新・本と映像の森 8 魚豊『チ。 ー 地球の運動について ー 1&2』小学館、2020年~2021年
マンガです。15世紀、ヨーロッパのどこかP王国。
主人公は地動説だと思う。第1巻と第2巻だけ読んだが、1巻ごとに主人公は替わっていくみたいです。
『しんぶん赤旗』の読書欄に珍しくこのマンガが出ていたので買ってみたら、大正解でした。
すごくおもしろく、そしてすごく陰惨でした。たぶんキリスト教の人は忘れている、もしくは忘れたがっている。
とにかくC教が異端者は火あぶりの拷問で殺してしまう。むかしは科学と宗教の血みどろの闘争があったんだよね。
科学か信仰かよりも、直感と愛、感情も重視しているみたいだから、おもしろい。
8巻まで出ているみたいで、9巻で最終巻みたいだから、どうなるか3巻以降を読んで、結末を見てから、もう1度書きます。
第1巻の少年ラファウくんと、第2巻以後も出てくる感じの異端審問官ノヴァクさんは興味深い。