

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インターメッツォ : 神が働かれる場

2016-07-07 02:28:49 | 聖書の言葉から

 

 

 

 

 
子どもとメタノイア 温もりと明るさの道
 臘八接心(ろうはつせっしん)  群れる心理 : ウソと村八分が生まれる時  世界に対する見方が、1)リアルな感じ2)証明可能な事実...>続きを読む......
 

 今宵も、本田哲郎神父様の言葉です。『釜ヶ崎と福音 神は貧しく小さくされた者と共に 』から。

 

 

 

 

 

 天の父である神がどこではたらいておられるかをはっきり示している詩篇があります。詩編113篇━ハレルヤの詩篇です。…「… 主は御座の高きを置き、なお、低く下って天を御覧になる。弱い者を塵の中から起こし 貧しいものを芥の中から高く上げ」(4-7節)。やはり低く下っているではないかといいたくなるのですが、これはヘブライ語の「アシュピリー」で「沈み込んだ状態」を表わす言葉ですから「低みに立って」と訳すべきです。「塵」とか「芥」、つまりほこりやゴミがたまるようないちばんの低みそこから神が貧しく小さくされた人たちと共に立ち上がる。そこに神の視座がある。そこが神の働かれる場なのだということです。

 

 

 

 

 

 ここを読むと、サイコセラピーをしているところかと感じますね。こころの病気、家族の諍い、家庭内暴力、引きこもり、貧乏、負債…。普通は、そんなところから逃げ出したいと思う。そこが、塵芥と思うからでしょう。ところが、そこに再生のカギがある時考えない。本田哲郎神父様がおっしゃる通り、その塵芥に神が働かれる…。

 実際先日のセラピーでは、母親との諍いが絶えない子が、学校を止めると繰り返していたのに、その子が示す絵に、すでに最深欲求に繋がる、闇の中の光、オリエンテーションがハッキリと示されていました。日常では全く問題が解決していないのに、無意識の中では、解決しているばかりではなく、すでに人間にとっても最も大事な最深欲求が、すでにその娘の魂にハッキリと示されていることが分かります。

 それは1人ではできないことなのです。神様が「低きに立って」くださるから、その娘も、闇の中に光を見つけることができたのです。実際には、神様の身代わりに、どなたかが、その娘の低きに立つ〈心から分かる、理解する、under-stand〉ことが、ささやかながら大事になります。

 

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