28.08.29 灘 万 NO.1266
「灘万」という高級日本料理の老舗がありました。 国内で利用したことはりまでんが、バブ
ル期香港で2回ほどそこで食事をしました。 実に凝った料理を提供する。 中でも立派な器
と贅をつくした盛り付けは目を奪うものがありました。 会席おひとり2万円も肯首出来るも
のでした。
でも、この灘万の料理をパックに詰めってスパーの店頭に並べたら、きっとそんなに高級料
理には見えないでしょうし、また、そんなに美味とは感じないでしょう。
同じく、人は見かけじゃないと言っても、外見が悪ければそう簡単に信用してもらえない。
名だたる一流企業のサラリーマンが退職・独立して、あらたに事業を始めても、簡単には信
用してもらえないのは、その人の人間性が信用されていたのではなくて、もっぱら立派な器
や盛り付けだったということになります。
私たち零細企業者には立派な器や盛り付け技術等ないのですから、「約束は守る」「ハッタ
リを言わない」「約束時間を守る」「金銭勘定をきちんとする」「常に謙虚である」などひとつ一
つを大事に積みかさねて行くほかありません。 だからひとときも気を許せない。
零細企業はシンドイ!