雨宮日記 9月28日(日)の1 自然史と古代史と現代史と未来史
昨日か数日前、西村さんという方が「太陽の塔」じゃない、それは岡本太郎だ、「太陽の党」の継承宣言をして、副代表かな、に、例の「元自衛隊右翼」の田母神さんを迎えると宣言しました。
安部首相とあまり違いはなさそうなので、安部さんを右から援護射撃をするというところでしょうか。
昨日の、御岳噴火を見て、自然のエネルギーのすごさを目の当たりにしました。田母神さんは、どうも、自然や社会や、古代史や現代史や未来史に、深い尊敬はしていないように思います。過去の、田母神さんたちが選んだ狭い「伝統」はとりあげても。
原始共産制や古代社会や封建社会や資本主義社会やいろんな哲学や思想、ぼくたちが継承し発展させるべきいろんな伝統があるということは認めるのでしょうか?
ぼくは「古事記」や「日本書紀」など古代日本の文献は尊重し、学校でも「日本神話」を正しく教えるべきと言う立場ですが、もちろん、それは「天皇制の正当性」とはまったく関係ありません。逆に、日本天皇家が、日本列島の正統の、本来の王者では無いことを証しています。
そして、歴史学は、いま世界を覆っている「軍事力によるテロとの対決」やイスラム国など「武力行使と単純対決する軍事テロ」が、人類史上時代後れであり、それに固執すれば、人類が停滞し滅亡するかどうかの瞬間に来ていることを教えてくれると思います。
原発や核兵器も、軍事力やテロのように、時代後れの、人類を滅亡させる文化だと思います。人類は、滅亡したくなければ、核兵器や原発を滅亡させなければなりません。そういうことをみんなで話しあいたいです。
「イスラム国」のような暴力国家を、ソ連のアフガン侵略・アメリカのイラク侵略・アフガン攻撃・イスラエルの攻撃などが作り出したとすれば、わたしたちのすべきことは、平和の文化・伝統、暴力・支配・収奪・搾取・差別を暴力的にではなく平和的に対話で創造することです。
むずかしいことですが、それをやりとげなければ、ぼくたちは滅びます。
滅びたくないので、何をなすべきか、みんなで思考しましょう。