27.10.08 森 伊 蔵 NO.941
「森伊蔵」という焼酎がります。 1本6万円と言われていましたが、インターネットで調べると最高級品
は600mlで114,000とあります。 こういうものを一度は飲んでみたいとは思ってましたが、年商数
億円もあったバブルの時代でも手が出ませんでした。
取り扱う商品の価格がいくら高額だって、利益も多額であるとは限りません。 損失が出る場合は半端
じゃありません。 もう首を吊って死んでしまいたいと思ったこともあったくらいです。
だから、私生活に充当できるお金の額は、長い目で見ればサラリーマンと変わりませんから、焼酎は2L
1,450円の黒霧島・ウイスキーは700mL 1,000のホワイトホースに決めていました。
それでも、傘寿になったら息子たちにお祝いとして「森伊蔵」をプレゼントせよ!と言うつもりでいました、
一生に一度くらいは「森伊蔵」を飲む贅沢をさせよ!というつもりでした。 ところが、年初に体調を崩して
以来酒類が欲しくなくなり、缶ビール半分で充分となり森伊蔵は要らなくなりました。
あまりの変化が心配になって医師に質問したところ「高齢者はそんなに飲まないですよ」「そんなに飲んで
る人はそんなに長生きしていないですよ・・・」と言われて、なるほどと思うとともになんだか寂しくなってき
ました。 顧みればたくさんの酒税を払って国家に貢献してきたものだな・・・感謝状くらいくれたっていい
じゃないか・・・との思いがあります。