27.10.15 石 女 NO.948
結婚しても子供を産めない女性のことを、昔は石女と書いて「うまずめ」と言いました。 婚姻3年にし
て子なくば去れなどと、いまの大臣みたいに、女性を子供を産む機械のように扱っていた時代です。
男性不妊症の場合だってあるし、そもそも子供が欲しくない人・子供が欲しくても経済的に育てることが
困難な場合などいろんな事情があるのにです。 ところで話は変わりますが、そういう意味では「お金」
は石女です。 お金がお金を産むということはあり得ません。 右のポケットから左のポケットに移し替え
たって、神棚に供えても冷蔵庫に入れても、1万円札はいつまでも1万円札に変わりはありません。
その間に子供(利子)を産むということはありません。 それを株式市場というブラックボックスに投入し
て、ガラガラポンとやっても同じことです。 誰かがもうかって誰かが損をする。 差引ゼロの社会で
すが、その間に証券会社が介入して勝った人からも負けた人からもキチンと手数料を取る。立派な証券
会社のビルを建て・多くの従業員を雇用してバンバンとコマーシャルを垂れ流し、湯水のように広告費を
使っているのは、誰がその費用を負担しているのでしょうか?
証券(株式投資)なんてかっこいいこと言ってますが、競馬・競艇・パチンコと同じで、胴元だけが儲けほ
かの多くの人が損をする。 そういうメカニズムが解らない人が「カモ」になるのです。
最近やたら株式投資セミナーや相続対策セミナーが多いことが気がかりです。 幼児が川に落ちれば、
助けることが出来る場合がりますが、こういうバクチに心を奪われた人は救えない。