R 01.12.16 雷 魚 NO.2409
私が子供のころは大阪市内でもため池や遊休地なども多くあって、
田畑には蛙・蛇、池や沼・小川には鮒・ドジョウなどの生き物が沢山
いました。 中でも外来種の雷魚(台湾ドジョウ)はいくらでも取
れるほどいました。 ある時体長10センチほどの雷魚をバケツ一
杯分取って来て、防火用水槽に入れたのを、半年ほど餌をやるのを忘
れて覗いたところ、30センチほどに成長してやせ細った雷魚が1匹
だけその水槽にいました。
つまり、共食いで残った1匹だったのです。 残酷なことをしたもの
です。 さて、人間社のことです。 共産主義は必ずしもベスト
とは思いませんし、そういう社会もやってこないでしょうが、今のア
メリカ流の弱肉強食システムというものは、この雷魚社会と同じで、
一握りの階級だけが生き残り、でも、そういう人たちもいずれ搾取する
ものがなくなって(食べるものがなくなって)飢えて朽ち果はてること
になるのではないでしょうか?