小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

遺書と遺言書

2013-11-08 08:14:44 | 日記
         遺 書 と 遺 言 書   NO.222
 子どもが学校でイジメに遭って遺書を残して自殺するなどという悲惨な事件が後を絶たない。
これは大人の社会が影響しているところが大きいと思います。
大日本帝国空軍特攻隊の兵士が、死地に向かう際に書き残した遺書「天皇陛下万歳」「お父さんお母さんお世話になりました」「お国のために命を捧げます」というのも痛ましい。
楽しい・おもしろい遺書など見たことも聞いたこともない。
辞世の句では「皆さんお世話になりました、おかげさまで楽しい人生を送ることができて感謝しています」「では、お先に失礼します、さようなら」
という秀作があります。
遺書は概して悲しい暗いイメージがありますから、こんなものは書きたくはありませんが、遺言書(いごんしょ)の方は財産の多寡にかかわらず、書いておく必要があります。
法律には遺産の配分方法と権利者の範囲は書いていますが、何をどう分けるのかということが書いていませんから、相続人間で骨肉の争いになるのです。
「遺言書を書いてください」と言われると「縁起でもない」という人がいますが、死なない人はいないのですから、遺産の相続問題で家族間に紛争を生じないように、事理弁識能力のあるうちに書いておかないと、時機を失することになります。
「遺言書 書いて腕立て 20回」元気なうちに書いておきましょう。
書き換えは何回でも出来るのです。
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