小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

生活曲線

2016-08-07 20:02:19 | 日記

         28.08.08     生 活 曲 線   NO.1157

日本人の生活曲線は大きな底の浅いU字曲線であって、赤ん坊と老人とに最大のわがまま

が許される。 幼児期を過ぎるとともに徐々に拘束が増してゆき、結婚適齢期の前後に自分

のしたい放題のことをする自由は最低線に達すが、その曲線はその後再び次第に上昇して

ゆき、60歳を過ぎると幼児とほとんど同じように、恥や外聞に煩わされないようになる。

アメリカではこの曲線をあべこべにしている。  幼児期には厳しいしつけをして、子どもが

体力を増すにしたがって次第に緩められてゆき、いよいよ自活するに足りる仕事を得、所帯

をもって立派に自力で生活を営む年頃に達すると、ほとんど全く他人の掣肘を受けないよう

になる。   アメリカでは壮年期が自由と自発性の頂点になっている。

歳をとって耄碌したり・元気が衰えたり他人の厄介者になったりするとともに、再び拘束が姿

現す。

*ルース・ベネデイクト著「菊と刀」より。

ちょっと古い著作なのでそうなのかもしれませんが、だったらどうなの?

価値観が違うだけでアメリかが優れているとか、日本が原始的だとうことにならないのでは

ないか?  また、60歳を過ぎると恥も外聞もなくなるってのも、ちょと時代錯誤じゃないで

すか?

コメント
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