身のほど知らず NO.226
我が家の猫のひたいほどの庭に毎年花梨が咲きますが、実が稔るまでにはいくつもの「未熟児」が落ちてしまいます。
肥料が足りないのか、土壌がわるいのかといろいろと考えましたが、博学の人がいて、それは樹木の自己保存の本能です。
すべての実を稔らせるのではなく、適者生存(つまり、成長させる適性があるものを残し、育だてても一人前に育たないような劣後している実を自ら落とすのだ)と聞きました。
ところで、今年福島に行った際にバスの添乗員が面白いことを言ってました。
柿の木はもろく折れやすいのですが、前述のような自己保存の行為をしないで、花が咲いて実が付いたすべての実を一つ残さず稔らせ続けるために、果実の重量に耐えかねて枝が折れる「一種」があることでした。
つまり、自分の耐久力をわきまえず、ありったけの柿の実を支える「身の程知らない」種類ということで「身の程知らず」と命名されたというお話でした。
そういえば、アメリカンスタンダードに伍して行けるほどの体力がない国内の産業(農業・先端医療・金融業などなど)の状況を顧みず、TPPへの加盟を急いだり、国内の原発事故の後始末さえできないのに、トルコに原発を輸出するなどと「身の程知らない」政策にうつつを抜かす、安倍政権こそ「身の程知らず」ではないでしょうか。
我が家の猫のひたいほどの庭に毎年花梨が咲きますが、実が稔るまでにはいくつもの「未熟児」が落ちてしまいます。
肥料が足りないのか、土壌がわるいのかといろいろと考えましたが、博学の人がいて、それは樹木の自己保存の本能です。
すべての実を稔らせるのではなく、適者生存(つまり、成長させる適性があるものを残し、育だてても一人前に育たないような劣後している実を自ら落とすのだ)と聞きました。
ところで、今年福島に行った際にバスの添乗員が面白いことを言ってました。
柿の木はもろく折れやすいのですが、前述のような自己保存の行為をしないで、花が咲いて実が付いたすべての実を一つ残さず稔らせ続けるために、果実の重量に耐えかねて枝が折れる「一種」があることでした。
つまり、自分の耐久力をわきまえず、ありったけの柿の実を支える「身の程知らない」種類ということで「身の程知らず」と命名されたというお話でした。
そういえば、アメリカンスタンダードに伍して行けるほどの体力がない国内の産業(農業・先端医療・金融業などなど)の状況を顧みず、TPPへの加盟を急いだり、国内の原発事故の後始末さえできないのに、トルコに原発を輸出するなどと「身の程知らない」政策にうつつを抜かす、安倍政権こそ「身の程知らず」ではないでしょうか。