自覚なき独裁 無責任な私たちなぜ、≪私≫も≪私たち≫も死んで、「人間を上下二つに分けるウソ」が蔓延する群れる組織となるのか? ヴィジョンを「共に見る」ことと「群れる組織」 ......
発達トラウマ障害(DTD)の診断基準もオーダーメイドと言ったら、ビックリした人が多かったみたいですね。オーダーーメイドだからこそ、アメリカの診断マニュアルが、臨床と研究をする中で、話し合いの中で、よりよいものへと変更されるんですね。民主主義の鉄則です。
今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の86日目。そろそろこの提案書も、ゴールが見えてきましたね。
総じて、発達トラウマ障害(DTD)は、NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)の指導者たちや、児童精神科医の領域で指導的な研究者達の間で合意があることを示しています。私どもは信じているのですが、発達トラウマ障害(DTD)という考え方は、トラウマを負わされた子ども達の診断を、科学的に、臨床的に統合する可能性がある、ということです。発達トラウマ障害(DTD)の診断を、出来得るかぎり正確なものにするためには、将来も臨床と研究を続けていかなくてはなりません。全国の70のサイトと、トラウマ・ストレスの分野の、素晴らしい研究者等と専門の臨床家たちと連携しながら、NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)は、発達トラウマ障害(DTD)を将来にもわたって、臨床研究をするのに、うってつけでしょう。
今日で、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf)は、訳了です。以下の図表は割愛します。お付き合いいただいたみなさん、誠にありがとうございます。
いまから、7年前の提案書では、このような感じです。すでに、発達トラウマ障害(DTD)を治療するセンターが、全米の50州や、グアムなどの領土(準州)で出来ています。DSM-Ⅴに、発達トラウマ障害(DTD)の診断名は入らなかったものの、臨床現場では、驚くほど浸透して、それぞれのセラピーをしているようです。
皆様も【発達トラウマ障害(DTD)】、【developmental trama disorder】で、検索してみてください。アメリカなどでは、燎原の火のように、そのケアが広がっているのが一目瞭然です。
日本でも、発達トラウマ障害(DTD)のことをきちんとお話すれば、その深刻さ、その重大さに、驚きと共に、「なんとかしなくっちゃ」という気になるものですね。
日本も、これからです。