下手な将棋を「ヘボ」といい、下手な囲碁を「ザル」と言いますね。
「ヘボ」は果実の実りが不完全な状態をさしますから、ヘボ将棋と言
えば未熟な将棋という意味で、一方の囲碁のザルは穴だらけでいくら
水を汲んでも漏れてしまう状態ですから、ち密な布陣が必要な競技で
すから、それでは様にならない・・・という意味でしょう。
いつだったかあるスポーツ用品メーカーのCMで、登場した選手が「
もっと上手になりたい」というものがありましたが、そのCMを見て、
私は「ちがうで~」と思いました。
上手になればそれなりに面白くもなるのでしょうが、下手だから面白
いのであって(程度もありますが)あまりに人様より上手だと誘って
もくれませんし、友達ができません。 知人に囲碁五段という人が
いますが、あまり下手な人とはやりたくないし、と言って故意に負け
てあげると言うのも失礼だし、対戦相手がいないから孤独だと言って
ました。
でも、仕事の方はそうは行きません。 どんな小さな企業だって、
人様からおカネをいただくワケですから、皆んなその道のプロです。
最近はどんな仕事でも、プロ意識がちょっと希薄になっている感じが
しますが・・・