29.01.11 思 い 出 NO.1401
季節に節目があるように人生にも節目があって、定年退職はその一つ。女性の場合は
仕事を辞めても日常の雑務があるから暇はない。
でも、男性場合深刻な意味がある。 東大出のエリートだって会社を辞めればタダ
の人。 なにもすることがない。 誰も相手にしてくれない。 でも、その現実が受
け入れられない。 スポーツジムや趣味に目を向けようとするが心は満たされない。
「昔はよかった」と過去の思い出にばかり浸っているから、余計にむなしくなる。
男女の平均寿命を考えると、高齢者の中で男性が占める割合が少ないのはある程度は
仕方がありませんが、どこの施設や地域に行って圧倒的に女性のほうが多い。
男性は「肩書き」をいつまでも持っているから、それが邪魔になっている。
肩書なんて所詮ネクタイみたいなものだから、会社を辞めればネクタイもはずせばい
い。 そして身近な人ともっと楽しくやって行くほうが、よほど楽しく明るい余生が
楽しめるのではないでしょうか?
肩書きも何もなかった私が言うのはおかしいかもしれませんが・・・
「思い出」にしがみいていても仕方がない・・・というようなことを、フリージャー
ナリストの音田 昌子という人も書いています。