27.07.31 仏 の 顔 NO.872
「仏の顔も三度まで」と言われます。 少々の悪事を働いても慈愛に満ちた仏さんならば、三度くらいは
許してくれる、でも、それ以上はダメなんだぞという戒めでした。
ドラ息子の失態を糾(ただ)す場合とか、浮気癖の亭主に三行半(みくだりはん)を突き付ける女房殿の常
套句でもありました。 でも、最近は世の中厳しくなって、刑事事件でも執行猶予の付く裁判事例は軽易
な犯罪で、しかも初犯時のみになっている傾向が感じられます。 決して2度目は許してもらえない。
裁判員裁判になってなを更そう思います。
インサイダー取引だとか商法違反と言った形式犯罪だって、判決が出るまでに、会社で首切りにあったり・
官庁ならば免職になったりの、いわゆる社会的な制裁を受け、再起不能になる場合だってあります。
村木厚子さんのような「冤罪事件」なんてあってはならない事件もありますが、一罰百戒のネズミ取り的な
摘発もあり、仏の顔なんてどこにもないと思っていた方がよろしいようですね。