雨宮日記 4月4日(月) 雨は止んで暖かく
「しんぶん赤旗」に友寄英隆さんの『「人新世」と唯物史観』2000円、の広告が出た。すぐファックスで注文した。
最近、本の泉社は、いい本を発行してがんばっている。
広告に表記された「危機意識」は正しいか?ボクは正しいと思う。「危機」とは「資本主義」から「社会主義」へ移行しようとする危機で、危機だからこそ、逆方向にプーチンや習近平や安倍晋三のような人格もたくさん出てくるのだと思う。
危機の自動的解決はない。正面から危機の解決のための「青写真」を論義しなければならないと思う。
竹風車が回ってる浜北の句会の風に
ジャズは自由というけどショパンの方が自由だ
冷えた右手がうづく寒のぶりかえし
「しんぶん赤旗」に友寄英隆さんの『「人新世」と唯物史観』2000円、の広告が出た。すぐファックスで注文した。
最近、本の泉社は、いい本を発行してがんばっている。
広告に表記された「危機意識」は正しいか?ボクは正しいと思う。「危機」とは「資本主義」から「社会主義」へ移行しようとする危機で、危機だからこそ、逆方向にプーチンや習近平や安倍晋三のような人格もたくさん出てくるのだと思う。
危機の自動的解決はない。正面から危機の解決のための「青写真」を論義しなければならないと思う。
竹風車が回ってる浜北の句会の風に
ジャズは自由というけどショパンの方が自由だ
冷えた右手がうづく寒のぶりかえし
次回は5月15日に行われます。一度学習会で学んでいたこともあって、少し冷静にお話が聞けました。
以下の内容の動画(ユーユーブ)でしたが、石川先生の講義が聞けて、良かったです。
『新版 資本論を学ぶ①』第1篇前半 第1・2章|講師:石川康宏先生|
たしかに違っているというような論文を書かれていました。マルクスの哲学思想をもう少し深めたいと思っています。
エンゲルスの矛盾をもう少し重層的複合的にすれば、マルクスの矛盾とそれほど違いはないのではないかと思いました。
*引用ページ (P82~84)
拙著(『マルクスの哲学思想』=引用者)で、マルクスの『資本論』における矛盾を、「重層的で複合的な把握」と表現したのは、エンゲルス『空想から科学へ』(寺沢恒信訳、国民文庫。引用では頁のみ記す)における資本主義の矛盾のとらえ方との違いを明瞭にするためでもあった。
本の泉社刊『マルクスと個人の尊重』牧野広義著です。
以下は目次の一部ですが、たいへん魅力的な著作です。
第3章「資本論」と変革の哲学
1 資本主義社会の法則の解明・・・44
2 「産みの苦しみ」を短くし、やわらげる・・・46
3 「資本論」と労働者階級・・・48
4 マルクスの唯物論と弁証法・・・48
5 資本主義社会の肯定的理解と否定的理解・・・51
6 資本主義社会の矛盾・・・52
7 資本主義社会の変革の必然性・・・54
8将来社会の展望――個人の自由な発達を根本原理とする社会・・・57
むすびにかえて・・・60
<生産力と生産関係の矛盾と、資本主義の根本矛盾> P242~243
ところで、エンゲルスは、『反デューリング論』や『空想から科学への社会主義の発展』において、「資本主義の根本矛盾」として「社会的生産と資本主義的取得の矛盾」を主張した。そしてこの根本矛盾は、「プロレタリアートとブルジョアジーとの対立」となって明るみに出、また「個々の工場のなかでの生産の組織と社会全体のなかでの生産の無政府状態とのあいだの対立」として現れ、そして「これら二つの現象形態」から、「資本の蓄積に対応する貧困の蓄積」を必然的なものにし、また「恐慌において社会的生産と資本主義的取得との矛盾が暴力的に爆発する」とされる。
ここで、エンゲルスのいう「社会的生産」は、『資本論』のいう「資本の生産力」をつくりあげている労働の社会的結合である。
そして「資本主義的取得」とは資本主義的な所有関係のもとで、労働の成果が資本家によって取得される生産関係を言う。
したがって、社会的生産と資本主義的取得との矛盾は、資本主義的生産様式における生産力と生産関係との矛盾を、より具体的に表現するものといえるであろう。
そして、今日では、「社会的生産と資本主義的取得の矛盾」の現象形態として、さらに自然環境破壊をつけ加えなければならない。
今回、このブログで友寄英隆さんの出版を知りました。以前、学習会の「おすすめ」で購入した「『資本論』を読むための年表 世界と日本の資本主義発達史(学習の友社)」がとても気に入っていましたので、買って損はないと思い、さっそく注文しました。