雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 9 ブログ「古本屋通信」 20220515

2022年05月15日 16時40分57秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 9 ブログ「古本屋通信」 20220515




 ボクが好きなブログのひとつだった。いまは凍結されてしまっているが、閉鎖されないうちに早く見てしまったほうがいいと思う。

 著者は岡山県で古本屋をしていた人で、1970年代に日本共産党員で転籍がうまくいかず離党したが、奥さんは最近までずっと党員だった。


 まあかなり理論的には古いマルクス主義者であってボクには異論もあるが、古本屋さんだけあって、かなり共産党内のことにも岡山のことにも詳しくて面白い。


 それは自分で確認して、自分で必要な批判はしてください。


 2012年に始まり、奥さんが亡くなった直後に、2019年10月10日「古本屋通信 No 4325」で終わってしまった。とても残念です。


 奧さんが亡くなった直後に、本人もたぶん急病か何かあったのだと思う。だが岡山のことなので何もわからない。


 「古本屋通信」の細かい内容を批判的に紹介することも、これからあるかも知れない。


 これからも好きなブログを紹介していこうと思う。







新・本と映像の森 8 魚豊『チ。 ー 地球の運動について ー 1&2』小学館、2020年~2021年

2022年04月29日 14時56分08秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 8 魚豊『チ。 ー 地球の運動について ー 1&2』小学館、2020年~2021年


 マンガです。15世紀、ヨーロッパのどこかP王国。


 主人公は地動説だと思う。第1巻と第2巻だけ読んだが、1巻ごとに主人公は替わっていくみたいです。


 『しんぶん赤旗』の読書欄に珍しくこのマンガが出ていたので買ってみたら、大正解でした。


 すごくおもしろく、そしてすごく陰惨でした。たぶんキリスト教の人は忘れている、もしくは忘れたがっている。


 とにかくC教が異端者は火あぶりの拷問で殺してしまう。むかしは科学と宗教の血みどろの闘争があったんだよね。


 科学か信仰かよりも、直感と愛、感情も重視しているみたいだから、おもしろい。


 8巻まで出ているみたいで、9巻で最終巻みたいだから、どうなるか3巻以降を読んで、結末を見てから、もう1度書きます。


 第1巻の少年ラファウくんと、第2巻以後も出てくる感じの異端審問官ノヴァクさんは興味深い。









新・本と映像の森 NHKEテレ「日用美術館 ウクライナ美術」 20220417

2022年04月17日 16時50分54秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 NHKEテレ「日用美術館 ウクライナ美術」 20220417




 今日4月17日(日)の午前9時からNHKEテレ「日用美術館」で「ウクライナ美術」の特集でした。


 これが非常によくて、みなさんにおすすめです。


 遊牧騎馬民族のスキタイに始まって、キエフ・ルーシ公国、現代ウクライナ美術まで、ほとんどぼくらの知らない民族美術をていねいに紹介しています。


 来週は、これがたぶん夜8時からNHKEテレで放送されると思いますので、必見ですね。





新・本と映像の森 7 結城充考『エコイック・メモリ』光文社文庫、2012年 20220410

2022年04月10日 17時11分13秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 7 結城充考『エコイック・メモリ』光文社文庫、2012年 20220410


 結城充考(みつたか)『エコイック・メモリ ECHOIC MEMORY』<光文社文庫>、光文社、2012年8月20日~2014年12月20日4刷、546ページ、定価800円+、原書2010年8月光文社


 結城充考さんのクロハという若い女性刑事を主人公にした警察小説の第2作です。


 クロハの生きている空間や捜査する現場の不思議に雨が多く、暗い質感がとてもいい。犯人の出没して解決のカギになる仮想空間も同じように暗い。


 暗いというのは陰惨とか未来は閉ざされているという意味ではない。主人公の人生が明るいものでないということ。クロハはそういう人生を懸命に生きている。


 小説を照らしているのは、主人公クロハ(本名:黒羽悠)の人生の基調とともに、クロハのまわりで何故かクロハを助ける人間たち(けっして善人ではない!)の存在です。


 彼らは何故クロハを助けるのか。この『エコイック・メモリ』でのユキやサイ、警官のカガや佐藤、また前作『プラ・バロック』でのタカハシなど。


 サイの部下がサイに言った。クロハが「きれいだ」と。


 犯人のリアルな実像も非常に興味深いです。この2つのことは前作を取り上げるときに、また考えたい。


 警察小説や推理小説は、かなり出來がばらつきがあって、当たり外れが大きいのです。結城充考さんのは、ピンポイントで2作とも大当たりです。


 警察小説が好きな人には推薦です。ただこの色調・質感が好きかどうかは人によるかな。



新・本と映像の森 6 リチャード・ウー/作、中村真理子/画『卑弥呼 8』小学館 20220326卑弥呼 8』小学館 20220326

2022年03月26日 11時30分13秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 6 リチャード・ウー/作、中村真理子/画『卑弥呼 8』小学館  20220326


 2021年12月、200ページ、定価650円。


 3世紀の卑弥呼を主人公にした歴史が背景の空想コミックで、かなり自由でおもしろい。


 作品全体はまだまだ続いているので、作品全体や人物紹介は控えさせてもらいます。


 ただ、この第8巻に筑紫から遠征隊が直面した疫病に陥った地域・日下(くさか)の森にたくさんの銅鐸がつるされていた(p186~192)ので、書いておきたいと思った。


 遠州銅鐸族の末裔を名乗るボクとしては、銅鐸の出てくるマンガの存在がうれしいです。


 ただすこし時代設定がおかしいのは、今の学界状況でしょうがないかと思います。作者の責任ではありません。3世紀と4世紀が混同されている。


 それと、伝染病による疫病危機が倭国統一の推進力になったという設定はいいですね。これから出雲や吉備や日下(くさか)も含めてどういう展開になっていくのか楽しみです。


 この本を貸してくれた若い友人アイさん、ありがとう。



雨宮智彦のブログ 新・本と映像の森 5 川上則道『マルクスは書いたのか、エンゲルスは見落としたのか ー 不破哲三氏の論考「再生産と恐慌」の批判的検討 ー』本の泉社、2022年 20220312

2022年03月12日 17時11分54秒 | 本と映像の森
雨宮智彦のブログ 新・本と映像の森 5 川上則道『マルクスは書いたのか、エンゲルスは見落としたのか ー 不破哲三氏の論考「再生産と恐慌」の批判的検討 ー』本の泉社、2022年 20220312


 3月12日初版第1刷、A5判、253ページ、定価2500円


 つい数日前の「中日新聞」(1)面の本の広告に掲載されました。「うわあ、本の泉社さん、大胆だなあ」とボクは思いました。


 だって、副題が「不破哲三氏の論考「再生産と恐慌」の批判的検討」ですから。


 ボクは、それより数日前に、ネット情報で直接、本の泉社に電話して注文して、それが到着したばかりでした。


 一読した感想は、これは社会主義やマルクス主義に興味ある人がみんな読むべき価値のある本だということです。


 資本論の事実を探究している本であって、不破哲三さんを批判しているからといって毛嫌いして読まなければ、その人は科学的社会主義者でもマルクス主義者でもなくなってしまうと思います。


 詳しい感想は、いま忙しいので長い文章は書けません。今週の資本論学習会のレポーターが終わるまで待ってください。







新・本と映像の森 5 ナターシャ・グジーさんのうたとバンドゥーラ演奏、ユーチューブ動画

2022年03月02日 10時47分29秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 5 ナターシャ・グジーさんのうたとバンドゥーラ演奏、ユーチューブ動画


 「ウクライナの歌姫」といわれたナターシャ・グジーさんのうたとバンドゥーラ演奏を友だちからCD2枚で借りました。


 ナターシャ・グジーさんはウクライナのチェルノブイリ近くの生まれ、お父さんはチェルノブイリの職員でした。


 むかしの感動を思い出して、今日ネットのユーチューブを探してみたら、たくさんありました。


 とくに一番、最新は2月26日アップでした。24日の戦争開始以後です。たぶん2009年の映像みたいです。


 どれもいいです。ぜひ、みなさんが直接聞いてみることを推奨します。


 ウクライナの野や人々を肌で感じることができると思います。


 公式ホームページもあります。



新・本と映像の森 3 秋月龍珉『誤解された仏教』講談社学術文庫、2006年 20220212

2022年02月12日 11時48分45秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 3 秋月龍珉『誤解された仏教』講談社学術文庫、2006年 20220212


 251ページ、定価880円。原書1993年柏樹社。


 著者は臨済宗と禅の正当な道を極めた方です。


 その著者が書いた現代仏教の根底的批判は衝撃的です。


 まず仏陀は何を悟ったか。「私には死後の人生はない」「輪廻転生はない」ということを悟った。


 つまり仏陀が生きていたころのインドはヒンズー教全盛で、魂は輪廻転生して他の人間や動物や上の神々の世界に転生するのが常識だった。


 でも仏陀はそういう自分の輪廻転生はないと悟った。「仏教は無霊魂論である」(第1章)、「仏教は無神論である」(第5章)


 つまりは唯物論にも等しいですね。


 そして2番目に、秋月さんは現代日本の仏教では、「仏教は本来、葬式・法事に関わらない」(第3章
)、「死者を「仏」と呼んではならない」(第10章)と主張する。


 3番目に、もっとおもしろいのは、「「梵我一如」説は仏教ではない」(第6章)「正しい仏教は土着思想と対決する」(第8章)「仏教は「神秘主義」ではない」(第9章)ということ。これがむしろ核心だろうと思う。


 今日触れられなかった後半部分も含めて、もっといろいろ考えたい。





新・本と映像の森 2 松井優征『逃げ上手の若君 ①②』

2022年02月06日 09時13分27秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 2 松井優征『逃げ上手の若君 ①②』


 <ジャンプコミックス>、集英社、2021年7~8月、484円×2


 時代マンガです。日曜日の新聞の読書欄に紹介されていたので、娘に買ってきてもらいました。


 いまテレビでは鎌倉幕府の生成期のドラマをやってますが、これは鎌倉幕府の滅亡期のマンガです。


 時は1333年、主人公は北条時行(ほうじょうときゆき)という少年。つまり鎌倉幕府の の世継ぎ。それが足利尊氏のクーデターによって瓦解、時行は逃げ、追われる身となる。


 諏訪よりしげにかくまわれ、敵とたたかい、仲閒をつくっていく過程が無類におもしろい。


 雫(しずく)、弧次郎、亜矢子、風間玄蕃(かざまげんば)などの結集し始める仲閒たちもおもしろい。


 歴史が「内乱期」と「静穏期」に分けられるとすれば、この時代は鎌倉幕府の生成期や戦国騒乱期と同じようなおもしろい激動の時期です。


 ヨーロッパ史の「革命」期もおもしろいけど。


 もちろん時行や著名人以外はまるっきりフィクションだし、著名人も作者のデフォルメが加わっていて楽しめる。


 諏訪よりしげなんか未来が見えるという口先だけのインチキ祈祷師だし、足利尊氏なんかほとんど「幻魔」に憑依されて人間にたいする魔力をもった超人です。


 まだ①巻、②巻で、1333年からちょっと1334年に入っただけです。まだまだ先はありそうなので、楽しみにしています。






新・本と映像の森 1 宮沢賢治「水仙月の四日」

2022年02月04日 21時19分05秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 1 宮沢賢治「水仙月の四日」


 宮沢賢治さんの短編で素敵なのは、たくさんありますが、今日2月4日にふさわしいのは、「水仙月の四日」でしょう。


 全編、真っ白い雪のなかです。


 登場するのは「ひとりの子供」と「雪童子」と「雪狼(ゆきおいの)」と「雪婆(ゆきばんご)」です。


 雪童子は歌います。


「カシオピイア
 もう水仙(すゐせん)が咲き出すぞ
 おまへのガラスの水車(みづぐるま)
 きつきとまはせ」
 
 吹雪のなかで遭難しかける子供を雪童子は救おうとします。


 すべてが真っ白い雪のなかで進行します。


    ☆


 この「水仙月の四日」の光景によく似た懐かしいシーンがあります。高畑さん・宮崎駿さんなどのアニメ「太陽の王子ホルスの大冒険」です。


 物語の終盤、自分の偽りの役割と訣別する決断をしたヒルダは、雪原で雪狼たちに襲われて、雪のなかに死を覚悟しながら身を沈めます。


 物語の転換点になる美しいシーンです。


 「ホルス」製作集団の誰かが「水仙月の四日」の愛読者だったのではないかと思います。


 


本と映像の森 34 海野十三「第五氷河期」 20210823

2021年08月23日 18時55分42秒 | 本と映像の森
本と映像の森 34 海野十三「第五氷河期」 20210823

 戦前からのSF作家・海野十三さんの短編SF小説。


 ハヤカワ文庫の『十八時の音楽浴』に入っている。p47~75。


このあいだから浜松市立図書館で借りて読んでいる。ネットで青空文庫でも読める。


 ぼくはコンセプトは傑作と思うけど、短編では展開ができていない。


 科学者を主人公にしている点も、小松左京さんの『日本沈没』を思わせる。


 なぜ氷河期に突然なるかというと、全世界的な大地震と火山の活発化で火山灰のために全地球的な気温の急降下がおきるためだ。


 だれか現代のSF作家が、これをリライトして長編にすればいいと思う。マンガ化もいいんじゃないかと思う。


本と映像の森(第3) 30 萩尾望都『私の少女マンガ講義』新潮文庫、2021年 20210726

2021年07月26日 15時26分42秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 30 萩尾望都『私の少女マンガ講義』新潮文庫、2021年 20210726




 7月1日発行、298ページ、定価本体590円、原著2018年(平成30年)。


 ボクの大好きなマンガ家・萩尾望都さんのすてきな少女マンガ史講義と聞き書き集。したがって、客観的評価はできませんので念のため。


 「日本の少女マンガ」が世界のどこにもない独特なジャンルだとは初めて知りました。それだと戦後日本という時空の独特さに納得します。この幸せな時空ができるだけ長く続きますように。


 ボクは前半の少女マンガ史講義よりも、後半の萩尾望都さんの自作作品論が面白かった。実際には、最近の作品はあまり読んでいなかったので、読もうという気になりました。


 ひとつは具体的な画面分析で、コマ割りの大事さを強調していたのが印象的でした。


 東日本大震災と原発危機以後の作品、「なのはな」「プルート夫人」「雨の夜」「サロメ20××」「なのはなー幻想「銀河鉄道の夜」」などの紹介はよかった。


 萩尾望都さんの作品は、最近では「ポーの一族」の新シリーズを読んだだけでしたが、他の作品も見て見たいと思いました。



本と映像の森(第3) 29 長山靖生『日本SF精神史 完全版』河出書房新社、2018年

2021年07月24日 14時30分29秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 29 長山靖生『日本SF精神史 完全版』河出書房新社、2018年 


 オリンピック批判だけしていられなので、通常番組をちゃんとやろう。


 453ページ、定価本体3000円。2009年の本の最新版。


 こういう大部な、しかも重要な本は読むには時間がかかる。たぶん、何度も何度も反芻して読まないと読んだことにはなりません。よって今日は第1回の紹介にとどめます。


 「序章 近代日本SF史」と「第1章 幕末・維新SF事始」から「」まで、200年におよぶ日本SFを詳細にたどっている。


 ボクの大好きな小松左京さん、平井和正さんはもちろん、たとえば安部公房さんの作品を詳しくたどっていて共感できる。


 戦争前・戦争中の空想戦記や探偵小説との関係もおもしろい。

 21世紀に入って、宮崎アニメや「君の名は」「シン・ゴジラ」なども取り上げる。


 ボクにとって個々の論点、ひとつひとつの事件の細部がとても大事で、「あれはこういうことだったのではないか」という論点も興味深かった。


 全体的な見通しには欠けているかもしれないはが、ボクには歴史をとらえなおすための参考書として最適の本でした。


 さいしょは、浜松市立城北図書館で長山靖生さんの『戦後SF事件史』河出書房新社、2012年)を書棚に見つけて借りたことから始まった。


 城北図書館さん、ありがとう。


本と映像の森(第3) 28 『中央公論 2021年4月号 陰謀論が世界を蝕む』 20210718

2021年07月18日 15時51分36秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 28 『中央公論 2021年4月号 陰謀論が世界を蝕む』 20210718




 3月に出た雑誌だけど、たしか6月?の『中日新聞』の読書欄に紹介されていたので、買って読んだ。なかなかよかったので書くことにした。


 陰謀論の舞台は主にアメリカ・中国・ロシアだ。たとえば日本で陰謀をたくんでも世界には影響はないらしい。


 数十ページのわずかな特集だし、その対処法に触れてはいないが、世界情勢について考える人には参考になる議論だと思う。


 アメリカのQアノンや宗教原理主義などについて、まじめに対応を考えなければならない。


 事実(ファクト)が問題ではなく、正しい知識ではなく、感性・感情・魂(たましい)が問題なのだと思う。


 「上級国民」と「下級国民」の離反も問題だ。


 


本と映像の森(第3) 27 伊予原新『月まで三キロ』新潮文庫、2021年 20210714

2021年07月14日 14時42分21秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 27  伊予原新『月まで三キロ』新潮文庫、2021年 20210714


 2018年(平成30年)に発行された小説本、短編集の文庫化。

 表題作「月まで三キロ」は「浜松市天竜区」の「月」という地名を題材にしています。表題作含めて、すべて自然科学的話題をバックにして悩み、苦闘する人々を暖かい視点で描いている。


 子どもが自殺してしまった男、学校へ行けなくなった12才、手になじんだ一眼レフを持って山へ家出する女性……そういう人ばっかしです。


 背景にあるのは北海道夕張近くの谷のアンモナイト、火山岩、三方五湖の年縞、東京で降る雪の結晶……。


 著者は元「地球惑星科学の研究者」だったらしいです。


 7編の題名は以下のとおりです。感性として、元地学クラブのぼくのおすすめです。


 「月まで三キロ」
 「早六花」
 「アンモナイトの探し方」
 「天王寺ハイエスタス」
 「エイリアンの食堂」
 「山を刻む」
 「新参者の冨士」