雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 12月31日(月) 大晦日(おおみそか)、今年最後のごあいさつ

2012年12月31日 20時08分07秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月31日(月) 大晦日(おおみそか)、今年最後のごあいさつ

 2012年(平成24年)の最終日です。年賀状「初春新報 34号(銀河通信 36号)」を100枚以上、プリントしました。あて名書きは則子さんの仕事です。

 則子さんと結婚する年から「初春新報」を始めました。家族に喪中の時は、年賀状ではなくて「銀河通信」として2回出したので、今年で36回目です。まあ、よく続いたなあと、感心します。

 「軽薄短小」の時代に逆らって、情報量は多いけど、小さい文字の年賀状を「しつこく」出し続けました。これからも、雨宮夫婦が夫婦であるかぎり、出し続けたいです。いつまでかな?

 簡単にあきらめるな!小沢一郎さんと滋賀県知事の「未来」みたいな、「成田離婚」など、とんでもないです。「執念」だけが人生です。

 こりずに見にきてくださる皆さまに、深く深く感謝して、2012年の年末を閉じ、2013年の新春を開けたいと思います。

 開けますよ!ほら!光が!

 


雨宮日記 12月28日(金) 名古屋の兄夫妻と長女夫妻と会食

2012年12月29日 20時24分38秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月28日(金) 名古屋の兄夫妻と長女夫妻と会食

 毎年、年末のこの頃は、名古屋にいる兄夫妻が浜松へ戻ってきてわが家へ1泊します。兄は、名古屋で高校教師をしていて、兄嫁は某大企業Hのコンピューター関係の仕事です(よくわかりません)。

 今夜は、わが家の豆子を除いた家族と、わが家の地殻に棲んでいる長女夫妻、兄夫妻の8人で、高林の「そばの天竜」で会食をしました。

 馬込川のコハクチョウから、宮沢賢治さんのヨダカの星まで、いろいろ盛り上がりました。といっても、ぼくは明日の夜中の仕事で飲めないのですが。

 兄は演劇マニアで、来年は8本、演劇に係わると言ってました。「ヨダカの星」は、兄が構成・演出・出演です。

 夕食としては量が多すぎて、お腹がすごく張りました。

 家に帰ってから、兄が持ってきた「越の寒梅」をみんなおいしそうに飲んでました。自分の「味覚」をもっている次女のIさんは「これ、おいしくない」と言ってました。

 夜は雨。雨の中の深夜勤務でした。則子さま、ついてきてくれてありがとう。うれしかったです。


本と映像の森 237 中山七里さん著『さよならドビュッシー 前奏曲』宝島社文庫

2012年12月27日 05時44分16秒 | 雨宮日誌

本と映像の森 237 中山七里さん著『さよならドビュッシー 前奏曲』宝島社文庫

  前に紹介した中山七里さん著『さよなら ドビュッシー』の「次作」で「前編」で、短編集です。

 つまり「さよならドビュッシー」の後に書かれた作品ですが、時系列では「さよならドビュッシー」に接続するわけです。
  主人公は、なんと「さよならドビュッシー」の「おじいちゃん 香月(こうづき)玄太郎」さんで、建築会社社長で名探偵として難事件を解決していきます。語り手は「さよならドビュッシー」にも登場した介護士の綴喜(つづき)みち子さんなのも嬉しいですね。
 中山七里さんの小説は、主人公たちのまっとうな人格と残酷な現実へのリアルな批判から成り立っていて、主人公たちに共感しながら読むことができます。たんなる「名探偵小説」では、ありません。
 最初の「要介護探偵の冒険」は、新築の家で起きた密室殺人事件。
 「要介護探偵の生還」は、脳梗塞で倒れた玄太郎さんが病院でリハビリをしながら事件を解決します。
 「要介護探偵の快走」は玄太郎さんが車椅子競争と老人問題がらみの名推理で、肉体的にも精神的にも冴えを見せます。
 「要介護探偵と四つの署名」は銀行強盗の場に立ち会った玄太郎さんの若者への名説教と名推理がすごいです。
 最期の「要介護探偵最期の挨拶」は「さよならドビュッシー」の「あの日」の事件です。しかも、あの若きピアニストで名探偵の岬洋介さんが、玄太郎さんの経営するマンションに入居、青酸カリで毒殺れた被害者が音楽マニアなので玄太郎さんから相談を受け  というなんとも嬉しい展開です。まだ「本編 さよならドビュッシー」を読んでない方は、こちらを先に読んでから本編を読んでも十分楽しめます。こちらは「さよなら」の前という設定なので、ネタバレはありませんから。
 岬洋介さんが活躍する「おやすみ ラフマニノフ」も推奨。
 なお「さよならドビュッシー」は来春、映画化されるので、いったい、どんな映画になるか楽しみです。


宇宙 12月 木星(惑星ジュピター)の衛星が手持ちで撮影できました

2012年12月27日 05時29分58秒 | 人間・生命・宇宙

宇宙 12月 木星(惑星ジュピター)の衛星が手持ちで撮影できました

 2012年12月25日、一眼タイプデジカメ、キャノンパワーショットSX50HSで、手持ちで超望遠にして撮影しました。

 木星の4大衛星(ガリレオ衛星)のうち、3衛星が画像では確認できますが、ブログの画像で見えるでしょうか?

 長時間露出ができるといいのですが、不明です。昔はフィルム一眼レフにはあった「バルブ(B)シャッター」が今はないのですね。つまり、撮影者がシャッターを押すと開いて、シャッターを上げると、閉じるという、何秒でも露光できる設定です。

 


雨宮日記 12月24日(月) クリスマス・ィブのケーキは次女のIさんが準備

2012年12月26日 05時54分51秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月24日(月) クリスマス・ィブのケーキは次女のIさんが準備

 今年も、無事、年末の苦しみますィブ、あれ?違う!、クリスマス・ィブを迎えることができました。

 いつの頃からか、記憶にないのですが、次女のあい(I)さんが、ここ数年、クリスマスケーキを準備してくれています。こういう「甘い生活」は、喫茶店で則子さんが「智彦くん、甘いケーキ食べる?」と聞いても、断固、拒否するのですが、娘が聞くと、「食べるよ」となるのは不思議です。

 平成24年で24才の次女が、大きなオートバイに乗って「ケーキ、買ってくるね」と出掛けるのを見ていると、雨宮家も、もう次の世代の時代だなと、思います。

 長女のTさん夫妻や、次女のIさん、よろしくね。


本と映像の森 236 朗読CD、宮沢賢治さん『銀河鉄道の夜』岸田今日子さん

2012年12月25日 05時28分58秒 | 本と映像の森

本と映像の森 236 朗読CD、宮沢賢治さん『銀河鉄道の夜』岸田今日子さん

 いつもは城北図書館へ行って、クラシックの音楽CDの棚しか探さないのですが、少し広範囲に探索したら、日本文学の朗読のCDコーナーがありました。

 しかも、大好きな「銀河鉄道の夜」!

 岸田今日子さんの朗読です。うわあ!衝動的に借りて、すぐ聞きました。

 とてもいいです。ちゃんと、音楽入りで。

 読むのとは違って、物語を精密に聞いていくと、印象が違います。つまり、カンパネルラに恋しているジョバンニの「嫉妬の物語」のようです。

 ジョバンニは「みんなのさいわいのため」と言っているわりには、自分とカンパネルラの間を邪魔するザネリに心をたぎらせ、自分と銀河鉄道の旅に出たカンパネルラとの間を邪魔する、少女かおるこに嫉妬するのですね。

 もちろん、少年ザネリは、カンパネルラとジョバンニの仲に「嫉妬」して意地悪をしているだけなのですが、ジョバンニは、それに気づかないのでです。それにジョバンニが気がつけば、もっとおおらかにザネリに対処できて、カンパネルラの水死の悲劇につながらなかったのでは?とも思います。

 それにしても、親友(というより恋友)ジョバンニのイライラ・思いに答えられないカンパネルラが、なんだか情けないのですが、そのカンパネルラを水死させる、という作者の意図が、いまいち、わかりません。

 そうか!ジョバンニの秘かな期待に背いたカンパネルラは、水死の運命になるということかな?

 だとすると、カンパネルラを殺したのは、ジョバンニの秘かな意志でしょうか?

 「カンパネルラ殺人事件」ですか?

 ☆

 「銀河鉄道の夜」の最初と最後に出てくる、「銀河」と「牛乳」の意味が、ぼくは分かったように思います。ここには、まだ書けませんが、いつか「銀河鉄道の夜 解決編」を書きたいです。

 ☆

 残念なのは、朗読が賢治さんの最終稿によるのではなくて、第3版の、プルカネルラ博士の「実験」によることです。これでは、ジョバンニは「博士」の指導で生きていくことになってしまいます。ジョバンニの「切符」の、親友カンパネルラと別れて、どこまでも一人で行くジョバンニの「孤独さ」が薄まってしまいます。

 ジョバンニは、自立した、自由なジョバンニでなければなりません。


雨宮日記 12月23日(日) ネット接続が切れてしまい大慌て…

2012年12月24日 05時42分46秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月23日(日) ネット接続が切れてしまい大慌て…

 寝ていた午後、則子さんが「ハクチョウ、見に行く?」と起こしに来ましたが、昨日、現場に見に行って確認できなかったので「ごめん、今日はなしにして」と答えました。

 午後1時からは、則子さんは、毎週、JR浜松駅前でやっている浜岡原発廃炉署名にいきました。浜岡の現地で採取した「堅い岩盤」の実物(じっさいは簡単にわれちゃう、軟らかい岩ですが)を持っていきました。

 ぼくは夕方起きて、ネット接続したら、つながらない!大慌てで、元をたどっていったら、光ファイバーの電源が切れていました。「あれ?この電源は、どこから取っているんだっけ?」と、たどっていったら、見事に外れていました。電源のコンセントを入れ直したら、アクセスできました。

 やれやれ、ホッとしました。

  ☆

 写真は、妹夫婦の農家からもらった、とりたての新鮮な野菜を喜々として食べる豆子。


日本古代史の本 金達寿さん『日本の中の朝鮮文化 筑紫・豊』講談社学術文庫

2012年12月24日 05時15分15秒 | 雨宮日誌

日本古代史の本 金達寿さん『日本の中の朝鮮文化 筑紫・豊』講談社学術文庫、2002年、365ページ、定価1200円+消費税

 古代日本と古代朝鮮の関係を考える上で、在日朝鮮人の金達寿(きむたるす)さんが日本列島の中の古代朝鮮を探る旅を学ぶことは欠かせないと思います。

 もちろん、それぞれの、科学的な考察を経た上でです。誰であれ、無批判に受け入れてもだめだし、ムシしても、だめだと思います。

 金達寿さんや古田武彦さんの研究結果・業績に無批判にすべて賛美するのは科学ではなくて、「少数派」への信仰ですし、それが存在しないかのごとく無視するのも、業界「多数派」への無批判な信仰になってしまいます。

 前に買った本ですが、九州の古代史をきちんと学び直したいと、読み始めました。福岡県と大分県に古代朝鮮が、いかに関連しているか、批判的に読む価値のある本です。

 いちばん大事なことは、朝鮮半島も日本列島も、いろんな勢力が交錯しているので、朝鮮半島は高句麗(くれ)、新羅(しらぎ)、加羅(から、唐)あるいはあや、百済(くだら)など一色ではないし、日本列島も筑紫(の中も国がいっぱい…)、日向、薩摩、出雲、吉備、越、やまと、尾張、関東など「多元国家」ですし。

 則子さんの妹が福岡県福津市に住んでいますし、一度、北九州の古代旅行、則子さんと行きたいですね。

 

 


雨宮日記 12月22日(土) 冬至の次の日、則子さんと映画見ました

2012年12月22日 23時41分28秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月22日(土) 冬至の次の日、則子さんと映画見ました

 1年でいちばん昼間の短い日「冬至」は、昨日でした。昨夜は、則子さんが「カボチャ」を煮ました。冬至にはカボチャを食べて、ゆず湯に入るという風習があるようです。ボクは食べませんでしたけどね。何が楽しくて「カンボジア」を食べにゃいかんのですか、ということで。

 ☆

 則子さんは、午後、広島・長崎の被爆者へのお見舞いで、西遠被爆者の会の会長さんと2人で回りました。

 ☆

 夜は、映画「希望の国」を則子さんと観に行きました。帰り、遠鉄「第一通り駅」の高架下で、きれいなイベントをしていたので、写真を撮りました。

 

 


本と映像の森 235 園子温監督、映画「希望の国」浜松上映、見ました

2012年12月22日 23時16分11秒 | 本と映像の森

本と映像の森 235 園子温監督、映画「希望の国」浜松上映、見ました

 今日は12月22日、冬至の次の日ですが、映画「希望の国」の浜松上映の初日に、則子さんと見に行ってきました。「シネマイーラ」にて、12月22日から1月4日までは、午後3時50分からと、午後8時5分からの2回上映です。上映は1月11日までです。則子さんと、午後8時5分からの上映を観に行きました。

 2人で「反原発」「原発ゼロ」「脱原発」の活動をしている「夫婦で反原発」ですので、先入観があるかも知れませんが、それにしてもリアルな、鮮烈な映像に、心がすごく揺すぶられました。自分たちの市民運動の「深さ」を問われているような映画でした。

 以下、ネタバレがありますので、予感を持ちたくない人は、以下を読まずに、観てください。雨宮夫妻、全身で推薦します。

 福島第一原発事故後の、日本のある県、「長島県」という設定で、原発事故の強制避難地域の線が自分の自宅の庭を通り家は区域外となったA家と、その筋向かいで区域内に入ったB家の設定で、それぞれ老夫婦と若夫婦・若カップルの2家族4組のカップルで物語は進行します。

 牛飼いのA家の老夫婦の奥さんが認知症で、いつも「かえろうよ」「かえろうよ」と言って、だんなが「どこに帰るんだ」とつぶやくのが、とても切ないです。それが映画の通奏低音だと思います。一度壊してしまった故郷は、もう帰れないですね。

 監督は、たぶん被災地を現地ロケしたと思うのですが、「放射能廃墟」に立ち入る老夫婦と、「津波廃墟」に立ち入る若いBカップルの映像が、すごく心に響きます。

 そこに残ろうとするA夫婦の奥さんが「盆踊り」の幻聴を聞いて、雪の放射能廃墟を盆踊りを踊りながら歩いて行くシーンと、B家の若カップル(未婚)が、津波のきた廃墟をさまよっていて、幼い兄妹が「流された家にあったビートルズのCDを探しています」と2人に告げて、すぐ消えてしまうシーンです。

 カップルの女性が「一歩、二歩、三歩」と言って歩いたのに対して、幼い兄は「一歩、一歩、一歩」だよと歩いていって、消えてしまいます。

 女性は、その消えた子どもたちに「おーい!」「おーい!」とどこまでも、泣き出すほどに呼び掛けます。

 ぼくの解釈では、あの小さい兄妹は、若いカップルが創造した幻想なんだと思います。あの2人は、これから若いカップルが産むことになる子ども、兄と妹ではないか、と。

 津波で亡くなった人たちのために、新たな命を生みださないと、という若いカップルの決意が産んだ、幻想の幼い兄妹ではなかったのか、と。

 つまり「2人の子どもが欲しい」という、未婚の2人の、お互い、恥ずかしくて口には出せない欲求が、生みだした幻想ではないかと。

若いカップルの男性は、それに励まされるように、彼女に、津波の廃墟で求婚して、受け入れられます。

 あまり語りすぎると、映画の面白さをそぐので、このあたりにしておきます。

 「燃える木と花」の映像は強烈でした。

 蛇足 バックで流れているマーラーさんの『交響曲第10番』、いいですねえ。

 みなさん、ぜひ、観てください。

 


雨宮日記 12月21日(金) 「マヤ暦」が「予言」する「人類最後の日」でした

2012年12月22日 05時43分13秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月21日(金) 「マヤ暦」が「予言」する「人類最後の日」でした

 今日は、中米の古代文明のマヤの暦が、今日で「終わる」ので、今日は「人類最後の日」だという、世界中で大騒ぎだったようです。ボクは、Yahoo!のニュースで見るまで、「今日がその日だ」というのを忘れていました。

 あちこちで、「買い占め」も起きているようです。

 ロシアのプーチン大統領は「(太陽が輝く寿命を迎える)45億年後に全てが終わる」と発言して、メドベージェフ首相も「私は世の終わりを信じない。今年は必ず終わるけど」と、まっとうな発言をしたようです。

 「マヤ暦」の1循環で地球が終わるなら、今の「太陽暦」で1年が終わる12月31日の深夜0時には、毎年、地球が終わっていないと、いけません。

 


浜岡原発ニュース 12月20日 中電が防波壁を18mから22mにかさ上げ

2012年12月22日 05時27分54秒 | 浜岡原発ニュース

浜岡原発ニュース 12月20日 中電が防波壁を18mから22mにかさ上げ

 中部電力は、浜岡原発の前面に建設している海抜(T.P.)18mの防波壁を、12月20日、4m高くして海抜22mとすると発表しました。

 これは「内閣府モデルによる津浪」で中電が計算した防波壁前面で「T.P.14.7m~20.7m」に対応するためとしています。

 ①

 しかし、津浪学の常識で、津浪は「波」でなく、膨大な質量をもって移動する「海水の塊り」です。津浪が垂直の防波堤にぶつかると、津浪の「高さ」は、5割増しの1.5倍になります。つまり、15mの津浪は22.5mに、20mの津浪は30mになります。

 とても「海抜22m」の防波堤では対応できません。

 ②

 さらに、この防波壁の前面には、高さ10m程度の砂丘が実際にあります。この砂丘を、津波は駆け上って、20mの高さの津波なら、それに砂丘の高さ10mを足して、海面から30mの津波になります。

 そして防波壁にぶつかれば、波の高さは1.5倍になりますから、海面からの高さは40mくらいになりますね。

 何か、論理に破綻があれば、ご指摘ください。


雨宮日記 12月20日(木) 雨宮ブログに原発・放射能の記事が少ないですね…

2012年12月21日 05時27分41秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月20日(木) 雨宮ブログに原発・放射能の記事が少ないですね…

 総選挙の結果から、自公連立政権が誕生するようです。電力会社や、地元原発推進派(利潤のおこぼれで食っている人たちなどなど)は「再稼働の期待」で生き生きしてきたようですが、そうなりますかどうか。

 ① 原発の立地自治体は賛成でも、なんの利益もなく、事故被害だけを受ける数十キロ(あるいはそれ以遠)の周辺自治体の反対を抑えきってはいない

 ② 敦賀原発や東通原発で科学者たちが一致して確認したような「活断層」が、これから他の原発でも問題になっていくことをクリアーしていない。それは浜岡原発でも同じです。

 ③ 原発を止めることが、本来の「日本を取り戻す」ことだと、ボクは思います。そういう意味で自民党のスローガンの言葉自体には賛成です。ただし、自民党の「取り戻す」というのは、「自分たち支配者が、日本と国民を自由勝手に支配して、自由にする」という意味ですから、反対します。

 ☆

 午後、則子さんと2人で車で、下石田の妹夫妻の家へ、毎年末の行事で「ミカン」箱と、いわさきちひろカレンダーを届けに行きました。ミカン箱は、則子さんのタンポポ保育園時代の同僚の嫁ぎさきがミカン農家で、それ以来、毎年、ミカン箱を買っています。

 妹が右足を引きずっているので聞いたら、12月始めに、車の運転中にぶつけられたと聞いて、びっくり。まだ直らないのだそうです。

 帰り、畑から取り立ての野菜をたっぷりもらいました。家に着いて、玄関に、もらった野菜を置いたら、すぐ、兎の豆子さんが飛んで来て、取り立ての野菜の葉っぱを脇目もふらず、食べ始めました。

 動物は、言葉でごまかされ、だまされる人間と違って、おいしいものは匂いでわかるんでしょうか。

 ☆

 下石田から家へ帰る途中、則子さんが「智彦くん、履いている靴が破れてるから、新しい靴、買ってあげる」と言うので、市野町の靴屋へ寄ったら、2000円以下の靴がない!、高い!。

 もっとも「安物買いの銭失い」で、安い靴はそれなりに履ける期間が短いのかも、知れませんが。

 則子さんに「カーマで安い靴でいいから」と言って、カーマへ行ったら、ありました。1000円の靴を違うのを2足選んで、則子さんに買ってもらいました。ありがとうございます。

 

 

 


雨宮日記 12月19日(水) 長女が頼んであった年賀ハガキを持って…

2012年12月20日 05時56分19秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 12月19日(水) 長女が頼んであった年賀ハガキを持って…

 今日は異常に寒いです。

 夜、長女のTさんが、Tさんの友達が扱っている年賀ハガキ(150枚)を持って、実家のわが家に寄ってくれたので、Tさんと則子さんとボクの3人で、いろいろ話しました。

 TさんはTくんと昨年、結婚して十軒町のわが家の近くの東区中田町のアパートに二人で住んでいて、新婚生活を満喫しています(たぶん。ぼくと則子さんは、2人だけのくらしはなかったので、ある意味、うらやましいですねえ)。

 話題は、年末年始どうする?という話で、ボクの兄(名古屋に永住して、毎年年末にわが家に寄る)夫妻が年末に来た時に、T夫妻もいっしょに飲もうかと、いう話。

 それと、元旦の1日に、「初生」(則子さんの実家)へ一緒に行こうか、という話をしました。

 総選挙の結果の話や、兎の豆子の話で盛り上がりました。


日本古代史の本 武澤秀一さん著『法隆寺の謎を解く』ちくま新書、2006年

2012年12月20日 05時26分00秒 | 古代史の本

日本古代史の本 武澤(たけざわ)秀一さん著『法隆寺の謎を解く』ちくま新書、2006年、新書版、280ページ、定価820円+消費税

 この本の冒頭に書かれているように、法隆寺といえば「柿食えば 金が鳴るなり 法隆寺」(正岡子規さん作)で、これが「柿食えば 金が鳴るなり 鴨江寺」でもダメですし、「柿食えば 金が鳴るなり 飛鳥寺」でもダメですね。

 法隆寺について「日本古代史の本」で、これまで、以下2つを書きました。3つめの紹介です。

 日本古代史の本 雑誌『サライ 2013年1月号』「法隆寺」特集 2012年12月14日 05時12分41秒 | 雨宮日誌

 日本古代史の本 谷沢永一『聖徳太子はいなかった』新潮新書、2004年 2012年12月15日 05時16分04秒 | 日本と世界の古代史

 著者の武澤さんは工学博士で一級建築士なので、法隆寺の謎を、科学的に、歴史的に、論理的にしつこく追求しています。こういう本は、大好きです。おすすめです。

 暗記物ではなく、一級の推理小説のような、推理物です。

 ー法隆寺は「全焼」したのか?

 ー法隆寺が全焼したなら「本尊」は焼けたのか?

 ーなぜ「本尊」が2つもあるのか?

 ーなぜ現在の法隆寺は左右対称でないのか?

 ーなぜ門の真ん中に柱が立っているのか?

 ー法隆寺の柱のエンタシスはギリシャ起源か?

 ー法隆寺と同じように塔と金堂が横に並ぶ百済大寺との関係は?

 ー同じ聖徳太子が作ったという四天王寺のタテ配置との違いはなぜ?

 ー法隆寺は「怨霊」の寺なのか?

 武澤さんは、法隆寺を追求するなかで、日本文化の原点、東西と南北、そして柱を巡る文化、時計回りと反時計回りなどを浮かび上がらせています。

 武澤さんなどのこういう古代文化・古代民俗の追求を、ぼくも考えて、このブログで、これから紹介していきたいと思います。

   ☆

 写真は法隆寺とは無関係ですが、ある日の雨宮家の夕食です。日本文化の模範のような、何でもありの、混合物です。あー、則子さんに作ってもらっていて、評論していてはいけませんね。ごめんなさい。ぼく、一生懸命、食べましたから、許してください。おいしかったです。

 歴史科学の本も、自然科学の本も、良質の本は、良質の推理小説のように謎解きがおもしろくて、おいしいですね。おいしい日本古代史の本、おいしい古代遺跡、おいしい古墳、おいしい遺物を紹介していきたいと思います。