雨宮日記 9月29日(水) ロシア歌曲「プリモーリエ」凄い!
浜松市福祉交流センターホールで夜、おこなわれたロシア沿海州を中心に活動するアンサンブル「プリモーリエ」のロシア歌曲・ロシア民謡を聴きにN子さんといきました。
20年以上昔に歌っていた「合唱団美樹」主催で、美樹時代には、定期演奏会ではロシア歌曲を取り上げるのが普通でした。
いまでも一番好きなのは「ロシア」、正確に言うと「ロシア わが祖国」ですね。あの「モスクワのほとりゆけば」に始まる、すてきな合唱を聴きたいというのは、かなわぬ願望でしょうか。
なおスターリン体勢も、ソ連共産党もだいきらいです。
そういうごたごた、ごちゃごちゃから脱して、なんの前提もなく、ロシアの歌を聴ける世になった、いい時代ですね。
で、今夜は、ソプラノ2人と、テナー1人、バリトン1人、そしてバヤン伴奏の男性が2人と、6人で織りなすロシアの歌。
なつかしい歌を、凄いすてきな声とすてきな伴奏でたんのうしました、というより、全身がしびれました。
なんていう声なんだろう!
そして伴奏の「バヤン」のすばらしさ。
バヤンとはつまり、どう見てもアコーディオンで、調べてみたら「、「ロシア式クロマティックアコーディオン」のこと、だそうです。
そしてロシア民謡「トロイカ」の歌詞で「高鳴れ、バイヤン」というのは、このバヤンのことだと分かりました。
うわ、何十年も歌っていたのに、なんという、無知!
でも、知ることができてうれしい。
これもネットの効用です。
で、演奏会ですが、20数曲、懐かしいロシアの歌。
赤いサラファン、仕事の歌、歩リューシカ・ポーレ、トロイカ、満州の丘に立ちて(バヤン)、百万本のバラ、青いプラトーク、黒い瞳、アムール川の波(これもバヤン)、カリンかなどなど。
悩んでいた来週のことに、回答をもらったような気がします。
月曜日から今日の夜で3回目の「4回で資本論」も見て、何かが、自分の体内で成熟してはじけました。
よーし、やるぞお!という感じ。
「元気をもらった」なんていう通俗的な感覚はいやなので、言いません。
たぶん、プリモーリエのみなさんと自分のあいだに、資本論解説者の的場さんと自分のあいだに、同じレベルでの一致点があって、同レベルだから何か電流が流れて、ぼくのなかで、何かがはじけたんだと思います。
帰りの遠鉄駅までのN子さんとの会話も、いつも自分を維持する大事な会話です。
自分と他人と。
自我と他我と。
自己決定権と他とのつながりと。
そのバランス(均衡)が大事だと思います。
あのソプラノの声、テナーの声、
いまも自分の中で鳴っています。
これも大事に、大事にして、いきたいです。
ありがとうございました。