雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

今更の話で、、

2018-08-25 01:34:58 | 面白い...映画/音楽
室戸徒然」の記事が1ヶ月近くの長編になってしまったので、
今回はかなりの時期遅れ記事!?となってしまうのですが。
そこは何卒のお許しを頂きつつ。
映画のお話しっすの。
ええ。ええ。(*´ω`*)

時折あることなのですが。
周囲からの評判がやたらと良いマイナー系の映画作品で、
しかし、そんな良い評判に比べると、
目にする様々な宣材物や予告編やポスターやネット画像などが、
なんだかちょっと期待を抱きにくい仕上がりになっていたりして。

「ホントに?そんなに面白いのかな......」

みたいな。
ただ、大抵の場合、
イザ見てみると周囲の評判通りに素晴らしい作品だったりもして。
そして、時折、
その素晴らしさが自分の良いと思えるハードル高の遥か上を
行ってしまうような作品に出会うというようなこともあったりもして。
でも、そんな驚きこそが単館上映モノの醍醐味だったりもして。


そして、
そんな作品達の宣材物やアートワークなどの質感が
とかく低めの空気感を纏ってしまうのは、
恐らくは予算が低いという部分も強く関係しているハズで。
俳優さんにしても地味めで無名的な人となってしまったり。
アートディレクターさんやデザイナーさんにしても
制作メンバー自身や身近な仲間達で
色々なものを仕上げていたりする形になったりもして。
また、そういった制約の中では、
仕上がりには自然と手作り感などが
浮き出てしまったりするのだとも思います。

それで、
そんなコトゴトの反作用的なチカラもあったりするので、
作品が良かった時にはドドーン!
とクチコミやソーシャルが大展開されたりもするわけで。



「カメラを止めるな!」
上田慎一郎監督作品。
もはや様々なメディアで取り上げられているとも聞いていますし、
挙句に、とうとう

「盗作か!?」

なんて訴えが出てきちゃったりもしているようでして。
有名税的に。
でも、どちらにしても個人的にはとても拍手!
な作品だったりします。
インパクトという意味では、
日本映画の中ではここ数年で1番だったかもしれませぬ。
もしかしたら、
ソレは同じエンターテイメント世界の片隅にポツリ......
と佇んでいる人間特有の感慨なのかもしれませんが。
少なくともアチキに関しては見終わった後、
ちょっと席を立つことができず。

「こんな映画とか作品とか、本当は俺達でも作れるんだよな......
なぜ?自分は、自分達は、ソレが出来なかったのか。
出来ないのか」

そんな自責の念と自分の無能さに打ちひしがれた......
というのが本当のところだったでしょうか。
帰ってからは沢山の人達と色んな話をしましたし、勿論、
それはチームの映像ディレクターさんや
マネージャーさん達ともしたことで。
作品の制作予算は300万程度だとも聞いていますし、
それは見ていてもわかります。
同業者としたらバジェットは見れば大体掴めるものですし。

しかし、
通常の全国公開モノの作品単価である◯億円から数千万円の映画を
簡単に超えていくアイデアがあって。
動員数や売上もしかり。
決して「質」は高くないのですが、
作っている人達の情熱や思いも合わせて、

「俺、こういうもの、、
いったい何年?忘れてるのだろうか、、、」

と、自分が恥ずかしくなる感じで。
勿論、つまらないプライドもありますので、
その心的なせめぎ合いなどもあったり。
でも、まぁ、パクリ疑惑があろうがなかろうが、
「モノ作りにおける初期衝動的エナジー」
を生み出した傑作であることは間違いないわけでして。
こんな作品を作り続けられるかどうか?
そここそがまたタフなことであるとも思われ。
しかし、恐らくは、
この作品の情報や上映館は今後も世に増えていく一方だとも思います。



で、と......チト悔しいんす(ㆀ˘・з・˘)



ちなみに、同じ様な道を辿って、
同じ様な感慨を持たされた海外の映画作品となると、
ここ数年の中ではコレでしょうか。
「ベイビー・ドライバー(BABY DRIVER)」
エドガー・ライト(Edgar Wright)監督。



これも劇場で観たのはもう一年ぐらい前となるでしょうか。
今更ですが、
今やレンタルDVDなどもしっかりと出ているようで。
とにかくこの映画はスタートからウルサイ!んす。
音楽が。ギャンギャンと。
音楽好きでも、きっと、うるさい!んす。

「とめろよ!もう!いいから!」

的な。
でも15分も見ていくと、それが確信的、
かつ意味深なものであることを感じさせられていき。
しまいには、
その音楽のうるささや大きさが無いと成り立たないフィルム世界に
ドップリコ......と入り込まされて。
まるでPVの如く音楽に色んな感情を揺さぶられ。
いや、もう、そんなフィルムワークや脚本が見事!で。
役者さん達も派手さは無いけど、いぶし銀的で。
皆、役にハマってもいて。
アクション映画的なシンプルな物語も
ナカナカに磨き上げられていて素晴らしく。
この作品も

「宣伝とかアートワークとか、
もう少しなんとかなるのになぁ、、、
でも傑作だなぁ、、」

「本当は日本でも作れるんだよなー、、、
くやしーなー、、」

などと強く思わせられた、個人的には忘れ得ぬ一本。
なんでしょーか。ほんと。
仕事は慣れちゃいけません、っす。
不平不満は数々あれど!?自分の今いる環境がいかに恵まれているか。
ここに至るまでソレ相応の努力もしてきたと自己満足的には思うけど、でも、
慣れちゃいけないのでちゅ。
今更の話で、おハズカチイのですが。改めて。

とても叶わない大きな壁があったり、
敵的なモノが表れたり、
理不尽極まりない出来事に巻き込まれて立ち往生しても、
やっぱり、どこかに突破口はあって。
僕らの様な世の正道からは外れた道を!?歩いてきた人達は、皆、
たとえ八方塞がりでも9個目の出口をいつも探して生きてきたわけで。
その情熱や衝動や狂気みたいなものが、
なんだか、色んな理由にまみれる中で
自己弁護的に消えていたりもしていて。

いかんです。

それはいかんです。

僕らはちゃんと子供でないといけません。

やっぱり、

僕らはバカで無いといけません。

そして、

ただの馬鹿であってはいけないのです。

いつか言われた、敬愛する先輩のそんな言葉が、

また最近、アタマをグルグルと回っているのです。









「オーシャンズ 8(Ocean's Eight)」
「ミッション インポッシブル フォールアウト
(Mission: Impossible – Fallout)」
「ジュラシック・ワールド 炎の王国(Jurassic World)」
「ハン・ソロ(Solo: A Star Wars Story)」とか。
この辺の大作達も期待通りの感じで面白かったです。(^^)
大好きな女優、安藤サクラさんの出ている「万引き家族」もナカナカ。



特に「ジュラシック」は最新の音響システム
「ドルビー・アトモス(Dolby Atmos)」
の仕様がかなり斬新。
天井からも!
恐竜とかヘリの音が降って来ちゃう!
のです。
対応出来るシステムを持つ映画館もまだほんの少ししかなく。
僕も我が町の映画館では見れなくて。
日比谷の東宝シネマまで出かけていって見たのですが......
いやはや、少し前のIMAXと同様に、
ドルビーアトモスもこれから世界に広がって行くような
気配が無きにしもあらず......
アメリカやカナダなどでは
既に家庭用のアトモス・システムも大々的に売られていて。
家電店でもとても大きなスペースが割かれていました。
写っている帽子ヤローわ、
そんなシステムに興味津々のウチの映像ディレクターさんでして。





マニア系!?では、
この「いぬむこいり」という少々危険な作品が、
なんと上映時間245分!なんていう大作で......
見に行ってみたら二部構成。
途中10分のトイレ休憩を入れるという映画としては壮絶な!?
上映形態。





主演の有森也実さんと片島一貴監督、
元WyolicaのAzumiさんのサインも頂けたのでやんすけどね。
ええ。ええ。
KORIWA BANNINMUKE DEWA NASASOSSU......(*´-ω-`)umum......


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2 コメント

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匿名希望さんへ。 (amenouzmet)
2018-08-26 23:08:01
お口に合わなかったら申し訳ありません...m(_ _)mでわ失礼
返信する
Unknown (匿名希望)
2018-08-26 21:11:47
はじめまして。『ベイビー・ドライバー』が気になります。DVD屋さんで探してみます<m(__)m>では失礼
返信する

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