エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉: μωρός,モーロス,バカ

2017-05-25 08:38:37 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
ダメなことをしがちな、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達
   丸山眞男教授を読んで、私も「からだ中がジーンと熱くなった」  丸山眞男教授。会ったこともありません。ただ、今でこそ、臨床心理の仕事をしてますが、学......
 

 今朝の聖書の言葉は,μωρός,モーロス,バカです。

 バカと言われて,嬉しい人はあまりいませんでしょ。でもキリスト者は,進んでバカになるみたい。

 『新約聖書』のイエス・キリスト物語が終わったあたりにある,パウロさんの手紙の1つ「コリント人への第2の手紙」第4章10節にあります。

10われらはキリストのゆえに愚か、あなた方はキリストにあって賢いものです。われらは弱く、あなた方は強いのです。あなた方は尊く、われらはいやしいのです。」

 単なるバカではないらしい,弱くて卑しいバカ,らしい。

 なぜでしょうか?

 この「ゆえに」と訳されている言葉の元々の意味は「2」です。「一緒にいてくれるから」と言うほどの意味になるだろうと考えます。

 そうすると,今まで顧みられなかったバカなことに,新しい何かが生まれてくるらしい。

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エリクソンの叡智:  2度生まれ

2017-05-25 08:04:37 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
恥の鎧の外し方
花札ではありませんよ。                                                         許されてビックリ......
 

 今朝のエリクソンも,Toys and reasons. p.83の続きから。

 

 

 

 

 

 「2度生まれ」は,子どもの頃に自分を確かにしてくれたすべてのことを,世の中に対する1つの見方と,自分や組織を超えた存在を信頼することに,結び付けることになるでしょう

 

 

 

 

 

 そんなことはあまり考えない,と言う方も,ぜひ一度考えてみてくださいね。

 

 

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現世考: NHK「発達障害」特集,#発達トラウマ障害 の #メクラマシ効果

2017-05-25 02:07:23 | 間奏曲

 

 

 

 
理解に徹する態度
   まるで光でしょ  赤ちゃんであおむけにされている時には、あ母さんの世話に頼りっぱなしだったけれども、自分の足で立ち、まっすぐに立つことを確かにする......
 

 昨日,あさイチで,再び,「発達障害」特集がありました。本当に困ります。

 発達障害をあまり知らない人は,「発達障害」も「発達トラウマ障害(DTD)」も区別ができません。その上,特別支援学級,むかし,特殊学級と呼んだクラスや,特別支援学校,むかし,養護学校と呼ばれる学校には,先天的な障害者と呼ばれる人だけが行っていると思われがちです。「発達障害」も,多くの知的障害,むかし,知恵遅れと呼んだもの同様,先天的な障害ですから,ある意味,自然の摂理で,仕方がありません。しかし,現実的には,かなりの数の発達トラウマ障害(DTD)の子どもが,先天的な障害がないのに,特別支援学級や特別支援学校に通っているんですよ。

 しかし,「発達トラウマ障害(DTD)」は,後天的,環境にせいで,障害を負わされたものです。自閉症がその昔,「母親が悪い」,「母親が冷蔵庫みたいに冷たい」,「母源病」などと呼ばれたように,母親のせいにされがちですから,「発達トラウマ障害(DTD)」と言われることを嫌がる母親は多い。病院に子どもを連れて行って,「ADHDですね」と言われたら,母親はホッとする場合が非常に多い。「障害児」と子どもが呼ばれて,母親がなぜホッとするか? ですって? それは,「この子がおかしいのは,私のせいじゃぁない」と思えるからですよ。私も母親面接していて,この手の母親にごまんとあってきましたからね。 自信のない母親,それは,とってもたくさんいるのですがね,根源的信頼の弱い,この手の母親が陥りがちな心のカラクリです。

 私は,「母親が精一杯やっても,低賃金・長時間労働のために,赤ちゃんとやり取りできる善い関わりをする時間奪われる,病んで不毛な社会(impoverished society)ですから,お母さんだけのせいじゃない」と申し上げているんですが,それでも嫌な母親も,たくさんいます。

 あさイチでは,そういう社会的視点もなく,今日もいたずらに,感覚過敏と,感覚過敏に対する無理解だけが,クローズアップされていましたね。実際に,家庭や学校で困っているのは,少数の「発達障害」の子どもじゃなくて(自閉症などの子も,困っている場合が多いのですが),子どもの半分以上を占める「発達トラウマ障害(DTD)」の子どもなんです

 感覚過敏や感覚鈍麻のことを知りたければ,ドナ・ウィリアムズさんの英語の自伝か,テンプル・グランディンさんの英語の自伝か,その翻訳を読むことをお勧めします。ドナ・ウィリアムズさんの本は,かなりの数が翻訳されていますが,翻訳者は自閉症の人と付き合いがありませんから,翻訳と原文が,「別の本でしょ」と言うくらいかけ離れたものになっています。その点ご注意ください。

 NHKの「発達障害」特集は,実際に困難が拡大している病院,学校,児童施設その他に押し寄せている「発達トラウマ障害(DTD)」の子どもたちの実像から,眼を逸らせることを,図らずも狙った,メクラマシ番組だと,私は申し上げます。

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#発達トラウマ障害治療  に効果的なセラピー, #ペッソボイデン体感療法

2017-05-25 01:52:26 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

惜しくも昨年亡くなったペッソ夫妻,下記のHPから。

  発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。

 
インターメッツォ : 神の約束と全き信頼
   丸山眞男教授を読んで、私も「からだ中がジーンと熱くなった」  丸山眞男教授。会ったこともありません。ただ、今でこそ、臨床心理の仕事をしてますが、学......
 

 論文作成の必要性から,続きでないところをここ何日か読んでいます。今宵は,続きはお休みして,そちらの方を訳しておきたいと思います。ヴァン・デ・コーク教授が紹介してくださるこのセラピーは,翻訳されているものは,ヴァン・デ・コーク教授のこの本くらいしか,まだ無いようですしね。

 文章から匂い立つ気配からすると,このセラピーは非常に効果的だと言う感じがします。それは,PBSP(Pesso Boyden System Psychomotor) psychomotor theraphyです。英語のホームページは,こちらhttps://pbsp.com/,です。ペッソ・ボイデンさん夫婦が開発した,自分劇を用いた体感療法ですね。ペッソ夫妻は残念ながら,昨年相次いでなくなっているそうです。

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.299.下から2つ目のパラグラフ。ひょんなことから,ヴァン・デ・コーク教授が,ペッソさんのワークショップに参加することになった時のお話です。

 

 

 

 

 

 ペッソさんが「PBSP(Pesso Boyden System Psychomotor) psychomotor theraphy」(ペッソ・ボイデン・体感療法)のワークショップを間もなくするところだったんです。それで,私にも参加してみたら,とご招待して下すったんですね。それは,それまで私が参加したグルーブワークとは似ても似つかないものでした。ペッソさんは,ナンシーさんと言う1人の女性と向かい合わせの,背の低い椅子に腰かけていました。そのナンシーさんは「主人公」と呼ばれていて,他の参加者は彼女の周りにぐるっと囲んだクッションの上に坐ってたんです。ペッソさんは,ナンシーさんに,何か困ったことがあったら,話していただけませんか,と勧めたんです。ときどき,ナンシーさんの話が途切れると,ペッソさんが観察したことを「証言」したんです。たとえば,「家族にヒドイことをしたお父さんの話をした時,がっかりした様子でしたよ」みたいに。私が感心したのは,ペッソさんが,姿勢,表情,声のトーン,視線など,気持ちを言葉でなく現したものの微妙な変化を,実に注意深く観察していたところでしたね。この言葉にならない感情表現を,体感療法では「小道をたどる」と呼んでいます。

 

 

 

 

 

 ペッソさんは,実に感性が深い人なんですね。この件の前で,ヴァン・デ・コーク教授は,ペッソさんは「優しさと確信が滲み出ている人」と評していますからね。ペッソさんは,飛びぬけたサイコセラピストであることは間違いないでしょう。

 ここのところは,大事なことが少なくとも2つ書かれていますね。それは,次のことです。

1)このセラピーでは,発達トラウマ障害(DTD)のナンシーさんは,「主人公」だったこと,

2)そして,このセラピーでは,ペッソさんや参加者の助けを受けつつ,ナンシーさんは,自分の辛い体験を,能動的に話し言葉に出して,再体験している

 ということです。この2つは,サイコセラピーの王道です。

 

 

 


 

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