エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

エリクソンの叡智: 創造的なヴィジョンの源

2017-05-17 06:46:50 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
発達トラウマ障害の子どもには、早期の、粘り強いセラピーを
   1941年12月8日の東京市民の表情は、愉しそうでした       今日のタイトルは、加藤周一さんの『加藤周一コレクション 5』p.25最後から2......
 

 今朝のエリクソンは,Toys and reasons. に戻って,またまた,P.121。

 

 

 

 

 

 子どもの遊びには,創造的なヴィジョンのためのひな方がある,ということが解かりました。

 

 

 

 

 

 ここから,大事なことが教えられますでしょ。

 いま,ニッポンで創造的なヴィジョンが枯渇し,ウソとゴマカシで溢れているのは,子どもの遊びが蔑ろにされているからですね。

 

 

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トラウマを抱えた人の典型的パターン

2017-05-17 06:16:35 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
インターメッツォ : 輝く瞳  音楽の力 ザンダーさんの場合
   ルターの講義は、毒と薬  ルターは、当今流行のいい加減な、軽薄短小の大学(院)教授輩と、比べ物になりません。 Young Man Luther 『......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.181, 第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 母親が死んだことも覚えていない他に,イリーネは他の症状にも苦しんでいました。1週間に何度も,トランス状態みたいになって,誰もいないベッドを見つめたり,自分の周りで起きていることを無視したり,現実にはいもしない人の世話をやり出したり,するようになったりしたんです。イリーネは,母親が死んだことを細々と思い出すことはできないのに,細々と再現して見せる反復行動をするようにもなったんです。

 

 

 

 

 

 トラウマを抱えた人の基本的な行動パターンを,イリーネは示しています。過去のトラウマ体験を意識に,記憶に収め切れていないので,無意識に,行動で示す,ということです。

 

 

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現世考: ニッポンの子どもは学校でも,日々,虐められている,虐待されている

2017-05-17 02:14:10 | 間奏曲

 

  発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に 変換してください。

 

 
トラウマの本質と虐待の本質 それから、トラウマ治療の着眼点
  ナゾナゾ遊び、一席  子どもは、次第に経験する時空も広げていきます。大事な大事な始まりです。 The life cycle cpmpleted 『人生の......
 

 子どもが学校で虐められている,それで自殺する,ニュースになりますね。教育委員会のお役人が,3人,4人横並びになって,ペコリと頭を下げる…。繰り返し見る光景ですね。

 しかし,私が言う学校でのいじめは,子ども同士のいじめの話ではありません。

 死ぬほど働かなくてはならない,低賃金・長時間労働をしている,お母さん,お父さんが当たり前のニッポン,0歳,1歳の赤ちゃんの時の母親の関わりが,絶対的に足りません。そういうことを母親にきちんと知らせる仕組みも,ニッポンには,ありません。母親の関わりが質も量も足りませんから,ニッポンの子どもの半分は発達トラウマ障害(DTD)です。

 学校でも,子どもの半分が発達トラウマ障害(DTD)になっていることを知りません。児童精神科医でさえ,発達トラウマ障害(DTD)のことを知らないんですから,仕方がありません。教員も発達トラウマ障害(DTD)のことを教えてくれる人がいませんから。発達トラウマ障害(DTD)の子どもは,一対一の関係が出来ていませんから,三項関係の中で活動する学校での活動が,1つもできません。だけど,学校では,時間割もルールも決まっていて,それを子どもが守ることになっています。時間割や校則を守れなかったら,「守りなさい」と子どもは言われちゃうでしょ。ところが,発達トラウマ障害(DTD)の子ども達は,この「正しいこと」を強制されることが,禁忌,やったら死んじゃうことなんです。アメリカ精神医学界,アメリカ子ども虐待専門家協会では,そうはっきりと言ってんです。ですから,ニッポンの学校で普通に毎日やっていることが,子どもにとって,発達トラウマ障害(DTD)の子どもにとって,虐め,虐待になっているんです。

 ニッポンの子どもは,学校で,税金を使って,毎日,刻々と虐待されている

 異常事態でしょ。これを狂気と言わずに何としましょう。

 私は,この体制を一刻も早く改革することが,日本の最大の政治課題,教育課題だと考えますね。

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聖書の言葉: 解放=自由

2017-05-17 01:02:15 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
ブルース・ペリー教授が一流の臨床家である訳
  1941年12月8日の東京市民の表情は、愉しそうでした       今日のタイトルは、加藤周一さんの『加藤周一コレクション 5』p.25最後から2行目。......
 

 今宵の聖書の言葉は,解放=自由,です。
 皆さんは,ご自分が解放された経験って,どういう時に体験するのでしょうか? あるいは,ご自分は自由だ,という体験を,どういう時に体験するのでしょうか? 仕事が終わった後の一杯のビール,買いたかったバックを買った時,お風呂に入ってホッとした時,ユニクロで自分の好みの色のシャツを見つけた時,眠りにつく時…。人それぞれかもしれませんね。

 引っ越しで,物が上下になり,今まで隠れていたものが表に出てきてくれました。その一つに,9年ほど前,本田哲郎神父様が「こころの時代」にでた時のDVDが出てきて,久しぶりに見てみました。聞き手は西橋正泰アナウンサーでした。その中で本田哲郎神父様がいう解放は,上に申し上げたこととは全く異なる解放でしたね。

 本田哲郎神父様かつてサンフランシスコ修道会日本管区長でした。日本のフランシスコ会のトップだった。その時日本全国のフランシスコ会の教区を訪問するのも仕事だったそうです。その訪問先の1つが,釜ヶ崎だったといいます。だけど,本田哲郎神父様は,あまり乗り気ではなかったそうです。野宿の労働者らが「怖かった」からかもしれません。地べたに寝ている労働者に,恐る恐る毛布を渡そうと声を掛けた時に,声を掛けられた人がビックリして,起き上がった。本田哲郎神父様も,相手が起き上がったので,「何かされる」と感じて,身構えたそうです。しかし,その相手がニコニコして毛布を受け取ってくれたので,本田哲郎神父様は,緊張が一気に解けた,と言います。その後,フランシスコ会の本部,東京は六本木4町目の本部に戻った後,何か自分が変えられた感じがしたそうです。楽になった感じがあったらしい。よくよく考えてみると,毛布を貰ってくれた労働者が,自分の「良い子症候群」(人から良く見られたい,と言う心の態度)から自分を解放してくれた,と気付かされた,と言います。

 私も,サイコセラピストになって,様々な困難な課題を抱えている子ども達,母親たちとのやり取りの中で,自分が,いろんな武装,いろんな化粧,いろんな面子,いろんな思惑から解放される場合があります。そして,その時,不思議なことに,子どもの,母親の発達課題が1つクリアしている場合が多いのです。 

 聖書が「救い」と言っていることは,本田哲郎神父様がおっしゃる「解放」です。つまり,それは,「弱くされている人」ひとりびとりに進んで歩み寄り,学ぶ心の姿勢であり,そして,それを実際に行動に移して,やり取りすることなんです

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