雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 12月31日(火)の2 あと3時間半、今年はいい年でしたか?

2013年12月31日 20時25分45秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月31日(火)の2 あと3時間半、今年はいい年でしたか?

 則子さんの集金につきあって午後6時過ぎから8時過ぎまで運転手をして、最後に早出町のマックスヴァリューで買い物をして帰って来たら、もう次女は長女夫妻のアパートへ泊まるためにバイクで出かけていました。

 3人と兎1匹の大みそかになりました。

 いま則子さんが「玄米茶、飲む?」と言ってくれましたが、残念ながら、もう「飲む」態勢に入ってしまったのでした。

 さっき、あらためて、則子さんに「今年も、いろいろありがとうございました」とお礼を言いました。「なに、あらたまって」と言ってましたが、ちゃんとお礼を言うのは大事です。

 さっき車で2人で帰ってきた時も「お疲れさま」と言いました。則子さんが帰って来たら「おかえりなさい。お疲れさま」、食事をしたら「ごちそうさまでした」(もっとも、これは食事を作った人じゃなくて、食事になってくれた植物や動物に言ってるんですけど)、寝るときは「お休みなさい」。

 何かしてくれたら「ありがとう」。キスしてくれたら「ありがとう」。◎◎してくれたら、あたりまえじゃなくて「ありがと、愛してるよ」。

 則子さんだけでなく、家族にはちゃんと、お礼をいうのが家族の礼儀です。

 もちろん、肯定だけではなく、否定も大事です。イヤなことはイヤ、できないことはできないと言わないと、正常な夫婦や正常な家族は成り立ちません。

 則子さんは「智彦くんは、逃げ足早いね」と言ってますが。はい。黄泉の国でイザナミから逃げるイザナギのように、逃げるときは必死で逃げます。

 逃げるときに大事なのは「断ち切る」ことです。断ち切らないと、『幻魔大戦』で東丈に心の奥底で依存してしまう井沢郁江が「偽東丈」で歪んでいくように、自主独立が保てなくて、歪んでいきます。

 そういう話も、来年は書いていきますね。ハラスメントとゆがみ。異常がふつうになっている社会関係。

  ☆

 今年の回顧は、年賀状「初春新報」で書きますが、「ぼくたちは、いい年、世間はわるい年」でしたね。

 今年も夜中、NHKテレビ「ゆく年、くる年」で各地の除夜の鐘を聞いて、新しい年を迎えようと思います。

 あの「鐘の音」は、日本人にとって2千年前の「銅鐸」の音の記憶、平和だった時代の追想であると思います。

 何のまとまりもないブログですが、では、みなさん、来年も「雨宮智彦のブログ」を、よろしくお願いします。


戦争と平和 7 「不特定秘密法」を読む 5 「特定有害活動」と核兵器

2013年12月31日 20時11分33秒 | 戦争と平和

戦争と平和 7 「不特定秘密法」を読む 5 「特定有害活動」と核兵器

 「秘密法」には、とんでもない条文があることを発見しました。以下、引用しますので、お読みください。

 「一 特定有害活動(公になっていない情報のうちその漏えいが我が国の安全保障に支障を与えるおそれがあるものを取得するための活動、
 核兵器、軍用の化学製剤若しくは細菌製剤若しくはこれらの散布のための装置若しくはこれらを運搬することができるロケット若しくは無人航空機又はこれらの開発、製造、使用若しくは貯蔵のために用いられるおそれが特に大きいと認められる物を輸出し、又は輸入するための活動その他の活動であって、外国の利益を図る目的で行われ、かつ、我が国及び国民の安全を著しく害し、又は害するおそれのあるものをいう。別表第三号において同じ。)
 及びテロリズム(政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう。同表第四号において同じ。)
 との関係に関する事項(評価対象者の家族(配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。以下この号において同じ。)、父母、子及び兄弟姉妹並びにこれらの者以外の配偶者の父母及び子をいう。以下この号において同じ。)
 及び同居人(家族を除く。)の氏名、生年月日、国籍(過去に有していた国籍を含む。)及び住所を含む。)」

 この3行目に「核兵器」という単語を発見して、ボクはびっくりしました。「なに!核兵器??!」

 この条項を論理的に読むために、以下、法文の論理を分析してみました。

 「特定有害活動(とは)

 ① 公になっていない情報のうちその漏えいが我が国の安全保障に支障を与えるおそれがあるものを取得するための活動、

 ② A 核兵器、軍用の化学製剤若しくは細菌製剤若しくはこれらの散布のための装置若しくはこれらを運搬することができるロケット若しくは無人航空機又はこれらの開発、製造、使用若しくは貯蔵のために用いられるおそれが特に大きいと認められる物を輸出し、又は輸入するための活動その他の活動であって、

 B 外国の利益を図る目的で行われ、

 C かつ、我が国及び国民の安全を著しく害し、又は害するおそれのあるものをいう。

 別表第三号において同じ。」

 つまり、「核兵器…の開発、製造、使用若しくは貯蔵のために用いられるおそれが特に大きいと認められる物を輸出し、又は輸入するための活動その他の活動」であっても、

 「外国の利益を図る目的で行われ」るものではなく、「かつ、我が国及び国民の安全を著しく害し、又は害するおそれのあるもの」でなければ「特定有害活動」ではないことになります。

 たとえば日本保守政府が「我が国及び国民の安全を著しく害し、又は害するおそれのあるもの」と認定しなければ、たとえば核兵器の「輸入」あるいは持ち込みも、「特定有害活動」ではないと法律にかいてあることになります。

 逆に、アメリカの核兵器の日本への持ち込みについて報道することを日本政府が「我が国及び国民の安全を著しく害し、又は害するおそれのあるもの」と判断すれば、「特定有害活動」となります。

 まさか、と思うあなた。法律にはちゃんと、「核兵器…の開発、製造、使用若しくは貯蔵のために用いられるおそれが特に大きいと認められる物を輸出し、又は輸入するための活動その他の活動」と「輸出し、又は輸入するための活動その他の活動」と「その他の活動」が入っています。

 「その他の活動」でも「特定有害活動」になります。ならないとは書いてありません。


雨宮日記 12月31日(火)大みそか 今日もいい天気

2013年12月31日 17時52分15秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月31日(火)大みそか 今日もいい天気

 大みそか、おおつごもりです。1年の終わりの日。「つごもり」は毎月の終わり「太陰暦」では「月が隠れる日」です。

 おおつごもりは、月だけでなく、太陽が隠れる日です。

 そして歳神さまがやってくる日。え、明日かな?ともかく「門松」は、歳神さまが各家庭へやってくるのを迎える、「異界との交信装置」ですから、これがないと、歳神さまは家へ来れません。

 年年、家までたどりつけない「失業」年神さまが大量にあぶれていると思います。

 きょうはちょうど月齢28.5(午後9時の月齢)で、すごく細くなっていました。写真は、朝撮影した夜明けの前の東の空の月です。

  ☆

 まだ書きたい記事は残っていますが、あと今年も6時間、書けたらということで。書けなかったら、また来年、よろしくお願いします。よい年を!


雨宮日記 12月30日(月) 今年もあと1日なのに、なぜか忙しい…

2013年12月30日 20時58分06秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月30日(月) 今年もあと1日なのに、なぜか忙しい…

 ようするに、毎日、忙しいですね。その合間をぬって、自分の本来の主な「仕事」である学習をしている日々です。

 「仕事」「学習」は、今年5月末に仕事をやめてから始まりました。つまりは、古代史・社会科学・経済学・歴史学などの概念・事実を書籍や論文を読んで、パソコンファイルに打っていく作業です。

 カール・Mさんが、19世紀に、自分の汚い字でしていた作業を、現代のウインドウズ・パソコンでしようということです。もちろん、Mさんの著作も対象です。

 まだまだ、たぶんずっと続きます。

  ☆

 今日は、午前、則子さんを助手席に載せて、車でまず、早出のストアに行って、元日のお寿司を予約注文し、お寺へ行くお花を買いました。

 それから広沢の、わが家のお墓のある西来院へ行ったら、狭い駐車場が満杯でした。しかたなく、則子さんだけ降りて、お寺さんへ「お歳暮」のお金を届け、お墓参りをしました。

 帰り、父から則子さんが頼まれた「静岡銀行の記帳」を山下支店でしました。

  ☆

 午後、長女夫妻がボクの妹のところへ訪ねて、もらってきてくれた年末のお餅と野菜を届けてくれました。ありがとう。

  ☆

 則子さんは今日は夜勤なので、午後3時半頃、仕事に行きました。

 


日本古代史を考える 「関東の銅鐸」の謎

2013年12月29日 20時08分00秒 | 古代史を考える

日本古代史を考える 「関東の銅鐸」の謎

 遠州地方に多産する銅鐸の謎について書いてきましたが、今日は、きわめつけの謎について書きます。

 過去の履歴は、「雨宮智彦のブログ  銅鐸」で検索するとヒットします。

 銅鐸は近畿を中心に浜松付近まで分布する弥生時代の青銅器です。銅鐸に対立する西日本の青銅器が銅剣や銅矛です。

 ところが、正真正銘の近畿の銅鐸そのものが、千葉県の房総半島の東京湾岸で見つかったのです。

 学界の常識では東海地方の浜松付近が銅鐸分布の東端のはずです。

 もちろん、もっと東でも「小銅鐸」や「鉄鐸」は出ますし、神奈川県や栃木県でも「小銅鐸」は出ていました。

 千葉県で銅鐸?!

 ぼくが知ったのは、森浩一さん著『古代史津々浦々』小学館、1993年発行、「私のみる東国の古代文化」(原著1991年)を、読んでからでした。

 森浩一さんは、「なぜ」という解答を書いていませんが、ボクは、これは明らかだと思います。

 つまり「近畿の崩壊した銅鐸文明」の住民あるいは村が、銅鐸文化を持ったまま、近畿から千葉県房総半島に船で逃亡してそこに住み着いた、そういう解釈しかあり得ないと思います。

 なぜ銅鐸文明が崩壊したかというと、これは「神武東征」伝承にあるような西日本青銅器文明が、近畿などの銅鐸文明を滅ぼした、あるいは吸収合併したから、ではないかと考察します。

 その弥生時代の西日本青銅器文明は、「銅鏡・銅剣・玉」を「3種の神器」とする文明で「古墳時代」に直接続き、近畿の銅鐸はすべて隠されるか、粉砕されたと思います。

 ですから『古事記』にも『日本書紀』にも「銅鐸」の影さえ見えません。それは大和王権にとっての暗い「特定秘密」に指定され、それをしゃべる者はたぶん、逮捕され……。

  ☆

 いま「千葉県 銅鐸」で検索してみたら、ほとんど情報がひっかかりません。

 やりなおし。「関東 銅鐸」で検索したら、かなり引っかかりました。

 

  


雨宮日記 12月28日(土) 兄夫妻・妹夫妻・父・雨宮夫妻・長女夫妻・次女で宴会

2013年12月29日 19時55分06秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月28日(土) 兄夫妻・妹夫妻・父・雨宮夫妻・長女夫妻・次女で宴会

 名古屋から兄夫妻が毎年年末に帰郷して、一晩わが家に泊まります。今年も、雨宮家集合ということで、東区小池町のうちからすぐの料理屋で宴会にしました。

 来年は長女夫妻も1月に初子誕生、妹夫妻の娘も結婚と、めでたいことが続きます。兄夫妻は、再び世界一周の船旅(格安の)、ただし今度は南半球だそうです。

 ボクや則子さんは?則子さんは仕事、仕事だし、ボクは毎日、文献のデータ打ち込みと孫のお世話でしょうか?

  ☆

 帰って来て、兄夫妻を2階のいつもぼくらが寝ている、一番暖かい部屋に泊まってもらったので、ぼくらは一番奥の本棚に囲まれた、昔のぼくのベッドで寝ました。

 則子さん「眠れなかった。隣でもぞもぞするし、いびきが…」

 眠れないなか、則子さんは朝6時からの早番でも、みんなの朝食の支度をして出かけました。いつも、ありがとうございます。


雨宮日記 12月27日(金) ウソでした

2013年12月27日 21時12分25秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月27日(金) ウソでした

 嘘ではありません。ウソでした。

 午前9時に中央図書館が開くので、8時50分頃、家の玄関を開けて、車に乗ろうとしたら、車の右側で何か動いてます。

 鳥だ!それもノドが赤い!クチバシに庭の小さい黄色い実をくわえている!

 写真を撮れなかったので、鳥類図鑑からボクがスケッチしたヘタな絵を掲載します。アトリ科の小鳥「ウソ」だろうと思います。

  ☆

 図書館で谷川健一さんや民族学の本をかなり借りて、中央図書館には置いてない「折口信夫全集」の第1巻、第2巻を「予約」しました。

 最近になって、やっと古代史の理解のためには、「考古学+歴史学+民俗学」の研究と融合がどうしても必要だとわかったからです。まだかなり先までかかる作業ですが。

  ☆

 安倍首相の靖国神社参拝に、「同盟国」のはずのアメリカからも驚きと公式の批判の声があがっています。

 当然ですね。今の安部路線は、アメリカのような「保守」路線をはるかに越境して「右翼路線」ですから。

 ソ連で起きた1986年のチェルノブイリ原発事故から「ソ連崩壊」まで5年とかかりませんでした。

 ソ連崩壊は「ソ連共産党政治」が「炉心溶融」したのだとも言われます。

 日本で起きた福島原発事故から、もうじき3年です。日本政治・社会の決定的変動まであと何年あるでしょうか?ボクはあり得ると思いますが。

  ☆

 夜、仕事から帰ってきた次女のアイさん(張本人の豆子兎さんの飼い主)と高林の電化のコジマへ、車でヒーターを買いに行きました。予算は5000円くらい。もちろん、支出者は無収入のボクではなく、本屋さん勤務のアイさんです。

 家へ帰って、則子さんも帰って来たので、豆子兎が汚している今のカーペットの交換作業を3人でしました。

 コタツはすでに「電化製品」ではなくなって、たんなる「木枠」になっていますが、その木枠もかなり、豆子兎さんがその丈夫な歯で食い散らかして、あとわずかで崩壊しそうでした。

  


戦争と平和 6 平成天皇明仁さんと首相安部さんの発言を掲載します

2013年12月26日 22時05分55秒 | 戦争と平和

戦争と平和 6 平成天皇明仁さんと首相安部さんの発言を掲載します

 今日12月26日(木)は、昨年、安倍内閣が成立した日ですが、今日、突然、安部さんが靖国神社に参拝しました。

 それで、安部さんの公式発言と、2日前に80才の誕生日を迎えた平成天皇明仁さんの発言を比較してみました。

 平成天皇明仁さん

  「80年の道のりを振り返って、特に印象に残っている出来事という質問ですが、やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。

  私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており、その翌年の12月8日から、中国のほかに新たに米国、英国、オランダとの戦争が始まりました。終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。

  この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと、本当に痛ましい限りです。

 戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。」

 感想・評価はそれぞれがしてください。

 ただ、こういう記者会見があったことは全マスコミはきちんと報道すべきです。でなければ、国民や読者に対するコミュニケーション機関としての存在価値はありません。

 現在の実権を握っている首相安部さんの公式発表

 

 本日、靖国神社に参拝し、国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対して、哀悼の誠を捧(ささ)げるとともに、尊崇の念を表し、御霊(みたま)安らかなれとご冥福をお祈りしました。また、戦争で亡くなられ、靖国神社に合祀(ごうし)されない国内、及び諸外国の人々を慰霊する鎮霊社にも、参拝いたしました。

 御英霊に対して手を合わせながら、現在、日本が平和であることのありがたさを噛(か)みしめました。

 今の日本の平和と繁栄は、今を生きる人だけで成り立っているわけではありません。愛する妻や子どもたちの幸せを祈り、育ててくれた父や母を思いながら、戦場に倒れたたくさんの方々。その尊い犠牲の上に、私たちの平和と繁栄があります。

 今日は、そのことに改めて思いを致し、心からの敬意と感謝の念を持って、参拝いたしました。

 日本は、二度と戦争を起こしてはならない。私は、過去への痛切な反省の上に立って、そう考えています。戦争犠牲者の方々の御霊を前に、今後とも不戦の誓いを堅持していく決意を、新たにしてまいりました。

 同時に、二度と戦争の惨禍に苦しむことが無い時代をつくらなければならない。アジアの友人、世界の友人と共に、世界全体の平和の実現を考える国でありたいと、誓ってまいりました。

 日本は、戦後68年間にわたり、自由で民主的な国をつくり、ひたすらに平和の道を邁進(まいしん)してきました。今後もこの姿勢を貫くことに一点の曇りもありません。世界の平和と安定、そして繁栄のために、国際協調の下、今後その責任を果たしてまいります。

 靖国神社への参拝については、残念ながら、政治問題、外交問題化している現実があります。

 靖国参拝については、戦犯を崇拝するものだと批判する人がいますが、私が安倍政権の発足した今日この日に参拝したのは、御英霊に、政権1年の歩みと、二度と再び戦争の惨禍に人々が苦しむことの無い時代を創るとの決意を、お伝えするためです。

 中国、韓国の人々の気持ちを傷つけるつもりは、全くありません。靖国神社に参拝した歴代の首相がそうであった様に、人格を尊重し、自由と民主主義を守り、中国、韓国に対して敬意を持って友好関係を築いていきたいと願っています。

 国民の皆さんの御理解を賜りますよう、お願い申し上げます。」

 評価は、それぞれ考えてください、

 


雨宮家の物 19 やられました!兎の豆子にかじられたヒーターの電線

2013年12月26日 21時52分03秒 | 雨宮家の物

雨宮家の物 19 やられました!兎の豆子にかじられたヒーターの電線

 12月26日(木)、昼間、居間に行ったら、豆子を警戒して電気ヒーターの周りに囲った「檻 オリ」がほどけてしまっていて、コードが見事にかじられて金属線が露出していました。

 これで、被害は何回目でしょうか?

 兎のかじる力はすごいです!

 苦笑して、次女が夜、帰って来て相談して、明日、電気屋へ買いに行くことにしました。

 いま、月では、中国の月探査機が軟着陸して、月面探査車「玉兎」が月の上を動いています。中国の政治的・軍事的動きには、ボクは批判的ですが、こういう「宇宙探査」には、賛同し、性交を祈っております。がんばれ!玉兎!

 


雨宮日記 12月25日(水) 今日はクリスマスで則子さんの職場でクリスマス会

2013年12月25日 21時02分16秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月25日(水) 今日はクリスマスで則子さんの職場でクリスマス会

 今日はイエスキリストが誕生した日と決められている日です。もちろん、史実は不明です。今年は西暦、つまりイエスキリストが誕生して2013年目のはずですが、どうも違うようです。

 4世紀に聖書学者が無理矢理、キリストの誕生年と誕生日を「西暦0年12月25日」とする、と決めたが、ほんとうはよくわからない。どうも、キリストの誕生年は紀元前数年らしいというのが多数説です。

 もちろん、いつかは「わからない」というのが真実です。

 でも、今日、ケーキが食べれるんだから、あまり文句は言いませんね。

 ウイキペデイアによれば、2002年の統計で、全世界でキリスト教徒は20億人、イスラム教徒は11億人、ヒンドウー教徒は10.5億人だそうです。

 キリスト教徒20億人のうち、カトリックが10.8億人、プロテスタントが3.5億人、正教会が2.2億人、その他が3.9億人です。

 日本人はどうでしょうか?仏教徒?多神教徒?アニミズム?無神教?たぶん、そういう「分類」には入らない「その他」に入るような気がしますが、ボクも含めて。

  ☆

 12月23日に、「カラシニコフさんが死亡した」という訃報が入りました。ロシア人で、ソ連の傑作自動小銃「AK47」を開発した軍人あがりの技術者です。94才でした。

 「AK47」は、第二次世界大戦終了の2年後、1947年に完成したので「AK47」というコード・ネームがつきましたが、通常は「カラシニコフ」と呼ばれます。

 今でも使われる傑作自動小銃で、全世界で、これで殺された人数は何人になるでしょうか。

 カラシニコフさんの「斬新さ」は、「師匠」のトカレフさんの「隙間に蚊のクチバシも入らないようにしろ」という指導に反して、トカレフさんの設計ではすきま「0.1ミリ」なのを、カラシニコフさんは「0.3ミリ、つまりスカスカ」にしたのです。

 さらに、部品数を少なくして、分解してもわずか8個、そういう工夫が、戦後、現在まで使われ続ける武器になりました。

 すごく考えさせられますね。プラスなのか、マイナスなのか。

  ☆

 今、この瞬間に、則子さんが乱入してきて、「ゴミが有ったら出して」「明日早番だから、今やっとかないと」と言って、盗人のごとき早さで「ゴミ」をもって出て行きました。

 

 

 


本と映像の森 264 岡本茂樹さん著『反省させると犯罪者になります』<新潮新書>、2013年

2013年12月24日 22時53分39秒 | 本と映像の森

本と映像の森 264 岡本茂樹さん著『反省させると犯罪者になります』<新潮新書>、新潮社、2013年、220ページ、定価本体720円+消費税5%

 すごい逆説的なタイトルですけど、内容は臨床教育学の専門家である著者が、刑務所での累犯受刑者の更生支援にかかわった具体的な経験が述べられています。

 まえがきから引用すると「悪いことをした人を反省させると犯罪者になります。」もう少し詳しく引用すると、著者は「「悪いことをする」→「『すみません』と言って反省する」→「終了」というパターン」を問題にしているのです。

 「反省させる以前に、しないといけない「大切なこと」があるのです。この大切なことが欠けていると、犯罪者が生まれます」(p5)
 
 刑務所で著者は「私は彼らに反省を求めません。反省を求めない方法で個人面接や授業を進めていくうちに、彼らの多くは反省していきます。反省させようとする方法が受刑者をさらに悪くさせ、反省させない方法が本島の反省をもたらすのです。」(p6)

 以下、箇条的に内容紹介しますが、ぜひ、本を手に入れて(買うか、図書館で借りて)、全文を読んでほしい本です。

 ○「後悔」=「罪の意識」が先、反省はその後
 ○すぐに「反省の言葉」を述べる加害者は悪質
 ○反省していない加害者は、まず親や友人に「迷惑をかけた」と感じる
 ○受刑者は自分が殺めた被害者に対して否定的感情(あいつが悪い)を持っている
 ○本音を語らないかぎり、受刑者は自分の内面と向き合うことはできません」(p38~9)
 ○反省文は抑圧を生む危ない方法

 ○問題行動はその子の内面に抱える「問題」を解決するいいチャンス
 ○家庭で抑圧されている子は素直な気持ちを他人に言えません。素直な気持ちを他人に言えない子は、  他者といい人間関係を作れず、うまくいきません。
 ○子どもは喫煙を誘われて、なぜ断れないのか?「断って仲間を外されるのが怖かった」
 ○形式的な反省は、自分の内面と向き合うチャンスを奪うこと
 
 ○被害者の心情を考えさせると逆効果
 ○自分の本音、否定的感情を吐き出すことが出発点(であるべき)
 ○「加害者の視点」から始める
 ○自分の心の痛みに気づくことから真の反省が始まる
 ○受刑者は「加害者」であるが、同時に親や環境からの「被害者」でもある

 ○「今実際に学校現場で行われている生徒指導が「犯罪者」を作っている可能性もあります。」

 ○頑張る「しつけ」が犯罪者を生む
 ○「弱音をはき、人に頼る」ことができないとモノに依存し、薬やギャンブルに依存するようになる

 ○尾木ママ方式(いじめられた子の心情を考えさせる教育)ではいじめはなくらない
 ○小さい子どもが大人の振る舞いをしているのは危険だ
 ○「ありのままの親」で「ありのままの子」が育つ
 ○親や周囲から「指示・命令」を受けて来た子ほど、軽微な犯罪に走るのではないか

 ○いじめ防止教育は「いじめたくなる心理」から始める
 ○いじめられた子どもの気持ちを(最初に)考えさせると、なぜ「いじめてしまうのか」を
  考える機会を奪うのです。

 ○「強い子にしよう」「勝たなければ」というしつけ、「男らしく」、「女らしく」というしつけ
 ○逃げることも学ばないと


 ○問題行動が起きたとき、その子に「反省」させないで、その子も含めてみんなで
    なぜそんなことになったかいっしょに考えよう。その子の責任ではない
 ○子どもは、親から「迷惑をかけられたこと」を考えよう

 ○いつも使いたい言葉「ありがとう」「うれしい」
 ○「人に頼ること」を大切にする
 ○「ありのままの自分」を出せる場を作っていくことが喫緊の課題

 この本を読んで、連想した本があります。

 本と映像の森31 安冨歩・本條『ハラスメントは連鎖する』 2010年04月24日 05時41分08秒 | 本と映像の森

 この2冊をぜひ併せて読んでほしいです。


戦争と平和 5 平成天皇さんの記者会見より抜粋

2013年12月24日 20時03分48秒 | 戦争と平和

戦争と平和 5 平成天皇さんの記者会見より抜粋

  天皇さんの80才の誕生日にあたっての記者会見での発言の一部を途中省略なしで引用します。

  「80年の道のりを振り返って、特に印象に残っている出来事という質問ですが、やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。

  私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており、その翌年の12月8日から、中国のほかに新たに米国、英国、オランダとの戦争が始まりました。終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。

  この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと、本当に痛ましい限りです。

 戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。」

 感想・評価はそれぞれがしてください。

 ただ、こういう記者会見があったことは全マスコミはきちんと報道すべきです。でなければ、国民や読者に対するコミュニケーション機関としての存在価値はありません。

    ☆

 次回は「不特定秘密保護法」の続きを書きますね。

 

 


雨宮日記 12月24日(火) クリスマス・イブは掃除と来年の準備で忙しい…

2013年12月24日 19時48分08秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月24日(火) クリスマス・イブは掃除と来年の準備で忙しい…

 午前中に上島のコンビニ(ローソン)にコピーに行ったら、コピー機を使っていてすぐ終わりそうもないので、すぐ近くのコンビニ(ミニストップ)へ移動することにしました。

 ミニストップへ行ったらなんと、ここはB4まで5円でした。貧乏人には助かりますね。

 午後、則子さんと車で長女のアパートへ。いっしょに畳に敷く敷物を探して四畳半のを買いました。ついでに1階と玄関の豆子用にも。

 午後遅くは長女のTさんの検診の送り迎えでした。

 夜は、次女が買って来てくれたクリスマス・イブ・ケーキを食べました。アイさん、ごちそうさまでした。

 明日までに年賀状を出さないと元旦に届かないので、来年も、やはり「初春新報」は元旦には届きません。


本と映像の森 263 梅田阿比さん著『クジラの子らは砂上に歌う 1』秋田書店、2013年

2013年12月23日 21時20分35秒 | 本と映像の森

本と映像の森 263 梅田阿比(あび)さん著『クジラの子らは砂上に歌う 1』<ボニータ・コミックス>、秋田書店、2013年、191ページ、定価本体429円+消費税5%

 世界を覆い尽くす「砂の海」を漂白する巨大な泥舟「泥のクジラ」で暮らすチャクロの日記で辿る異世界の漂流記です。

 「泥のクジラ」の人口は513人、「念動能(サイミア)」を持つ「印(シルシ)」とよばれる短命の多数者は459人、サイミアを持たない「無印」とよばれる長命者は54人。
                                                           
 チャクロはサイミアのコントロールの才能のなさそうな「印」で、亡くなった祖父から「ハイパーグラフィア(過書の病)」と言われるほどの記録マニアで、14才、男性、泥クジラの記録係です。

 「泥クジラ」には「第1から第5までの塔、居住区、農園、貯水池、専門棟、ヒゲ広場、オオマサゴリクの林」などがあります。

 チャクロの日記」によれば物語は「砂刑暦93年7月2日、ベニヒ(印)の葬儀、享年29,教育係、供花はシシイロギク、ヒゲ広場にて砂葬」との場面から始まります。
 
 たぶんベニヒの砂葬の翌日、泥クジラから「島」が発見され、「偵察隊」が組織され、チャクロも偵察隊に加わって島へ上陸。

 チャクロは、いや泥クジラの人々は生まれて初めて、泥クジラ以外のヒトに出会う。その島にひとりだけ生き残っていた少女は「リコス」という名前で「ここはファレナか」と聞く。

 「砂刑暦93年7月8日 飛蝗現象を確認」と書いた翌日の昼間、砂海の中から突然、船が現われ、泥クジラの人々に銃で発砲し、襲い始めた。
 
 事情を知るリコスは「戦うしかない 戦うしか」と独白する。

 危機にどう対処するのか?チャクロは?リコスは?こっからがいいところなので、そこは実際に本をお読みください。


 なお年末にこの第1巻が出たばっかりなので、次巻を紹介できるのは、来年のいつ頃でしょうか。

 この「砂海世界」は宮崎駿さんの「腐海ートルメキアー土塁ー風の谷」世界に、どこか似ているように感じます。絵柄も少し似ていますし。

 本は次女のアイさんからお借りしました。アイさん、いい本をありがとうございます。

 

 


本と映像の森 262 佐藤優さん著『自壊する帝国』新潮文庫、2008年

2013年12月22日 19時17分18秒 | 本と映像の森

本と映像の森 262 佐藤優さん著『自壊する帝国』新潮文庫、新潮社、2008年(原著2006年)、603ページ、定価本体790円+消費税5%

 佐藤優さんの本として2冊目の紹介です。

 1冊目からは時間が遡りますが、佐藤さんが1985年4月1日、外務省に入ってから、1988年モスクワ大使館に勤務し、1995年、本庁(外務省)に戻るためモスクワを離れるまでの記録です。

 つまり、この間に1985年3月、ゴルバチョフ書記長就任、1988年バルト3国で独立運動始まる、1989年11月ベルリンの壁崩壊、1991年6月ロシア大統領選でエリツィン圧勝、1991年8月モスクワで共産党保守派クーデター失敗、共産党活動停止、1991年12月ソ連消滅などなどという時期です。

 この時期に「客観的観察者」の立場でモスクワにいて、バルトにも行き、自体の推移を、「ソ連幹部のだれがどう考え、どう具体的に行動したか」をリアルに叙述する本書は、ゾクゾクするほどおもしろいドキュメントです。

 佐藤さんの叙述は、佐藤さんが出会い、話をし、しばしば一緒に酒を飲みあかしたソ連人の生き生きした描写と、彼らの具体的な発言から成り立っていますから、これは生きた歴史資料としても第1級のものだと思います。

 佐藤さんが語る人々は4種類の人々から成っています。1番目は、ソ連共産党やソ連政府の幹部たち。2番目は、佐藤さんが自身が聴講生となった「モスクワ大学哲学部科学的無神論学科」(なんという命名!)で出合い親しくなった若者たち、3番目は、モスクワに赴任する前にロシア語の学習のため留学したロンドンで出合った亡命チェコ人のマストーニク氏のような「インテリジェント・マスター」、もちろん佐藤さんはモスクワで同じような知識人たちと出会い交流しますが、4番目は、言わずと知れたモスクワ大使館の上司のみなさん。

 その「インテリジェント・マスター」のマストーニクさんは佐藤さんに「ロシア人は約束は守る。ただしなかなか約束をしないけどね…ほんとうに信頼できるロシア人の友だちができれば、内側からソ連が見えてくるよ。」と言います。

 この本は、佐藤優さんがモスクワで日本大使館員の立場ではなく、人間と人間の立場でソ連人一人ひとりと交流し「内側からソ連が見えて」きた最良のドキュメントです。

 ソ連崩壊時代について無知なので、もちろん、これよりいい記録はいっぱいあると思いますが、ぼくはこんなリアルな、底の底まで描いた「崩壊文書」は初めてです。

   序章 「改革」と「自壊」

   第1章 インテリジェント・マスター

   第2章 サーシャとの出会い

   第3章 情報分析官、佐藤優の誕生

   第4章 リガへの旅

   第5章 反逆者たち

   第6章 怪僧ポローシン

   第7章 終わりの始まり

   第8章 亡国の罠

   第9章 運命の朝

   文庫版あとがきー帝国は復活する