雨宮智彦の古代ブログ 5 古代の文献 1 『静岡県史 通史編1 原始・古代』静岡県、1994年、A5版、1229ページ,
索引(巻末14ページ)、「古代郷里比定地一覧」(p1138~1175)「式内社考証集覧」(p1176~1194)付き
「本と映像の森」「新・本と映像の森」から古代関係を分離して、ここに「古代の文献」として掲載していくことする。
これは、静岡県に住んでいる古代史ファンとしては欠かせない1冊。といっても分厚いので読むのは大変だけど。
『静岡県史 通史編』の第1冊。
以下、目次を掲げる。
序章 静岡県の風土と歴史
第1編 静岡のあけぼの
第1章 赤土に埋もれた始原文化
第2章 自然とともに生きる
第3章 稲作の成立と発展
第4章 古墳を築く
第5章 古代国家への歩み
第2編 古代の静岡
第1章 大和王権と遠江・駿河・伊豆の古代氏族
第2章 遠江・駿河・伊豆三国の成立
第3章 国造制の成立と国・郡の財政
第4章 律令制下の社会と交通
第5章 古代文化の開化
第3編 平安時代の静岡
第1章 国司支配の展開と治安対策
第2章 荘園制の形成と交通の発達
第3章 産業の発達と流通
第4章 文化の成熟と文芸の世界
第5章 国司の土着と武士団の形成
まあ、この1200ページを読むことです。ボクも、実はまだ読み切っていない。でも、大事な重要文献であることは、わかる。
たとえば「山梨県」の「山梨鄕」のルーツのひとつに、ここ静岡県袋井地方の山梨、あるいは月見里(やまなし)の里がある。(p360~361)
「山名」もその変形である。
この「山梨」が物部氏と深い関連のあるのは著名である。(p353~366)
あるいは久米氏と遠江地方との関わり。(p348~352)