今朝も、Childhood and Society 『子どもの頃と社会』の至言から、P222.
子どもの遊びは、モデルになる状況を創り出して、経験と折り合いをつけ、実験と計画によって現実をコントロールしようとする、人間らしい能力の子ども版です。
ですから、子どもと遊んでいますとね、その子どもの課題が、手に取るように分かるんですね。
今朝も、Childhood and Society 『子どもの頃と社会』の至言から、P222.
子どもの遊びは、モデルになる状況を創り出して、経験と折り合いをつけ、実験と計画によって現実をコントロールしようとする、人間らしい能力の子ども版です。
ですから、子どもと遊んでいますとね、その子どもの課題が、手に取るように分かるんですね。
人間は、内在的にバラバラになりやすいものルターは「人生は終わった」という魔坂の中で、「天にも昇る感動、悦び」を味わったのでした。 Young Man Luther 『青年ルター』p214の9行目途中から。......
発達トラウマ障害(DTD)の子ども。公衆衛生上でも、社会福祉の上でも、学校教育の上でも、最大の問題だ、と考えますが、ニッポンでは、まだ、発達トラウマ障害(DTD)の存在すら認識されていないのが、悲しき現状です。ウソとゴマカシだらけの個人と、その寄せ集めの腐った組織に限って、勘違いをしている教員、保育士、施設職員、医者や看護師などがは、陽気で楽しい、の価値を知りませんね。要するに、無知です。無知の知がな~い。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.351の第4パラグラフから。
今まで見てきたように、私どもの専門は、課題を軽減する、というよりも、複雑にします。精神科医の中には、流れ作業で仕事をやっている人も多いのです。そんな病院では、精神科医は、15分診たくらいでは、分からない患者達をみては、痛みや不安やうつを和らげる薬を出します。これが言わんとすることは、「あんたを治すには私どもにまかせときなさい。言われたとおりにしてなさい。この薬を飲んで、3ケ月後にまた来なさい。ただし、楽になろうとして、酒や(違法な)薬を飲んではいけません。」ということらしい。治療でこのようなお手軽なやり方をすれば、セルフケアも、自己管理もできません。このやり方の悲劇は、鎮痛剤がバンバン出すということです。アメリカでは、このバンバン出された鎮痛剤で殺される人は、銃や自動車事故で殺された人よりも多いんです。
発達トラウマ障害(DTD)の効く薬は、MDMA、エクスタシーしかありません。しかし、それはアメリカでも、特別な場合しか使えませんし、基本は補助薬以上のものではありません。
それ以外の薬を出して、後は何もしないのは、治療しないに等しい。あるいは、それ以上悪いかもしれませんね。
日本でも、発達トラウマ障害(DTD)の子どもは、ADHD始め、発達障害とされて、コンサータやリタリンを間違って処方されるケースが非常に多い。学校や児童施設では、日課やルールが強制される。それが、発達トラウマ障害(DTD)にやってはいけない禁忌だとも知らない。
無知ということがいかに残虐であるか、お判りでしょう。
賢者の《叡智》はどこですか?私どもも、integrity 「試練に何度も出くわしたけれども、“人生上手く出来てるなぁ” という感じ」を持ちたいものですね。 The life cycle comple......
発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子ども。生まれてすぐにネグレクトや虐待がある場合、肌と肌が触れあって、温もりと優しさを伝え合うような関係が全く足りません。実際、マッサージが必要なことは、発達トラウマ障害(DTD)の子どもが知っていることが多いです。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.140の第4パラグラフから。
マッサージから始める訳は、作戦でもありました。研究によれば、赤ちゃんや子どものマッサージをする技術を学んだ親たちは、自分の子ども達との関係が善くなるものですし、自分の子どもに対して近しい気持ちを育めるものらしいのです。自閉症や、関係が薄く見える他の障害のある子ども達が、近しい感じを育むことが出来れは、親子関係が劇的に改善しますし、その親たちはセラピーに対して、より前向きになりまもんね。
このように、マッサージによって、親子関係が善くなると良いですね。発達トラウマ障害(DTD)の子どもも、親子関係がマッサージによって改善するのを、本能的に知っていて、それを母親に求める場合が少なくありません。それに応じることができる親もいますし、そのなれば、親子関係が改善します。しかし、親の心のビョーキが、やや重たい場合は、それさえ応じることができません。しかも、それは結構出くわすケースなんです。
そうなると、いまのアリバイ作りの様なサイコセラピストの学校への配置では、その以上のケアができない状況です。
ヴァン・デ・コーク教授も,発達トラウマ障害のセラピーに,マッサージを勧めていますね。
2年前(2014年)、心理臨床学会の招聘講演で、発達トラウマ障害(DTD)について講演した、Ruth Lanius ルース・ラニウスさんらが昨年出した本、Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること 意識、脳科学、治療』の翻訳。 発達トラウマ障害(DTD)のセラピーの目的がハッキリ示していて、良かったですね。
最終章の第7章、p.277の、ブランクから。
安心と安全、信頼と希望 : 変化の最初の要素
ジュディス・ハーマン(1992b)は、セラピーがもたらす変化の基本方針について、『トラウマと回復』というジュディスの本で、述べています。効果のある治療の基本方針は、今の一流のセラピストによって、確認されています(クロイターら、2011, カートイスとフォード、2009, フォードとカートイス、2013, ソロモンとシーガル、2003)。表7.1は、セラピーの過程を詳細にお示ししたものですが、その過程を通して、TRASCとトラウマの記憶そのものが解決します。
下の表7.1のintersubjectiveとあるのは、「相互主観性」と直訳されますけれども、すると、具体的に臨床で何を意味するのか、分からなくなりますね。これは「共に見ること」と考えて良いです。あるいは≪約束≫のことだ、と考えて良いものです。
発達トラウマ障害(DTD)のセラピーでも、≪約束≫と≪約束≫を支える信頼がものを言います。