エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

エリクソンの叡智: 私どもに創造的なヴィジョンが必要な今

2017-05-04 09:05:46 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
インターメッツォ : 透明な力
   新しい葡萄酒を、古い革袋に入れるなかれ  ルターは、選考帝に命を守られても、選考帝に媚を売るような真似はしませんでした。 Young Man Lu......
 

  今朝のエリクソンは,Toys and reasons. さらに戻りまして,P.121ページ,7行目から。

 

 

 

 

 

 子どもの遊びには,創造的なヴィジョンのひな形があるのが解かります。

 

 

 

 

 

 子どもが遊んでいるのを見れば,「宿題やったの?」,「遊んでないで,勉強しなさい」と言ってるお母さん,このエリクソンの言葉をどうぞ味わってくださいね。

 私どもに遊びが必要な今だからこそ。

 私どもに創造的なヴィジョンが必要な今だからこそ。

 

 

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現世考: ラ・ラ・ランド La La Land の勇気と狂気

2017-05-04 08:35:34 | 間奏曲

 

 

 

 
神は細部に宿りたもう
    素直になりたい エバーグリーンで生きたい   天国を体験する遊び   再び立ち上がる力  驚きと価値を認められることが一体になる! ...>......
 

 聖書の言葉で,μυστήριον,ミステリオンを取り上げて,極楽とんぼのことを記していましたらね,先日新宿バルトで見た,「ララランド」のことを思い出したんですね。

 「ララランド」 La La Landは,いわば,極楽とんぼですね。辞書には,1)陶酔感,ボォッとしていること,2)ハリウッドのこと,などとありますね。アカデミー賞授賞式の日本側の司会をしていた,ジョン・川平さんが,「目を覚ましなさい,いつまでも夢見てんじゃないの,Wake up, you're not in La La land !」って言ってましたからね。La La Landはそういう否定的に使われることが多いみたい。

 でも,あの映画を見ればどなたでもわかると思いますが,夢の讃歌ですよね。ハリウッド映画だからかもしれません。のオープニング曲,アナザー・デイ・オブ・サンの歌詞にあるみたいに,勇気は,人から見たら,狂気に見えるものでしょ。それでも,μυστήριον,ミステリオンの人は,自分の心にかすかに響く声に賭けて生きるものですね。

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トラウマ記憶が鮮明なのは,感情色が強烈だから

2017-05-04 07:32:00 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
朗読会が、セラピーにも、礼拝にもなる不思議
   新しい葡萄酒を、古い革袋に入れるなかれ  ルターは、選考帝に命を守られても、選考帝に媚を売るような真似はしませんでした。 Young Man Lu......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.177, 最後から2番目のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 私どもは特定の出来事を覚えているか否か,自分の記憶がどれだけ正しいのかは,たいがい,その記憶が個人的に大切で,当時その記憶に感情が強く付随していたかどうか次第です。大切な要因は,覚醒レベルです。私どもは皆,特定の人々,歌,臭い,長い間いた場所に関係する記憶があります。ほとんどの人は,自分がどこにいたのか,9.11,火曜 2001年に何を見たのか,正確に覚えているものです。でもね,その前日9月10日にあったことを覚えている人はほんの一握りです。

 

 

 

 

 

 この話は,ヴァン・デ・コーク教授の専売特許の話ではありません。半世紀前に,ユングは,この話を,感情色の記憶と呼んでいますね。

 

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聖書の言葉: μυστήριον,ミステリオン,秘密計画

2017-05-04 02:35:18 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達は、人付き合いが下手で、感情がコントロール出来ない
   リアルに物が見える時  アンパンマンには、必ず慈しみ深いお母さんがいます。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、......
 


 今宵の聖書の言葉はμυστριον,ミステリオン,奥義,秘密,秘儀としての神様の計画,秘儀としての福音,です。

 奥義,と言う言葉を初めて聞いたのは,西村秀夫先生の「聖書を学ぶ会」に参加を許されてから間もなくのことでした。野村先生は,あんまりベラベラとしゃべる人ではなく,むしろ,じっと人の話に耳を傾ける感じの強い方でした。その野村先生が「奥義」を「おうぎ」であって,「おくぎ」ではない,と注釈入りで,お話くださったことを覚えています。おそらく,野村先生はどこかで神秘体験をしてきたのだろうと思います。「神秘主義」ということも時々お話くださいました。この神秘主義がμυστριονなのだと考えますね。

 それに対して,西村先生は,理性的ですから,奥義とは言わないで「神様のご計画」ということを,晩年になればなるほど,強調するようになった,と感じました。西村先生の言葉で申し上げれば,「今日も大きないのちの流れの中に生かしていただいていることを思い,…,感謝を以て歩み始めています」,「私たちも,神様のご計画の中で,キリストに出会い,信仰の道を歩むようになる」と言う具合です。

 私は,自分のことを,野村先生と西村先生の中間的な感じがしています。μυστριον神秘であり,神様のご計画です。私は,不思議な体験が何度かありますし,それと同時に,理性的で,しかも,日常的な話し言葉で伝えたい感じもあります。今回もそのようにしたいと思います。

 神様のご計画は,大きすぎますから,すぐに理解できるものではありません。「なんで?」と言う感じが強くありますから,不思議ですし,「大丈夫なの?」と言う不信とも不安ともいえる気分もありますね。でも,その不信と不安に飲み込まれるのではなくて,「こっちですよ」というオリエンテーションに賭けてみます。それは,秘めている思いが,だんだんと強くなり,その実現が可能になるという現実的な条件も次第に見えてくるからです。そうしていると,まだ実現していないのに,実現しているような感じになるんですね。それがなぜだかは,残念ながら,分かりません。「請求書」ではなくて,「領収書」の気分ですね。とどのつまり,δεῖ,デイ,「必ず~することに決まっている」,に対する信頼なんでしょうね。ですから,実現する前から,晴れ晴れとした感じ,陽気で楽しい感じがしますね。これも何故だか分かりません。昔,ご近所の人から,面と向かって「極楽とんぼ」と揶揄されたこともありますけどね。

 あまり上手な説明じゃなくて,ごめんなさいね。ペコリ。

 

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