ほうひ

　　　　　　　　27.07.08                   ほ　　う　　ひ　　　　　　NO. 849　　　

 　「ほうひ」と言えば「放屁」つまり「おなら」のことか、または「包皮」つまり男子陰茎の亀頭部海綿体を

一定の年齢に達するまで保護する「皮」くらいしか思い浮かびません。

この包皮は一定の年齢に達すると自然にまくれ上がり、海綿体を露出させるのですが、相撲取りなど

の過激な運動をする職業の人は、成人しても自然にまくれ上がることはほとんどありません。

その状態を「包茎」と称しますが、これには２種類あって、包皮がキャベツ状になっていて、手術しない

ことにはまったくまくれ上がらない「真正包茎」と、ただ皮が長いだけで必要な時には人為的にまくれ上

がる「仮性包茎」があります・・・と言うような話じゃなかった。

田中角栄は尋常高等小学校での「無学」というのが定説になっていますが、あるとき、並み居る官僚や

議員に向かって「お前たちはほうひだ！」と叱ったという。

角栄の言う「ほうひ」とは、法律を知っていてその解釈だけができるが、民衆のことを顧みない者のこと

を「法匪」と言うんだ！・・・という話。　　じゃあ　安倍さんは法律を知らないのにでたらめな解釈をしてい

るがこういうのってなんて言うんだろう。　「法賊」か！？

　＊　別冊「宝島」　田中角栄という生き方　を参考人しました。

雲古６

　　　　　　　　　　27.07.07              雲　　　　古 6　　　　　　NO. 848

　世界一清浄な飲料水をふんだんに使って下水道に放流される糞尿は、莫大な公共投資（下水道敷設

と下水処理場建設）と維持管理費用を要している。

下水処理施設に運ばれて除塵・沈砂・曝気・沈殿・滅菌などの処理をして、アユでも住めるような清水に

して河川に放流される。　また、下水処理に伴って発生する汚泥は石灰を混合して、酒粕状にして脱水し、

一部は肥料にその他は焼却処分される。

これらの一連の費用は、経済の高度成長期に莫大な費用を掛けて、敷設（下水道）・築造（下水処理場）

れたものですが、それらの設備の耐用年数がもう目の前に来て、再建設の必要性に迫られている。

経済成長の鈍化と社会保障費用の急増で、これら公共施設の建設はこの先絶望的な危機にさらされ

ていると言っていい。

だからいまこそ、従来のようなお金をジャブジャブ遣い、糞尿を下水に流すという「文化」そのものを抜本

的に改める必要がある。　高性能の個別浄化槽方式への転換が喫緊の課題であり、人知の結集と政治

の決断が求められるところです。